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元作詞家の見解「意識」

改めてワールド・カップの話題ですが…

堂安選手のコメント

 交代出場後に同点ゴールを決めた堂安律選手。相手キーパーの弾いたこぼれ球を狙ったポジション取りは見事でした。注目したのは試合後の彼のコメントです。
「俺が決める。俺しかいないという気持ちで入った」
海外でプレーする選手が増え個々の技術が向上したのは事実ですが、それ以上に日本人の意識も此処まで高まったかと、とても嬉しく思いました。

これまでならば…

 実体験がないにもかかわらず、戦後生まれの我々世代にさえ未だ敗戦した小さな国に生まれ、常に前を走るランナーの背中を追い掛けながら努力し続けなければならないといった、ある種思い込みから来るコンプレックスの様なものがありました。日本人特有の美徳とされる謙虚さと、実際には自信の欠如が故の歴史だったのかもしれません。以前にはよく聞いた敗者の
「いい経験になりました」
というコメントも昨今では耳にしません。勝負である以上勝たねば意味がないという強い気持ちの根が日本人の底にも張ったのでしょうが、堂安選手のコメントを聞けば、生まれてこの方勝つこと以外には考えたことがないといった程の意識の在り方を感じたのです。彼等世代には最早コンプレックスや “お先にどうぞ” “自分はまだまだ” という様な引け目は皆無なのでしょう。DNAの違いすら感じます。

この勝利に学ぶ

 ドイツに勝利した結果が我々に与えた勇気は間違いなく大きいものです。積み上げたもの有りきですが、ドイツの選手たちと同じ目線の高さで戦う彼等の意識共有が呼び寄せた勝利でしょうし、これは我々サポーターにも貴重な学びの機会と思う次第です。人目を気にして小さくなる必要などなく、時にはビッグマウスをもって己を鼓舞することも大切でしょう。そもそも自信に根拠など存在する筈もなく、それは単に己を信じるか否かの話です。
 この時代、まさに大変革のタイミングで堂安選手を始め日本代表チームは我々日本人に大きな学びを与えてくれていると強く感じます。我々世代も負けることなく更なる意識の向上を心掛けたいものです。

引き続き日本代表チームを全力で応援しましょう!
奇跡ではない必然の勝利を願って!!

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