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投資するのが不安な人へ。

金融市場はかつてエリートだけのためのものだった。そこへ革命が起きた。

ーBloombergOpinionより

2021年は、多くの一般人が投資を始めた年でした。かつては一部のエリートだけがしていたことを、私たちができるようになったのです。

投資におけるよくある不安は、ここで浄化していきましょう。

□身近で誰も投資していない

たしかに、家族や友人の誰もやっていないことは、不安になりますね。

しかし冒頭の記事にあるように、投資はこれまでエリートがみんなやってきたことです。エリートがやっていなくて身近な人がやっていることと、身近な人がやっていなくてエリートがやっていること、どちらの方が安全でしょうか。

投資の基礎知識があれば引っかからないような、昔からの典型的な詐欺に、多くの一般人が騙されるケースは多発しています。

また、銀行は皆さんから預かったお金を、企業にお金を貸して(融資して)、その企業がうまくいけば、貸したお金が増えて返ってくるわけですから、これも投資と同じ原理です。

さらにわかりやすいのは、いつも支払っている年金のお金も、GPIFという年金管理組織が投資に回しています。4分の1ずつ、海外の株、債券、国内の株、債券を買っているのです。

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投資は身近でないどころか、あなたのお金はすでに投資に使われているのです。

□お金が減るのは怖い

たしかに、絶対に減らない貯金と比べて、株は減るかもしれないリスクがあります。せっかく貯めたお金が減るというのは不安ですね。

しかし貯金=ノーリスク、投資=リスクかというと、そうではありません。なぜなら、モノの値段は上がっていくからです。つまり今手元にある100円で、10年後に同じものが買えなくなります。

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このグラフだと、近年は値上がりが非常に緩やかで、むしろ物価が上がっていないというデータもあります。

しかし、キットカットも、カントリーマアムも、値段は変わっていなくとも、サイズが小さくなっています。これらはステルス値上げと呼ばれ、同じ金額で同じ量・質のものが買えなくなっているので、実質的な値上げです。

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大手の銀行に貯金をして増えるのは多くても0.25%です。これは100万円を1年預けて2500円増えるということです。

大手銀行になると0.002%なので、100万円を1年預けて、20円増えるということです。これでインフレやステルス値上げに対応できるでしょうか?

貯金だけにする、という選択は、絶対に減らない安全策のようで、「絶対に増えないというリスク」を取ることになるのです。

□投資はめんどくさそう

これは多くの人にとって、最大の「投資をしない理由」でしょう。たしかに、投資は最初の手続きがちょっとめんどくさいです。

しかし、私が推奨する「超長期積み立て投資」は、最初に設定すれば、あとは放置するだけです。

買うのは基本的に投資信託で、一日一回しか価格が変動しませんので、仕事中に株価が気になって仕方ない、ということもありません。

口座さえ開設したらあとはスマホで完結します。ソシャゲ1つのシステムを理解するほうがよほど複雑でめんどくさいです。

□何をすればよいかわからない

とりあえず証券口座を開きましょう。証券口座を開けた人向けの記事は別に書きます。

最も無難なのはSBI証券です。

楽天をよく使う人は楽天証券でも良いでしょう。


□何に投資すればよいかわからない

超長期投資では、安く買うタイミングや、どの企業を買うか考えることはしなくて良いのです。

投資信託のページで検索し、

「S&P500」、「全米」、「全世界」

という名前がついているもので、

手数料が0.1%台以下のものの中から、

フィーリングで選んで大丈夫です。


投資への不安は浄化されたでしょうか?ここに書いていないことについて不安や疑問がある人は、コメントやインスタのDMください。

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