レーニン(資料2)
レーニンも毛沢東同様1992年3月に、ソ連崩壊後まもないモスクワで購入。当時のモスクワには、ブラックマーケットや闇両替などがあり、混沌としていた。当然、ソ連のプロパガンダグッズが、格安で道端などで販売していおり、この状況をきっかけに、グッズを集めることに決めた。GM0001~0003の毛沢東をすでに購入していたので、買わなきゃいけないという思考回路にすでに変わっていた。
GM0004:レーニン(金属製彫像、1992)
この旅の1年後にイメージフォーラムで、この彫像でコマ撮りアニメを撮影し、私が出演する「レーニン」という自主映画を作った。これがきっかけで、かつてもらった猫の名前が「レーニン」になり、私のメールアドレスには、leninという単語が入ることになった。一時期、紛失していたと思ったのだが、実家を数年前に掃除したら、出てきたという代物。数ある元首モノの中で、私にとって最も思い入れのある作品。買った場所は、おそらく道端の屋台で10何ドルで購入したと記憶している。
GM0005:レーニン(布製の赤い垂れ幕、1992)
おそらく0004と同じ場所で購入したのか、別の屋台で購入したもの。これも実家に隠れていた。次のバッジがこの垂れ幕についているが、これは私が飾るために学生時代につけたものである。
穴が目立つので、”ゼロ”プロパガンダン展でその穴の大きさを確認した時、すごく学生時代の私を恨んだ。
GM0006:ソ連のプロパガンダバッジ各種(バッジ等、1992)
もともと、この倍以上のものをモスクワで購入。半分は、友人に土産モノとしてあげてしまっている。
だから、ここに残っているものは、余りモノになるので、実はあまりデザインの良くないものが多い。0005と同じ場所で購入していると思う。
GM0007:レーニン(ロシア語本、1992)
レーニン中央博物館というものが、モスクワの中心部に1993年まであり、そこで購入したオフィシャルのレーニン本。この時、土産屋でレーニンの肖像画を探したが、なかったことにガッカリしていた。その代わりに購入したのが、この本ということになる。
今回、久しぶりに手に取って中を見渡すと、レーニンのイカす顔が1ページ目にドーン!とあったり(この資料2のトップ写真)、後半部にこのようなカラー写真などもあり、中々充実した本であったことが分かった。今ならグーグル翻訳使えば読めるので、今更ながら、これを買った当時の私に賛辞を送りたい。
GM0008:ソ連・ロシアの歴代元首(マトリョーシカ、1992)
これもおそらく屋台とかの土産屋で購入したものだと思う。もしかしたら、もっと空港にあるような土産物屋っぽい店で買ったのかもしれない。
GM0009:当時の世界の元首(マトリョーシカ、1992)
おそらく0008と同じ場所で購入。パパブッシュやミッテランなど懐かしい顔の面々。今年、イギリスの首相の名前が思い出せなかった。。。メージャー首相だった。
そしてある展示の時に適当にミッテラン大統領を米国大統領ショットグラスに入れたら、下半身が抜けなくなってしまった。誰かうまく抜く方法を知っている方がいたら一報いただきたい。
GM0010:レーニン(肖像画プリント、1992)
旅行の工程は、モスクワ3泊のあと飛行機でハバロフスクへ飛んで1泊している。というのも、モスクワーハバロフスクを飛行機(当時2万くらいだった気がする)で行き、ハバロフスクー新潟(5万くらいだった)で日本に帰った方が値段が少し安く済むという計算だったからだ。当時のハバロフスクは、かなり寂れた雰囲気でソ連っぽい雰囲気が残っていた。そんな中、薄暗い本屋でレーニンとゴルバチョフの肖像画が販売しているのをみつけ歓喜した。モスクワでいくら探しても見つからなかったからだ。いかにもソ連っぽい作りの肖像画。写真は、それをコピーして作った次のGM0010aである。肖像画自体には、この「レーニン党」うんぬんの所にロシア語でレーニンの名前が刻まれている。
こちらは、おそらく自宅ミュージアムのGallery レーニンのどこかの本棚の裏に入り込み、お隠れ中である。
GM0010a:レーニン党(肖像画プリントのコピー、1993)
こちらは、彫像同様にイメージフォーラムで作った自主映画「レーニン」の小道具。ざっくり映画の中での使われ方を説明すると、東京の様々な場所にこのポスターを貼って、主人公である私がレーニンとともに「レーニン党」という党を立ち上げ、レーニン好きを集めて歩んで行くという話だ。なので、ポスターの文言にそのようなことが書かれている。実際に当時コピーしたもので、元首モノ0010とワープロでタイプアウトした文言のある紙を一緒にコピーして作った。
GM0011:ゴルバチョフ(肖像画プリント、1992)
0010と同じ場所で販売していた。これが素晴らしいのは、ゴルバチョフ大統領・書記長の頭のアザが消されているところ。いかにも、共産圏がやりそうなことを、ペレストロイカのゴルバチョフでさえやっていたんだと、衝撃を受けたのを覚えている。この肖像画は、そうした要素もあって気に入っていた分だけ、部屋のあちらこちらへ移動して貼っていたので、かなり四隅が画鋲の跡で痛んでいる。悔やまれるところ。この資料を書いている途中、せっかくなので、このように赤い布地を使って美しく見せることに決めた。
レーニンは、その後も頂き物などで素晴らしい元首モノがいくつも贈呈されたり、個人的にも購入したりしていくのだが、それはまた後半の元首モノとして資料化することにした。
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