なぜ、一般社団法人を設立したか。

①眠れる地域資源を起こしたい

②合理的に働きたい

③町の財源を生み出したい

①眠れる地域資源を発見したきっかけは茂木町に移住した当初に農林課農林土木係に配属された頃でした。それまでの私は生物資源科学部食品経済という学問をフィールドにしていただけに、基本、農業に目を向けていましたので、耕作放棄地が多い、新規就農者が耕作放棄地を活用しているなど、そういった視点が茂木町役場職員となるきっかけとな理ました。そして入庁後に最初に配属されたのは農林課農林土木係。農務は基盤整備を主としている係で、林務は林道整備やその頃初まった森林環境税の運用などしていました。農地や山林での現場を重ねていく中で、林地残材がよく目に止まるようになりました。木質バイオマスという言葉は聞きかじっていましたが、全然活用されていない現状で、町の施策として木質バイオマスを誘致しようとしても、誘致されない。不思議な感じです。では、自分事としてできることから。移住2年目から所属した茂木町消防団第1分団第4部。地元の製材業者、大工、木工業者、たまたま木材を扱う方々とご縁がありました。木が眠っているので、積み木にしてみませんか。と問いかけたところ、面白そうだ!やってみよう!とても嬉しい反応でした!それから、緑の募金事業の募金を財源に積み木製作、命名「もっくいっく」子供たちに木々の木育を目的としたいという想いで名づけました。 当初は盛り上がりましたが、近年下火になっており、製作者と相談し、私が売れる環境を整えることに。一般社団法人としてプレイヤーとなることを決めました。まずは、売れる環境整備のクラウドファンディングの返礼品とし、現在は道の駅もてぎ、さかがわ館、楽天市場。これまで1つしかなかったチャネルが3つに増えました。どんどん増やしていきたい。他にも、これから眠れる地域資源を起こしていきたい。第2弾は地元肉屋も存在を知らなかった黒毛和牛農家を「もてぎ放牧黒毛和牛」としてブランディングしたい!現在、クラウドファンディング中です。

②合理的に働きたいと思ったきっかけは、役場職員の給与について考えるようになってから。農林課農林土木係に5年、住民課環境係3年、総務課庶務係3年目で現在の係では選挙、自治会、情報公開、文書管理などを主な担当していますが、係の他の仕事として給与、人事、研修があります。給与も担当してるので、それまではなんとなく考えていたことを、それなりに考えてみようと思いました。年功序列、時間外給与、特別手当。特別手当は、茂木町の場合極端なものはない。寒冷地手当もなくなってしまったし。年功序列は日本経済が発展できた良い仕組みだと今だに考えられるので、まだ言及できない。時間外給与、、、これはちょっとどうにかした方が良いと思って。今私はおかげさまで一般社団法人の副業を公に認めていただいてやらせていただいているので、自分の主担当業務をミスが起きない、出来るだけ早く終わらせて帰宅することを心がけている。これはママ職員も家庭の為に同じ作用が働いていると思う。それ以外のスポーツを教えているとか社会的意義があればそれも良いと思う。合理的に働ける環境の1つに社団法人というか副業がなれば良いと思う。もちろん、事業の制度設計的に時間外業務をしなければならない時はある。選挙やこの前の特別定額給付金、税務課なら申告の時など。でもその時すらも、ただ作業という手段に陥るのではなく、その時間を合理的にする目的を考える時間を常日頃考えることができるのが副業によって生まれてくれることを、自分でも期待している。

③町の財源を生み出したい。国の借金が〇〇○兆円。町の借金が〇〇億円。国民、町民の貯蓄がそれを支えていると聞くけれど、なんか腑に落ちなくて。地方自治体職員は財源を使うことで民間事業者を潤わすことが必要とされ、それが税金として返ってくるのですが、それもまた使われる。それではひたすら借金が増えるしかないのではないか。公務員が自ら稼ぎ、借金返済に充てていけば、借金は減るのではないか。そんな考え方を実践できたらという想いです。借金に対して、もう少し自分事として取り組むのではないかなと。それともその必要はないのか。借金の多い会社に勤めようとは思わないけど、自治体には勤めてしまう。テーマとしては、最も知識が足らない分野ですが、挑戦することで自分自身も成長しながら実践したいと思っています。

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