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どの業界を選ぶか

自分は何をやりたいかという問いの次に問題になるのはどの業界を選ぶかだと思います

自分は食品関係が好きで食品の業界を迷いなく選びました

自分の選択に後悔はしていませんが、甘かったなと思う部分も30歳手前にしていろいろと出てきているのも事実です

まず時代の変化に関してはこの5年でも凄まじくスピードが上がっています

その変化を当時読み切れていなかったのは反省点と考えています

仮に、
スポーツカーが好きで車の会社に就職したいと考えていた場合

昔であれば自動車会社に就職する事ができれば大成功であったと思います

しかし、
今の時代においては自動車そのものが無くなってしまうという可能性も十分秘めています

*10年後社会がどうなっているかを想像するのは非常に難しいのです

車が好きだから自動車業界で働きたいという動機は昔では十分だったと思いますが、現代においては不十分なのかもしれません

今、当時の自分にアドバイスを言い聞かせられるとしたら、

食品業界で働く目的を再度確認して、その自分の目的を実行するには手段として最低限のIT技術の習得はプラットフォーム構築のため必要不可欠である事を自分へフォローしたいです

まぁ凡人である私がそんな事を当時わかっている事は難しかったので、この記事がせめてもの今挑戦する人の役に立てば幸いです

次に、こんな人も多いと思います

何をやりたいかははっきりしないがお金を稼ぎたい

こういう動機はわかりやすくあると思います

そうした時の業界選びもまた非常に大事になってきます

ここの部分は食品業界から外の世界を見てみて非常に痛感しました

食品というのは必要不可欠なものであり、業種としての優先度は高いのですが、そういった必要不可欠な業界ほど熾烈な価格争いにより自分達の利益はどんどん少なくなってしまいます

またお金というのは新しいものを生み出すクリエイティブさだったり、専門性の高いところに流れる仕組みになっています

新しい世界を創造するIT業界や医療業界、資格保有者等の給料が高いのはそのためです

誰でもできる仕事にはそこまでの価値はないという事を認識しておくといいかもしれません

とはいえ学生の頃にそのような特別なスキルを習得しておくのは誰しもにできることではありません

では就活の際どうすればよかったのか

今、当時の自分に伝えるなら以下の2点かと思います

・生産性が高い業界であるか
・企業の成長の向きが上を向いている企業であるか

基本的に給料の期待値は業界の生産性に最も影響を受けます

そして、
その業界にいる人間が1人当たりどれほどの価値を生み出しているか、その利益が給料の原資となるのです

日本の1人当たりのGDPは平均して400~500万のようですが、産業別に比較すると一番上と一番下では最大で20倍もの差があります

という事は、
いくら自分自身にスキルや熱意があったとしても業界を間違えるとそこから給料を頑張って上げていくのは非常に困難ということになります

逆を言えば、
業界をしっかりと見定めれば普通の努力でも気づいたらお金を稼げている事も可能とも言えるかもしれません

サラリーマンとしてある業界で一度定着してしまうと、その業界市場での椅子取りゲームとなってしまいます

椅子は多いに越したことはないのです

そのため、
椅子取りゲームを制するためにもしっかりとした業界選びは非常に重要です

次に、
企業の成長の向きが上向きかどうかに関してです

長い人生を生きていく中で成長企業の空気を吸えるのは非常に有意義だと感じます

以下は食品業界に勤めてみて感じた私の感想です

現在、日本は高齢化社会で且つ人口も減少しています
つまり胃袋がどんどん減っている状態です

それにより食品の市場というのはいろいろな取り組みはあるものの、どうしても売上が毎年減少していく流れは避けられません

そういった業界において、
売上が減っている中で利益を残すためには経費を削減するのが一番手っ取り早い手段です

人を削減したり、業務効率化を重視したりと新たな事への投資はあまり行わない傾向を強く感じます

今あるビジネスモデルの中でいかに出費を少なく利益を生むか

どちらかというと守りで内気な姿勢に感じました

こういった姿勢というのはやはり社内の空気にも伝播します

どこか減点方式のような感じで、
失敗をしても次にもっと大きな成功を掴めるといった勢いを感じにくいです

それと対照的に、
右肩上がりに成長している企業というのは新規ビジネスに向けて投資を続けていくという点では前向きな側面が強いです

もちろん様々なリスクや失敗は伴うと思いますが、それは次の大きな成功への一歩となるはずでやり直しが効きます

若いうちにこの会社の空気の中で働ける事は非常に重要かと感じます

同じお金をもらうにしても、
どのような空気感の会社で働くかは非常に重要
です

この先どうなるかわからない世の中において、チャレンジするという精神、空気感は絶対に必要であり、お金持ちになるにはどこかでチャンスをものにしないといけません

そういった感性を若いうちには磨く事を優先すべきではないかと思ってます

成功の反対はやり直し

失敗という事はなく、
何度もトライして諦めない限り最終的には大きな成功になります

そう信じてこの激動の時代を生き延びていきましょう

ではでは!

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