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東洋医学講座 295
〇脾と土用
脾は五行では土行に属し、四季では土用に当たります。脾は人体においては大地のように、万物である全組織を含み、栄々の中心的働きを成しています。同様に五季における土用は、春夏秋冬の間隙に位して、これらの四季を調整しています。
人体では四臓を栄々を成している脾臓に当たるのが土用であります。
1年72日間土用があり、とくに、夏、冬の土用は鬼門といわれ、土気が強いです。
土用の及ぼす作用には、次のようなものがあります。
①土化作用が強い(腐食作用)
②温度の高低に差がある(恒温を傷つける)
③酸素の稀薄泰気
④乱れた磁力が流れている
⑤大気湿度の高低に差がある
大地には物を育てる働きと滅殺帰納する働きがあります。胃腸もこれと同じく食物を砕いて、新しい栄養源につくりあげる生殺の働きがあります。自然にも人体にも生殺の二面があります。
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