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真実を映す鏡

第3者から見えている顔と自分が鏡で見ている顔は違う。

今年に入ってから、リバーサルミラーを購入した。

ショックを受けるということは事前に知っていたのだが、それにしてもその想像を上回る度合いであった。

こんなに自分の顔は歪んでいて、変な顔をしているのか。理想とは程遠い顔が鏡の中にあった。

この顔で普段生活し、今までの人生を歩んできたのか。

自分の顔を直視して、過去の愚行や勘違いを思い起こしては羞恥と後悔の波にのまれ、そしてよくもまあ、この歳までこれたものだと思った。「勘違いしてんじゃないよ」と幾度となく人に感じさせてきてしまったことだろう。痛い人間だ。

この顔で、不機嫌にでもなっていたらば、ブス度が更に増して、とんでもないことになってしまうのだ。ジメッとした空気を出そうものならば、その陰湿さは人のパワーを奪うものになる。

容姿が整っている人にひかれやすいのも、それは自分がそれを持ち合わせていないからなんだろう。

勘違いするな、棚に上げるなと自分に言いたい。

それから朝、メイクを終えてから家を出る前にリバーサルミラーで顔を確認するようにしている。

現実を直視して過ごそう。


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