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頭痛・緊張型頭痛・片頭痛・群発頭痛はどの病院・医師を選んだらよいのか?
日本人の3〜4人に1人(約3000万人)が頭痛に悩まされています。
私も高校生の頃から30年近く、頭痛・片頭痛に苦しんできました。
頭痛の場合、病院・医師はどう選んだらよいのでしょうか?
もしかすると、多くの方がまずは「内科」を受診されるのではないでしょうか。
それは間違いです!
神経内科(頭痛外来)
神経内科医(頭痛専門医)
これが正解です!
ここでは、国家資格である理学療法士の私がこれまで頭痛治療を行なった過程を振り返りながら、頭痛に対する正しい病院・医師の選び方を説明していきます。
市販薬を服用してみる
頭痛がひどくなると、まずは市販薬を服用してみる方が多いのではないでしょうか。
まずは市販薬の用法、用量を守って服用し、それでコントロールできる場合は様子を見ることを選ばれるかもしれません。
私もそうでした。
はじめは効果がありましたが、頭痛の頻度が多くなり、だんだんと市販薬を飲む回数が増えていきます。
そこで不安感が生まれ、病院に行くことにしました。
その当時、医療の知識は全くありませんでしたから、まずは内科だろうと思い、近くのクリニックを受診しました。
内科を受診する
頭痛の場合、多くの方がまずは内科を受診されるのではないでしょうか。
私も例外ではなく、内科を受診しました。
そこで行われるのは、根本治療ではなく対症療法がほとんどです。
頭痛時に飲むようにと、頓服薬を処方されます。
私の場合は、「ロキソニン」でした。
それでしばらくは乗り切ることができました。
はじめの頭痛は両側のこめかみあたりが締め付けられるような痛みでした。
頭痛に苦しむようになって10年くらいたった頃から、額の右側だけが痛くなり吐き気を伴うようになりました。
吐き気がひどい時は、嘔吐するようにもなります。
そこで、当時、発売して間もなかったトリプタン系薬剤「レルパックス」を処方されました。
私の場合、額の右側だけが痛くなる片頭痛には「レルパックス」。
両側のこめかみあたりが締め付けられるように痛くなる緊張型頭痛には「ロキソニン」。
頭痛によって薬を飲み分けるようになりました。
トリプタン系薬剤は様々な種類があるのですが、自己注射で行う薬剤以外は全て試しましたが、結局、私には「レルパックス」しか効果がありませんでした。
結局、内科では症状が出現した時にどう抑えるのかに対処するだけで、根本的に治すという治療ではなかったわけです。
対症療法のみで根本治療ではないということです。
神経内科(頭痛外来)を受診する
薬を飲み分けながら何とか忙しい日々を乗り切っていましたが、頻度がどんどん多くなり、1〜2日に1回は「レルパックス」を2錠服用しなければならなくなっていきました。
トリプタン系薬剤は薬価が高いため、自己負担額も多くなります。
「レルパックス」は10錠で約3000円の自己負担になり、経済的負担も大きくなっていきました。
その当時はすでに理学療法士として働いていましたので、勤務先の医師に頼み、神経内科受診のための紹介状を書いてもらいました。
そこで、初めて神経内科(頭痛外来)を受診します。
ここで忘れていはいけないのは、神経内科であればどこでもよいというわけではありません。
神経内科といっても、脳血管障害・認知性障害・機能性疾患(頭痛・めまいなど)・難病など医師の専門分野は様々です。
事前に頭痛専門である医師かどうかを確認しておくことが重要です。
頭痛専門医の治療は、一般内科医とは全く異なりました。
まず言われたのは、薬物依存性頭痛であるということでした。
頭痛が起きれば、薬を服用する。
薬の服用が増えると、”痛い” と感じる痛みがだんだんと少ない痛みでも感じてしまう。
専門的にいうと、痛みの閾値が下がっている状態。
結果的に薬剤の量は増えていってしまうわけです。
そこで、まずは頭痛の予防薬を処方されます。
私の場合は、「ミグシス」「デパケン」など、頭痛予防のために様々な薬剤を試しました。
そのおかげで頭痛の頻度は減っていき、「レルパックス」の服用回数も減っていきました。
その後、漢方薬なども含めて様々な薬剤を試していきましたが、最終的には、
統合失調症やうつ病に対する薬剤である「エビリファイ」
うつ病に対する薬剤である「サインバルタ」
この2種類の薬剤で頭痛を予防し、頭痛に応じて「ロキソニン」「レルパックス」を飲み分けています。
頭痛の頻度は季節やストレスによって変動はありますが、2〜3日に1回、頭痛薬を服用する程度の状態で落ち着いています。
頭痛専門医の探し方
一般社団法人日本頭痛学会のホームページから最寄りの医療機関におられる認定頭痛専門医を探すのが最も簡単です。
私はこの方法で見つけました。
まとめ
私の場合、「レルパックス」しか効かないという稀な症例だとのことでした。
現在の症状が正しく分かったのは、専門医の診察を受けたからに他なりません。
やはりどのような病気でも専門医の診察を受けることをオススメします。
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