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私がうつ病を寛解させるために心がけた4つのこと

うつ病で苦しんでいる方の中で、治したいと全く思わない方はいないと思います

早く良くなりたい。

普通に生活したい。

そう考え、毎日もがき苦しんでいます。

思考障害として思考制止・抑制されていると心がけも何もありませんが、それが軽減してからの話です。

私の場合、4つのことを心がけ、1度目のうつ病は寛解していきました。

以下、一つ一つ内容を整理し、私の場合の捉え方を振り返ってみようと思います。

規則正しい生活をする

生活習慣の乱れは心の健康に影響を及ぼします。

規則正しい生活によって生活リズムを立て直し、結果として正しく薬を服用することができる。

うつ病治療の要であるとも言われることです。

私の場合は、少し意味が違っていました。

価値観に働きかける。

私の価値観で最も重要なキーワードは”普通”そして”一般的”。

この価値観が自分自身を苦しめ、うつ病のきっかけを作ったとも考えられましたが、あえて否定しないことにしました。

普通・一般的な生活とは、

「朝起きて夜寝る=規則正しい生活」

です。

規則正しい生活を継続することにより、自分は普通なんだ、そう考える一歩になります。

うつ病となると、自己否定・自己卑下することが多くなりますが、これを軽減させる効果がありました。

何をしている時が楽しいか意識する

何をしている時が楽しいか、夢中になれるかを考えました。

読書・音楽鑑賞・ミニシアター系の映画鑑賞・お笑い番組鑑賞・スポーツ番組鑑賞など。

現実逃避とも捉えられますが、生活の中でうつ病であることを忘れるのも大事な時間。

私の場合、娯楽ばかりで仕事に結びつけるヒントにはなりませんでしたが、人によってはここから社会復帰のきっかけをつかむこともできると思います。

すべき思考をやめる

「〜すべき」という考え方をやめる心がけをしました。

私の価値観である”普通”・”一般的”、これに反する考え方であって矛盾もありましたが。

物事を、

「〜すべき」

「普通は〜」

そう考える思考のクセ、認知の歪みとも言えます。

そこで、

「〜できればいい」

「私の場合は〜」

そう心の中で言い直していきました。

前向きに過去を振り返る

これが最も難しい心がけでした。

うつ病になると、過去のことを後ろ向きに振り返ってしまいがち。

あの頃は〜だったのに。

昔は〜できていたのに。

過去にしがみついていては症状は改善しません。

では、前向きに振り返るにはどうしたらいいか。

活き活きしていたこと、必要とされていたことを「〜のに」と捉えないことです。

意識してプラス要素に捉えるようにしていきました。

その結果、過去にできていたのだからもう一度できるはず、そう考えられるようになります。

重要なキーワードだったのが、

必要とされた・感謝されたこと。

私の場合、トレーナーとして整形外科病院に勤務していた時に患者さんが退院する際に下さった言葉でした。

「あなたがいたから頑張れた。」

必要としてくれる人が一人でもいるなら、もう一度チャレンジしてみよう。

あとはリハビリに携わる仕事を探すだけ。

その後、整形外科クリニックに採用され正社員として勤務、1年後には薬を服用することなく生活できるようになっていました。

これが私のうつ病を寛解させた心がけです。

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