見出し画像

東洋医学講座 255

〇心と肺

▽心と肺の拮抗関係について

東洋医学では、一応、五つの組織で人体が成立しているという考え方を基にして説明が展開されています。

ここでは、心と肺、すなわち心臓系の組織と肺臓系の組織がどのような協同性をもっているかを述べます。

心と肺は夫婦拮抗協力関係にあって、双方に同等の力がある場合は好拮抗をします。しかし、心力が肺力より勝って差のある場合は、心剋肺で肺力に負担がかかります。つまり肺が剋制を受けます。少しくらいの力の差ですと、心と肺の関係だけではなく、他臓との関係があるので、他臓が助けることがあるので剋害は受けません。ただし、細かくはそれぞれの体質で異なってきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?