東洋医学講座 116
▽肝と爪
健康な爪とは、次のようなものをいいます。
①爪の甲が厚すぎず薄すぎず、弾力があってもろくないもの
②指に対して長すぎず、幅は広すぎず、長さは4:3の長方形のもの
③無紋で光沢のあるもの
④紅潤色を呈するもの
⑤手掌背が肉付き、血色、弾力、うるおいのあるもの(手ありて爪あり)
▼爪の発育
爪の発育は、普通爪根から爪先まで約3ヶ月を要します。
病気の場合は、爪が完全に伸びきれずに萎縮し、横筋や段が生じます。
爪の大きさの標準は次のようになります。
①第一指節の半分の大きさ
②幅は、長さ4に対して3の比率
③爪幅に対して、指肉が6分の1くらい左右にあるもの
▼血圧をみる爪の三日月
爪の三日月は血圧を示すもので、五指それぞれ三日月の大きさが異なります。標準は次のようになります。
拇指・・・約6分の1
示指・・・約7分の1
中指・・・約9分の1
環指・・・わずかにみえる
小指・・・なし
五指全部に三日月が出ている場合は、血圧が高く、また爪甲紅色が強まれば危険であることを示します。
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