こじれた店主の愛したスマートフォン

歩きスマホタヒ(し)ね! 貼り紙を貼った店がある。多分日雑などを扱う古くからある小売店だ。(のように見える)

大阪の市内から少し南東の町の商店街。その商店街は普段使わないからどのようか感じかは知らない。ただいつも商店街を横断するだけであり、その貼り紙の横を通り過ぎるだけだ。横断する商店街の十字路の角にその店はあって、いつも主人と思われる推定60くらいの男性が本か何かを見ながら、店頭の椅子に腰かけている。

そのルートをいつも車で通る。車内からだと、しかも商店街を行き来する歩行者、自転車などを、左右確認しながらなので、なかなか丹念に確認できないがどうやら、その貼り紙には、バカ、アホ、などの罵声も殴り書きしてある。(薄い字ボールペンくらいの線の細さ)
それが気になって気になって仕方ないのであるが、通り過ぎる人は当たり前のように通りすぎる。そこに住む人たちにとってはただの風景であり、日常であるのかもしれない。よそ者にすればかなりシュールである。

さぁ一体どうしたものか。何がそうさせるのか。店を構えておきながら、店頭の貼り紙には、クレイジーな罵声の文字。歩きスマホはもちろん、もちろんのこと良くないのは分かる、危険である。ただ少し異常である。考えうる可能性をここから述べていくことにする。(何をしているのだ俺は)

●店、見て!なぁ店見てや!ゆえ
「歩きスマホせんと店見て。通りすぎてまわんと見てや。中まで入って手にとってみて。」こじれた商売根性。売上至上主義。

●歩きスマホで、前方確認してなかった人を自転車でひいてしまったゆえ
過去に人をひいてしまったので、今後ないよう自分のような加害者を生まないよう気をつけてほしいという願いがこじれてしまった。


●歩きスマホで、前方確認してなかった娘が交通事故にあってしまったゆえ
自分の最愛の娘を失くしてしまってこんな悲しみを他の人に追ってほしくないという願いがこじれてしまった。

●スマホを愛しすぎたゆえ
スマホを愛しすぎたゆえ、スマホだけに集中をしてほしい。歩いてる場合ではない。ながら ではいけない。考え抜かれたフォルム、サイズ、注ぎ込まれた最新技術。タッチパネルの追従性。「ながらでは済まさないでくれ。もっと愛しておくれ」悲痛な叫びとも言える、異常なほどのスマホ愛。


●昔から悪いことは悪いと主張できるタイプだったゆえ
口さえ悪いがダメなもんはダメと言える男気溢れる人柄がこじれちらかした。

●実のところインスタ映え待ちゆえ
撮ってほしい、いじってほしい、炎上してほしい
バズってほしい。店の露出度をあげるための苦肉の策。

もう、勘弁してくれ。もう出ない。そして考えるうちにあのおじさんに話を伺いたいとまで考えている。(いや絶対ややこいやん)

他にこんな可能性あるかもよってのあればコメントください。ナイスな洒落のきいた可能性案をコメントくれた人には特別にどこの商店街かお伝えします。(いらんな知らんでええよな)

真面目なおふざけでした。

最後までありがと。10月毎日くらい投稿してみようと思ってます。思考の整理とか日々の記録とか文章を書くということと向き合ってみます。テーマは特に決めてない。音楽はほっといても書くから音楽以外もどんどん書いてみます。

#オクトーバーマッシュノート

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?