あの頃、本が全てだった

こんばんは。

中学1年生のときが人生で一番読書をしていたとき。

二番目がいま。

共通しているのは、
どっちの時期も恋人なし、友人なし、孤独、自分かどこかに行っちゃってて、生きてはいるけど、
現実が辛くてなんとかして意識をそらしたいかんじのとき。

中学1年生って、
進学して楽しい時期のはずだし、
楽しい中学生活を待ち望んでいたんだけど
気合が入りすぎて友人関係で私は大失敗を犯す。

一緒に大失敗した子は立て直しがすんごくうまかった。
けど、わたしはそういうの無理で、
ポツンと取り残されたし
誰も助けてくれなかったし
誰も私なんかに興味がなくて、
ただ、時間を過ごすしかなくってね。

早く2年生になってクラス替えをしてほしい。と耐え忍んでました。

中学1年生のときに何を読んでいたかというと、

赤毛のアンシリーズ
からのルーシー・モード・モンゴメリシリーズで
エミリー
パットお嬢さん
などなど。

小公女
若草物語
不思議の国のアリス
鏡の国のアリス
あしながおじさん
続 あしながおじさん
風と共に去りぬ

オール海外文学&新潮文庫&主人公が苦難を乗り越える系

夏休みの読書感想文で
赤毛のアンを読むくらいしか読書はしなかったのに、
夏休みが終わり秋になり、
一人ぼっちになって、

ダイアナみたいな親友がほしいよ。と思いながら読み返し
どうやら続きがあるらしい、
アンの人生を私もなぞりたい!
と読破して、

昔の海外の海外の生活やファッション、食べ物にも憧れ
映像作品も休みの日にたくさん見ました。

電車通学で、
一日一冊は本を読んでいたもんで、
これらの本を繰り返し繰り返し
読んでいました。

本に、すっと入り込めたときがすごく気持ちよく集中できて、
周りの音がふっと遠のく感じ。

電車が混んでくるとガヤガヤして、
集中から引き戻されるのがすごくストレスだった。

ガヤガヤして、みんな朝から笑顔で、楽しそうだったから。

私だけ朝から読書。ひとりぼっち。さみしかった。

授業の合間も読書。
お手洗いをなるべくゆっくり済ませて
読書。

正直休み時間は周りが楽しそうだから、
そこから気をそらすために本を開いていただけ。

泣かないようにしかめっ面して本を熱心に読んでいるふりをしていただけ。

私は苦難を乗り越えることができずに、立ち向かうことができずに
閉じこもることで難を逃れるタイプのようです。

それからかしら、
我慢強くなったのは。
辛い、悲しい、ってことに気づかないで、
寂しくならないようになにかにしがみつくのは。

クラス替えをして、
友達がいい感じにできたんで、
本が自然に遠のいていったけど、

たまに、ふと、
友達といながらも、
はーなんか別にこの会話楽しくないなとか
疲れたなーなんて思うと

本をめくりたくなるけど、
中学1年生のときほど
集中もできなくて、

なんやかんやいって生の人間との交流って大事なんだな。大して面白くない瞬間はあったとしても。

と思うことにした。

今は、コロナ禍でテレワークしていることもあり、友達も疎遠になり
独り身ですし、
自分の親がちょっと変わってる、ということに今更ながら気づいて
心をコクーンのように固くしてしまって、
そんな時に婚活相手に勧められた本があって、
すごく心がほぐれたり落ち着いたりしたので
その作家さんの本ばかり読んでる。

読んでるというか前のめりになって頭を突っ込んでいるような。

色々な本を書いていらっしゃる方なので
気分に合わせて読み替えたり出来るのがすばらしい。

昔はとにかく順番に読む、と自分に課してたけど、いまは自分に合わせて柔軟に本も選べるようになりました。

本を読む。ページをめくる。そのための環境を整える。

それが私にとっていいルーティンになっています。


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