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12年間働いた理学療法士〜42歳で現場を離れる

私は、これまでは理学療法士と名乗っていました。

資格がなくなったわけではないのですが、一旦臨床現場から離れました。

ただでさえ40代での再就職は難しい昨今。

42歳、管理職経験のない理学療法士が退職してどうするのか。

苦労することは目に見えているでしょうね。

いくつかの退職理由があり、数年悩んだ末の決断でした。

理学療法士の将来性に対する不安

数年ごとに行われる診療報酬改定。

医療というのは、一つ一つの行為に診療報酬の点数が決められ、その点数によって報酬(医療費)が決定されます。

リハビリテーションの点数は改定ごとに悪化の一途をたどり、超高齢化社会、医療費増大などの問題から分かるように今後も好転するとは考えられません。

診療報酬が上がらないということは給与が大きく上がることは考えにくいです。

もちろん、組織によっては管理職のポストや実績に応じて昇給していくところもあるでしょう。

しかし、全体的に見ると将来性があるとは言いがたい世界です。

経営者の問題

私が勤務していたのは個人経営のクリニック。

経営者はクリニックの経営をはじめ、将来的な展望すらない人間でした。

行き当たりばったりの運営、自己中心的な考え方、パワハラなど。

どんな組織のトップでも何かしら問題はあるでしょうが、目に余りました。

退職金制度もなく、総合的に考えると勤務し続けることはリスクでしかありませんでした。

うつ病の再発

10数年前にも患ったうつ病。

上記したような状況から3〜4年は毎日悩むことばかりの生活でした。

そんな状況からうつ病が再発したのは必然なのかもしれません。

以上の理由を総合し、また、家族の勧めもあり退職を決意しました。

退職後の生活

昨年度末での退職でしたが、実際には2月半ばから有給休暇消化に入りました。

退職前には、たまっている未読の本を読みまくろう、ブログを毎日更新しよう、普段できないようなことをしよう、今後につながることをしようなど......。

前向きに色々と考えていました。

しかし、実際は何の意欲もわかず、ただダラダラと過ごして毎日が過ぎていくだけでした。

妻が毎日、忙しく働いているのを見て罪悪感が日に日に大きくもなってきました。

6月が目前となった頃、とにかくブログを開くことから始めよう。

そう考えて実際に行動すると、少し前進していくのが実感できます。

これまでは、やる気を出すにはどうしたらいいのか、そればかり考えていました。

やはり行動することがスタート。

実際に作業し始めれば少し先に進んでみようかと自然に考え始めるものです。

やる気はそこから自然に起こってくるものなのですね。

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