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未経験からフリーランスWebライターとして生きていく〜クラウドワークス

2019年3月いっぱいで、12年間、理学療法士として整形外科クリニックでの勤務にピリオドを打ちました。

理学療法士として臨床現場を離れることを決意。

理学療法士と言えば、病院やクリニック、施設などでリハビリに従事する仕事です。

資格取得者の9割は臨床や施設などの現場で働いています。

私は、残りの1割に属することを決意しました。

12年間の理学療法士、それ以前はリハビリ助手として約15年間、医療現場で働いてきました。

医療現場でしか働いたことのない40代に何ができるのか?

これまで、サラリーマンとして色々な職場で働いてきましたが、ことごとく経営者に恵まれませんでした。

そこで感じたのが、組織に属して働くことに向いてないということ。

フリーランスとして生きていこうと考えたわけです。

これまでの経験を活かしてフリーランスとして生きるには何をしたらいいのかを考えました。

そこで出た答えが、書くことで生計を立てるということでした。

フリーランスのWebライターです!

今回、「未経験からフリーランスのWebライターとして生きていく」シリーズを公開することにしました。

未経験の状態からフリーランスWebライターとして安定した収入を得るまでの軌跡を綴っていく予定です。
(途中で挫折しなければですが......。)

当分の間は無料で公開します。

ボリュームが増えてきて読んでくれる方も増えれば、有料にしようかと考え中です。

フリーランスに興味を持っている方、Webライターに興味を持っている方の参考になれば幸いです。

フリーランスWebライターとは?

もちろん、そう簡単に転身ができるほど易しい世界ではないことは分かっています。

幸い、体調面の問題もあったため、失業手当を300日支給していただけることになりました。

この300日を利用して、フリーランスのWebライター転身のための準備を進めることに。

そもそもフリーランスWebライターとはどんな仕事なのか?

フリーランスについては説明するまでもないですね。

Webライターとはどんな仕事なのか?

現在は、誰もがスマホやパソコンなどですぐに疑問や気になることを調べられます。

誰もがおそらく、何かしら毎日インターネットで検索しているのではないでしょうか。

検索して出てくるWeb記事。

これらの様々なサイトの記事を書く仕事、それがWebライターです。

では、Webライターになりたいからと言ってすぐになれるのか?

資格は必要ないのか?

資格など全く必要はありません。

記事を書くことができれば、名乗ることでWebライターになれます。

フリーランスWebライターの仕事をどうやって始めるの?

名乗ることでWebライターにはなれることが分かりました。

では、どうしたら仕事ができるのか?

クラウドソーシングサイトを利用するのが、未経験の人にとってはスタートラインと言えます。

クラウドソーシングとは、不特定多数の人に募集をかけて、必要とするサービスやアイデア、コンテンツを取得するプロセスです。

例えば、クラウドソーシングサイトである企業が自社のサイト記事を執筆してくれるWebライターを募集をかけます。

その募集を見たWebライターが自ら提案をし、採用されると仕事を依頼してもらえるのです。

クラウドソーシングサイトには様々なものがありますが、代表的なものはこの2つでしょう。

・クラウドワークス
・ランサーズ

クラウドソーシングサイトには、誰でも無料で登録することができます。

副業として始める人も多いですね。

クラウドソーシングサイトで仕事を始める

私の場合は、クラウドワークスやランサーズ、サグーワークス、Shinobiライティングの4つのサイトに登録しました。

ライティング案件に一通り目を通し、最終的にはクラウドワークスとランサーズに絞ることにします。

サグーワークスとShinobiライティングは、ライティング専門サイトですが、案件がやや少ない印象を受けました。

クラウドワークスとランサーズは、圧倒的な案件数を誇りますので、未経験者にとってはここからのスタートが無難です。

絞った2つのサイト。

両者のライティング案件を隅々まで細かく見ていきます。

この中で、自分が書けそうなジャンルの案件が多いのはどちらなのか?

まずはそこを重点的に調査しました。

結果、クラウドワークスの方が私にとっては書けそうな案件が多かったので、こ

らを中心に活動していくことに決めたわけです。

ここから、いきなり案件に提案して仕事を取りにいってもいいのですが、かなりハードルは高いでしょう。

そこで私の場合は、Webライターとして活動している方々のTwitterやnote、必要に応じて書籍や有料noteなど様々な情報を収集しました。

Webライターに関する書籍を読む

前職は医療職である理学療法士の私。

何か調べるとなると、まずは本屋さんに出かけます。

まず、最初に本屋さんでWebライターに関する書籍を探しました。

加えて、Kindle本からも探してみました。

実際に購入したのは、以下の書籍です。

・「沈黙のWebライティングーWebマーケッターボーンの激闘ー」
・「成功するWebライターの仕事術」
・「1時間でわかるWebライティング」
・「1時間でわかるSEO対策」
・「入門SEOに効くWebライティング サイトの価値を高める正しいコンテンツの作り方」
・「文章力を鍛えるWebライティングのネタ出しノート日々の更新に使えるネタの考え方と書き方」
・「不登校だった私が売れっ子Webライターになれた仕事術」
・「100人に聞いた(Webライター)の現実」(Kindle)
・「ランサーズでウェブライターになろう!初心者でも月10万円稼げる!」(Kindle)

この中でも特に参考になったのは......。

・「沈黙のWebライティングーWebマーケッターボーンの激闘ー」
・「不登校だった私が売れっ子Webライターになれた仕事術」

この2冊だけで十分だと思います。

スキルについては、
「沈黙のWebライティングーWebマーケッターボーンの激闘ー」

マインドについては、
「不登校だった私が売れっ子Webライターになれた仕事術」

Webライターとして活動している方のTwitterをフォローする

Webライターとして活動している人は、どのような生活をしているのか。

日々、どのようなことを考えているのか。

Webライターの仕事について知りたければ、実際にその仕事をしている人の話を聞くのが一番早いですね。

経験者ならではの意見や考え方を知ることができます。

プロフィールに「Webライター」とある人を片っ端からフォローしていきました。

リプすれば、運よく交流させてもらえる場合もありますから、かなり有益です。

Webライターに関する有料noteを購入する

Webライターとして活動している人は、やはりWeb媒体にアウトプットすることが圧倒的に多い印象があります。

その中でも、noteにアウトプットしている場合が多くあります。

Twitterでフォローした人の中で、興味深く感じる人や気になる人の中からnoteを書いている人を見つけました。

私は、

「名もなきライター」さん

が気になり、有料noteを購入。

読んでいると、おそらく同い年らしく、勝手に親近感が湧いています。

名もなきライターさんの有料noteは有益でした。

Webライターとしてのスキルからマインドまで、あらゆる内容が網羅されていますのでおすすめです。

しかし、noteは、いわゆる情報商材を情報弱者に売りつける輩がいますので、購入する際には十分に検討が必要です。

Webライターのオンラインサロンに入会する

少し前に話題によく上っていたオンラインサロン。

Webライター主宰のサロンもいくつかあります。

私も3つのサロンに入会してみました。

結論から言うと、そのうち2つは1ヶ月で退会、もう一つも3ヶ月くらいで退会。

実際にWebライターとして動いていなかった状況だったこともありますが、有益な情報は少なかったのが正直な印象です。

オンラインサロンについては、あまりおすすめしません。

ここまで、様々な媒体から情報収集をしてきました。

いよいよここから活動開始です。

クラウドワークスを利用して、ライティング案件を探していきます。

クラウドワークスに登録したらまずやること

クラウドワークスに登録して、ライティング案件を検索して探します。

しかし、いい案件があるからといって、いきなり提案しても仕事をもらえるわけではありません。

単価が激安(0.1円など)の場合は別の話かもしれませんが。

まずやらなければいけないのは、プロフィールの作成です。

自分がどういう人間なのか、クライアントに伝えなければいけません。

・どのような経歴なのか。
・どのようなジャンルの記事が執筆できるのか。
・どのくらい活動できるのか。

簡単に自分がどういう人間なのかを伝えるためには大切なのがプロフィールです。

プロフィールはどんな風に書けばいいのか

プロフィールの書き方について、これが正しいという答えはありません。

私は、Webライターの書いているブログなどを参考にプロフィールの書き方を学びました。

何度か書き直しを加えながら、以下のプロフィールを作成しました。

はじめまして。
理学療法士・Webライターをしています、〇〇〇〇と申します。
現代社会には情報が溢れ、それをどう取捨選択するのか、大変難しい問題だと感じています。私はライターとして、読者の方々が膨大な情報の中から取捨選択できる手助けがしたいと考えています。
まだまだライターとして活動し始めたばかりで実績は少ないですが、丁寧な仕事を心がけます。
ライティングスキル、SEOの知識など、積極的に学んでいきます。
よろしくお願いいたします。
【職歴】
・理学療法士(10年間)
・リハビリ助手(4年間)
・フィットネスクラブのインストラクター(大学時代)
・コンビニの店員(大学時代)
・新聞配達(高校時代)
【簡単な経歴】
公立高校を卒業後、大学受験に失敗し志望していなかった大学に入学。クラブ活動(陸上競技)に明け暮れるが何とか卒業。目標であったスポーツトレーナーとして整形外科病院に就職するも挫折。うつ病を経験した後、働きながら理学療法士の資格を取得。昨年度末までの12年間、理学療法士として整形外科クリニックに勤務。現在は、フリーランスのWebライターとして活動中。
【資格】
・理学療法士
・認定心理士
・キャリアコンサルタント養成講座受講
【得意なこと・好きなこと】
・リハビリテーションを中心とした医療分野
・心と身体の健康づくり
・スポーツ(特に陸上競技)
・ウエイトトレーニングを中心としたトレーニング理論
・ダイエット、減量
・ブログ(ブログを運営)
生きづらい系中年男子ツナのQOL向上ブログ:https://tsunablog200.com
【活動時間について】
フリーランスとして活動しています。
ご連絡に対しては可能な限り早い対応を心がけます。
ご興味を持っていただけると幸いです。

プロフィールを丁寧に作成しておけば、将来的には実績を積むとスカウトが来ることも考えられます。

はじめは、誰にでも送っているようなスカウトしか来ませんが、将来のことも考えてプロフィールを充実させておくことは重要です。

ここまで準備をして、ようやくライティング案件に提案していきます。

ここからが本格的にWebライターとしてのスタートです。

ライティング案件に提案してみる

クラウドワークスで仕事をするためには、案件に提案しなければいけません。

未経験、実績のない状態でどのように提案したらいいのか?

スタートしてまず始めに抱く疑問ですね。

私の場合は、単価0.3円が下限として、未経験可の案件をまずは探しました。

ジャンルは、健康系・医療系を重点的に探します。

実際の提案文は以下のような文面です。

○○○○様
はじめまして。
このたび、○○○○○○案件に応募させていただく、○○○○と申します。
私は、昨年度末まで12年間、理学療法士として整形外科で働いてきました。
現在は、Webライターとして活動しています。
まだまだ活動を始めたばかりですので実績ありませんが、健康系・医療系(整形外科領域)・トレーニング系などは得意分野です。
フリーランスとして活動しているため、終日執筆は可能です。
御社のお力になれれば幸いです。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
○○○○

以上のような提案文をベースに、提案先に合わせて微調整していました。

未経験可の案件であれば、テストライティングまでは進めることは可能。

半分以上の未経験可の提案はテストライティングまで進めました。

勝負はテストライティングです。

はじめは、記事を書くことに慣れていませんし、情報収集にも時間がかかります。

テストライティングは、100円くらいから500円くらいまで様々です。

ですから、時給換算すると数10円ということはしばしば。

それを乗り越えるしか、未経験者にとって生き残るすべはありません。

テストライティングに合格すると、ようやく条件に提示されていた報酬を得ることができます。

おすすめしない案件

未経験となると、商品の紹介記事やデータ入力など、誰にでもできるような案件に提案してしまいがちです。

私もそういった案件に提案し、契約していただいたこともあります。

商品の紹介記事であれば、情報収集にかなり時間がかかります。

データ入力であれば、1円単位での作業をただひたすら続けるだけです。

どちらも時給にすると、かなり低い額になります。

確実に収入は得られますが、作業に対しての報酬はかなり少なくなりますのでおすすめはしません。

私は現在、ライティング案件だけに絞って活動しています。

本格的にWeb記事を執筆する

テストライティングをパスすると、本格的に記事の執筆が始まります。

得意な分野であれば、情報収集が短時間で済みますが、ほとんど知見のない分野になると情報収集だけでもかなりの時間を費やします。

はじめは、できれば得意なジャンルでの記事執筆することをおすすめします。

私の場合は、理学療法士としての専門分野を中心に提案していきました。

その中でもいくつかの案件を見つけたジャンルがトレーニング系でした。

筋力トレーニングやランニングに絡む様々な内容。

はじめは意識して、同じジャンルの案件に提案し、仕事をもらうようにしていました。

1記事目は、完成させるのが本当に大変だった記憶があります。

2000〜3000文字の記事に、丸一日かかってしまいました。

こういった経験を積み重ねながらスキルを磨いていくことが重要です。

まずは、1案件1案件を丁寧にこなすことを目標にして、少しずつ複数の案件を抱えていきました。

はじめのうちは、文字単価0.3〜1円程度の案件が中心です。

もしかすると、もっと高い文字単価にチャレンジした方がいいのかもしれませんが、自分の性格上、あまり背伸びはできませんでした。

得意なジャンルを中心に記事執筆

はじめのうちは、全く知見のないジャンルの案件には応募していません。

得意なジャンルの案件を探し、少しでも知識のある内容の記事執筆を選んでいました。

それでも、1記事を完成させるにはかなりの時間がかかります。

Webライターの人のTwitterなどを見ていると、

「1時間で数千文字書いた。」

このような投稿を見ることがありますが、それを見て焦ってはいけません。

私の場合は、3000文字程度の記事を1記事執筆するだけで、リサーチも含めて5〜6時間はかかっていたと思います。

未経験で記事を書くことに慣れていなければ、このくらいの時間がかかっても仕方ないでしょう。

1記事1記事、丁寧に執筆すること

もっとも重要なのは、丁寧な仕事です。

1記事執筆したら、何度も何度も見直し、誤字脱字のないように細心の注意を払うことは当然でしょう。

内容で修正がかかるのは仕方のないことですが、誤字脱字が多くて修正がかかるようでは、仕事としては雑とみなされます。

記事の執筆は、数をこなしていくことである程度は慣れてくるものです。

もちろん、慣れたからといって見直しをしなくてもいいわけではありません。

常に丁寧な仕事を心がける。

プロとしては当然のことです。

新しい案件を探すときの注意点

少しずつ余裕が出てきたところで、新しい案件に応募していきます。

ここで注意していたのは、執筆ルール・ガイドラインが細かい案件は、文字単価に関わらず避けています。

細かなルールを課してくる場合、それを把握するだけで時間がかかります。

経験が浅いうちは、それでなくてもリサーチなどに時間がかかるものです。

そこに、細かなルールまで課せられてしまえば窮屈になります。

ですから、ある程度、自由度の高い案件を中心に探すようにするといいです。

長期的に仕事を依頼してくださるクライアントを見つける

フリーランスWebライターとしては、長期的に任せてもらえるクライアントを見つけることは重要です。

これは、1記事1記事の丁寧さやクオリティの高い仕事をすることで、信頼関係を築いていくしかありません。

また、納品のスピードも重要な要素です。

納期よりも早く、クオリティの高い記事を納品する。

これが長期的な仕事の依頼をいただける条件です。

フリーランスWebライターとして活動を始めた当初は、抱える案件も少ないですから、納期よりも早く納品することは必要最低限の課題として自分に課していました。

そうすることで、すぐに2つの案件で長期的に記事の依頼をいただけるようになりました。

活動を始めて1ヶ月、文字単価は0.8〜1円にややアップしました。

継続案件を大切にする

フリーランスのWebライターとして活動を始めて1ヶ月、3つの継続案件をいただきました。

ここから1ヶ月間は、この3つの案件に集中。

幸いなことに、全ての案件に納期が決められておらず、こちらのペースで納品して良いと言っていただきました。

だからといって、ゆっくりと納品するのではなく、できる限り毎日1記事ずつは納品するように心がけていきます。

全て同じようなジャンルでしたので、記事の執筆スピードは少しずつ早くなっていきました。

また、これも恵まれていますが、細かな修正を命じられることが全くありません。

ここで心にも余裕が出てきますので、少しずつ新しい案件も探していました。

しかし、なかなか自分の執筆可能なジャンルの案件が見つからず、2ヶ月目は停滞気味になります。

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