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3ヶ月前の自分へ。日本を縦断するって、どうやら普通のことだったみたい。

「日本縦断」

大学時代から憧れを持ちつつ、いつかできたらいいなと思っていた一大イベント。原チャで福岡から大阪までなら行ったこともある。でも、日本全部を巡るなんて。

旅中に「どうして日本縦断しようと思ったの?」と聞かれることはよくある。
・いつかしてみたかったから
・原チャリに乗りたかったから
・会いたい人、行ってみたい場所が全国に増えたからetc.

どれも本当だけど、そのすべてを足しても言い表すことができないモヤモヤ。旅の中で気づいたのだけど、それが純粋な「やりたい」ってことらしい。だから、日本縦断は自分の中で特別なものになっていました。

鹿児島県甑島の風景

さて、旅を始めて3ヶ月の今、感じるところを残しておこうと思います。

ー2022.9 追記ー
公開が遅れて、旅を始めてから4ヶ月が経ちますが、
3ヶ月前の原稿のまま公開します。笑

欲求以上、熱望未満だった日本縦断

3ヶ月前、旅に出る前の自分にとって、日本縦断は未知なるもの。やりたいとは思っていたけど、とはいえ、熱望するほどでもないというのが正直なところ。

そんな気持ちではあったけど、平塚で暮らしを共にする(といっても、シェアハウスではない。)友人たちが、それぞれやりたいことに向けて決断をする姿を目にすると、やりたいことをやり残さないための人生にしよう、自然とそう思うようになりました。

旅から2ヶ月半後、平塚に戻った時にスイカ割りをした

(noteを見返すと、日本縦断をしたいということは1年前には思っていたらしい。)

でも、「出来っこない」という気持ちは新しい挑戦にはつきものだし、頭に浮かぶのはたくさんの言い訳。

「仕事どうする?」「お金なくなるよな」「色んな人と出会いたいけど、どうやって出会えばいいのかワカンナイ」「平塚の暮らしを手放すなんてもったいない」うんぬん。

とにもかくにも当時の自分にとって、ハードルが高いことだったのは、たしかでした。

行くまでにしたこと、は割愛して。

長くなるので、行くまでにしたことは別でまとめることにして、旅に出てからのことに入ります。

旅に出て3日。
自分にはユニークかつキャッチーなサバイバル旅のスタイルは向いてないとさっそく痛感したことは過去にnoteに書きました。

たった3日でやめたくなるほどにはしんどくて。それからというもの。旅のスタイルは変わりました。

トラブルを避けるために、宿は事前に取っておく。
無理に自分で開拓するのではなく、現地の方のオススメを巡る。
体調を優先、1日ゲストハウスで仕事しながら休む日があっても良い。

ハプニングが起きない平穏な旅。それは日常の延長でありながらも、旅する前に自分が望んでいたような出会いを生み出し、人生に活きるチャレンジに繋がりました。

人生初めてのポートレイト撮影。KAORIさんありがとうございました

初めてのライター業、写真撮影のお仕事、ポートレイト撮影。今はZINEの制作にも水面化で取り組んでいます。他にもパラグライダーの体験をさせてもらったり、同世代との混浴という夢のような時間も過ごしました。笑

出会いがとにもかくにもおもしろい

この旅を始めてから1番大きい収穫は、旅を通じての出会い。旅をしていなかったら出会えなかった人と出会えた、と言葉にするのはとても簡単なのですが。

島の風景を守り継ぐ活動を精力的に行う甑島の賢太さん
まちづくり文脈で活躍してきた中川さん
海外で日本の伝統産業の販路開拓も行った小林さん

この他にも、本当にいろんな方と出会うことができました。それはかけがえのない時間。刺激的で楽しくて、温かい時間が流れていました。

仮に旅じゃないときに出会っていたら、自分がまともに話せると思っていないような方々と繋がって、臆することなく話すことができました。これが貴重な財産として積み重なっています。

それは旅をしていることでハイになっているからかもしれないし、やりたいことをしている自信から来るものかもしれない。はたまた、相手の方からせっかく旅してるんだからと気を遣ってもらってるかもしれません。

でも、それはなんだってよくて、自分が感じたことだけがすべて。かつて嫌いだった、謙る自分は影を潜めて、ひとりの人間として色んな人と向き合うことができました。

その様子は「#ひぐの出会い旅」として、TABIPPOのメディアで公開されています。

3ヶ月前の自分なら萎縮してしまうような時間を、今は当たり前のように過ごしている。日本縦断という特別なものは、自分の人生に「普通」なものとして存在している。

自分であることを信じられる時間

このように立ち止まって考えてみると、実は3ヶ月前には不安に思ったことは解消されて、やりたいことも自然と叶ってきています。

やりたいことを先延ばしにせず、やってみる。案外あっさりできるんだ、となることもあれば、そうじゃないこともあるかもしれません。

でも、やってみることで、ものすごくハードルが高いと思ったものは、身近で手に取れるようなサイズ感のものになっていきます。

何よりやりたいことに素直に取り組めた自分を信じられる。俗にいう「自信」というものが生まれるように思いました。

これからの不安と目指すこと

こないだ高校の友人の結婚式に参列しました。曲がりなりにも、福岡では名の知れた進学校を卒業しているので、周りはロケットつくってたり、薬の研究開発してたり、大手企業に勤める友人がたくさんいます。

人と比べる必要はないと思いつつ、生きる上でお金の面は気になるところ。きっと参列者の中で1番収入は少ないだろうし、そのことは今のコンプレックス?不安?になっているのが正直なところ。

自分だけの生活であれば、毎日パンと米でお腹を膨らませるのは良いんだけど、将来パートナーができてまでそれはさすがに。。。

大分県で田植えにも参加してきた初夏

やりたいことをやってるんだから、贅沢言うなというのも一理ありますが、もっと稼ごう。健全に。これが直近は目指したいこと。

やりたいことをやる、ただその繰り返しだから、きっとできるはず。しっかり頭を使って、駆動していこうと思います。

そのために今できること

まずは何をしてお金を生み出していくのか。それを考えていこうと思っています。30歳のときには月収50万円、32歳で年収1,000万を目標に。

40歳では1億円の資産をつくって、生涯の生活費に安心できる状態。これがあんまり考えずに出した目標地点。

↑をあらためて再検討する必要はありつつも、今は自分が良い状態で価値づくりができることを探っていこうと思います。

正直お金のことってあまり直視せずに、のらりくらりとかわしてきたけど、なんだかんだで大事な要素なので、向き合う準備がてらnoteにも残しておくに至りました。

【やりたいこと】
・インタビュー作成
・Webサイトやロゴ制作ディレクション(特に聴くこと)
・ZINE / ブランドブック制作
・写真撮影

「思い」を聴いた上で、表現に昇華させていく、いわば編集的なお仕事をしていきたい。したいだけじゃ難しいので、まずは写真に関するポートフォリオサイトを作成してみました。ぜひご覧ください。

日本縦断は人生の一部でしかない

乱雑に書き連ねてきましたが、結局やりたいことをやるもやらぬも、人生の同じ時間が過ぎ去っていくだけ。そして、自分にとってやりたいことをやったからって、それが誰かにとって特別なことってわけじゃない。

誰かにとっての普通だとしても、自分にとって特別な思いを持てるものなら、やった方が心に残るだろうし、大きな財産になると思います。

かといって、自分にとって「特別」だったことでも、ひとたび始めるとやがて普通になっていく。今、日本縦断が特別なものじゃなく、人生の一部になったように。

もっと、わがままに生きてみよう

思っているより、そのわがままは特別じゃない。過剰な思い込みを脱ぎ捨てて、まずは小さな一歩を踏み出そう。

その積み重ねが道になる。その道こそが、自分らしさになっていく。

まだまだ続く道のりですが、原チャリをコツコツ走らせて、人生を豊かに彩っていこうと思います。


お読み頂きありがとうございます!まだまだ伸び代なので、ぜひフィードバックなども嬉しいです!