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東洋医学講座 156

〇木気の生成について

木気の生成についてまとめます。『素問』では木気の生成を次のようにいっています。

天にありては風となす
東方風生ず
風は木を生ず
木は酸を生ず
酸は肝を生ず
肝は筋を生ず
筋は心を生ず
肝は目をつかさどる
天にありては風となし
地にありては木となし
体にありては筋となし
臓にありては肝となし
色にありては蒼となし、青き色は肝気より生ず
音にありては角音となし
声にありては呼音となし
変動にありては握となす(握=握力、緊張、ふるえ、ケイレン、ヒステリー状態、せっかち、早しゃべり)
竅にありては目となし
味にありては酸となし
志にありては怒りとなす
涙の液は肝より生ず
臊(なまぐさ)き臭いは肝より生ず
肝は木に象(かたち)どり春に旺す
肝旺する脈は弦を生ず
肝の外候は目となり
肝の華は爪にして筋の余り
肝は血を臓して魂を含む
経においては、足の厥陰肝経にして胆と合す。胆は腑にして表を司り、足の少陽の経なり。肝は臓にして裏を司る。

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