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有能(天才)と無能(バカ)2.5

ここで解説する有能(天才)と無能(バカ)は、日本の学習基準からの事、またはその基準と海外の基準との違いからどちらがいいのか?を考える内容となります。まずは、『有能(天才)と無能(バカ)前書き』に目を通してから、読み続けて下さい。

また、有能(天才)と無能(バカ)2の補足記事になりますので、是非前回分を読んで下さい。

有能の解像度を確かめる


伝言ゲームをご存知でしょうか?数人にわたりメッセージを伝えていった先の回答がずれていく遊びです。なぜこの様な事が起こるのでしょうか?

伝言ゲームで回答がずれていく原因はいくつかあります。

  1. 記憶の誤差:人々は完全に正確にメッセージを覚えるのは難しいため、記憶の曖昧さや欠落が生じます。

  2. 解釈の違い:各参加者がメッセージを異なる方法で解釈し、それに基づいて次の人に伝えるため、元の意味からずれることがあります。

  3. 伝達の誤り:口頭での伝達中に、言葉の選び方や発音の違いが影響し、メッセージが変わってしまうことがあります。

  4. バイアスと先入観:各参加者が持つ個々のバイアスや先入観により、メッセージが意図的または無意識的に変えられることがあります。

  5. 集中力の欠如:参加者が注意を払っていない場合、メッセージの一部が省略されたり、誤って伝えられることがあります。

  6. 意図的な変更:時には、参加者が故意にメッセージを変更することもあります。これはゲームの楽しさを増すためだったり、単に間違いを修正しようとした結果だったりします。

これらの要因が組み合わさることで、伝言ゲームの中でメッセージが徐々に変わっていくのです。

では、有能な人間だけで伝言ゲームをしたらどうなるのか?(有能(天才)と無能(バカ)シリーズからの引用多し)

記憶の誤差は天才にはありません。何故なら天才は記憶力があるからです。

解釈の違いを天才はしません。正しくアウトプットする能力に長けていますので。

伝達の誤りを天才はしません。上記と同じ。

バイヤスと先入観を天才は持ちません。物事の事実だけでパズルをしているので。

集中力の欠如を天才はしにくいです。そもそも伝言するだけに集中力を使わない。

意図な変更を天才もするかも。きっと要点をまとめて簡潔に伝えてるだろう。修正も。結局、そのコンパクトになった情報を扱う人間の問題になる。

きっと一言で終わるつまらないゲームになるでしょう。

ただのお遊びなら問題はありませんが、現代社会ではそうもいかない事があります。それが『フェイクニュース』です。


ニュースとフェイクニュースと拡散と無能


「フェイクニュース」という言葉は、2016年のアメリカ大統領選挙の前後に特に注目されるようになりましたが、その起源はそれ以前にもさかのぼります。フェイクニュースという概念自体は、歴史的に見ても存在しており、古くから誤報やプロパガンダが問題視されてきました。

しかし、2016年の大統領選挙の期間中にソーシャルメディアを通じて広がる偽の情報が大きな問題となり、「フェイクニュース」という言葉が一般に広まりました。この時期に、特にドナルド・トランプ候補(現職大統領)によって頻繁に使用され、言葉が定着しました。

たちが悪いのが研究によれば、フェイクニュースは正確なニュースよりも拡散率が高い傾向があります。

  1. 感情的な影響: フェイクニュースはしばしば感情を強く揺さぶる内容を含んでおり、怒りや驚きなどの強い感情を引き起こします。これにより、人々がニュースを共有したくなる動機が強まります。

  2. 新奇性: フェイクニュースはしばしば信じがたいほど奇抜な内容や新奇な情報を提供するため、注意を引きやすいです。新しい情報は人々の関心を引き、共有されやすくなります。

  3. 認知バイアス: 人々は自身の信念や先入観を裏付ける情報を好む傾向があります。フェイクニュースはこのバイアスを利用し、特定の視点や意見を強化する情報を提供することが多いです。

  4. アルゴリズム: ソーシャルメディアプラットフォームのアルゴリズムは、ユーザーの関心を引きつけるために設計されています。フェイクニュースは高いエンゲージメントを生むため、アルゴリズムによって優先的に表示されることが多いです。

これらの要因が組み合わさり、フェイクニュースは正確なニュースよりも速く、広範囲にわたって拡散することがあります。

しかも、正義感の強い人がフェイクニュースを拡散する割合が高いという研究結果もあります。

  1. 感情的反応: 正義感の強い人は、不正や不公平な事柄に対して強い感情的反応を示します。フェイクニュースがこうした感情を引き起こすと、彼らはその情報を広めることで問題を解決しようとする傾向があります。

  2. 信念の強化: 正義感の強い人は、社会的に正しいと思われる行動や情報を支持しやすいです。フェイクニュースがその信念に合致すると、正義を広めるためにそのニュースを拡散します。

  3. アクティビズム: 正義感の強い人は社会的変革やアクティビズムに積極的であることが多く、彼らは不正を正すための手段として情報を拡散することがあります。フェイクニュースがその目的に合致すると、特に拡散されやすくなります。

  4. ソーシャルメディアの影響: 正義感の強い人はソーシャルメディアを利用して意見を発信することが多いです。感情的で強いメッセージを含むフェイクニュースは、彼らのフォロワーに対する影響力を高めるために効果的です。

これらの要因が組み合わさり、正義感の強い人々がフェイクニュースを拡散する傾向が見られることがあります。

更にフェイクニュースの訂正ニュースが拡散する割合が少ないという研究結果もあります。

  1. 感情的影響の欠如: 訂正ニュースは、通常、感情的な影響が少ないため、初めに広まったフェイクニュースほどの関心を引かないことが多いです。

  2. 初頭効果: 人々は最初に得た情報を信じる傾向が強く、その後の訂正ニュースを受け入れるのが難しくなります。これにより、訂正ニュースが拡散しにくくなります。

  3. 情報の飽和: フェイクニュースが一度広まると、情報の飽和状態に陥り、訂正ニュースが目立たなくなることがあります。人々は既にその話題に飽きているか、既に形成された意見を変えたくないと感じることがあります。

  4. アルゴリズムの影響: ソーシャルメディアのアルゴリズムは、エンゲージメントの高いコンテンツを優先します。フェイクニュースの訂正ニュースはしばしばエンゲージメントが低いため、アルゴリズムによって目立たなくなることがあります。

  5. 拡散の動機の違い: フェイクニュースを拡散する動機が感情的または信念に基づくものであるのに対し、訂正ニュースを拡散する動機は通常、事実を訂正するという理性的なものであるため、共有の動機が弱くなることがあります。

これらの理由により、フェイクニュースが広まる一方で、その訂正ニュースが広がる割合は相対的に少なくなりがちです。(1/10程度)

この事実から正しく伝言ゲームが出来ない無能は危険になる可能性があるとも言えます。

沢山のニュースや話題に溢れる現在は、縦スクロールだけの情報を信じている事は危険な事と自覚して下さい。
多くは広告収入が目的であります。まだテレビなどのマスメディアの方が同じ案件でもプロとしてルール内で行っているだけマシであり、素人の動画に心奪われピュアな正義感を書き乱される事はない様に。有能な貴方はしっかりと精査する知識人で在るようにと願っております。

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