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 まず私のカメラ遍歴から話していこう。と言っても私は道具マニアではなく撮るほうがメインでカメラと接してきた。そんな私でも"Leica"常に頭の片隅から離れない...。
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1979年「いとしのエリー」がヒットしている頃まで葉山に5年住んでいた。
そして、再び1995年に湘南に戻る。この地に根をおろして27年が過ぎた。

2000年頃からNIKON coolpix990デジタルカメラで湘南を撮り始める。
まだ334万画素の時代だったが、新しい時代を感じ12万円位したが恐る恐る使い始めた事を思い出す。何が良かったかと言うと初期iMacを使い始め、そこでPhotoshopを使ってカラーデジタル現像ができるというのが嬉しかったからだ。それまでのフィルムカメラは自宅で現像できるのはモノクロームだけだったのでiMacでカラーを自在にコントロール出来るのはワクワクし夢中になったものだった。

デジタルカメラも使い始めて気がつくと22年、画素数は2500万画素を突破してハイエンドカメラでは4000万画素を遥かに超えて中には1億万画素とか言うところまで達している。2500万画素を超えたあたりで、それ以上の画素数に興味が向かなくなった。結局データ量が膨大になりMacもそれに合わせて更新しなければならない事に疲れてきたのだ。

写真の学校に通っていた二十歳の頃はCANONを使っていた時期もあるし、PENTAXやMINOLTAを使っていた時期もある。フィルムカメラはNIKON New FM2で幕を閉じた。

2000~2016年までデジタルもNIKON派だった。ラストフィルムカメラがNIKONだったこともあり、coolpix990から、600万画素D70、D200、D700と続き2016年頃までフルサイズのNIKON D800に高性能の重いレンズを付けて撮っていた。しかし歳も重ねてくるとその重さに身体がついて行かなくなった。写りは最高なのだがもう耐えられないとFUJIFILM Xシステムにまるっと乗り換えるというダウンサイジングを敢行する。このシステムに乗り換えた理由は軽いと言うことがまず第一の理由だった。NIKONの時の半分くらいになったのではないかと思っている。そして、勿論描写がかなり自分好みだった。これは子供を追っかけて撮影する仕事に使えると判断し、D800を使っている時の様に腰に負荷がかかることもなくなった。ここに至るまでにRICOH GRD Ⅱを使ったり、fujifilm X100sという単焦点ハイエンドコンパクトカメラもサブのスナップ用に使った。軽い、気楽、写りが良いと、言うこと無しで楽しく使った経緯もありFujifilmのXシリーズを使うことに躊躇する理由もなかった。それとNIKON体制の時もサブ機にはいつもAPS-Cのカメラを使っていたという事でFUJIFILM XのAPS-Cのシステムにも抵抗はなかった。

フルサイズかAPS-Cかとよく議論になるが、写りが良く仕事に使えれば問題ない。

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前置きが長くやっと本題に入るが、LeicaQの話をするには私のデジタルカメラの履歴を伝えてから話した方がLeicaQの良さが伝わると思ったからだ。

LeicaQは2019年秋に手に入れてもう二年半になる。まだローンは続いている。Leicaは写真好きだったらいつかは所有してみたいと言うカメラでずっと憧れていたが、お高い!半端なくお高い!なんと一番欲しいMシステムに至っては車が買える程の値段だ!そしてマニアルフォーカスである。老眼が進んだ私にこの仕打は酷だと諦めていた。

そんな時2015年にLeicaQが衝撃的なデビューを果たす。なんと単焦点固定レンズながらフルサイズ、オートフォーカス、マクロ撮影までこなすと言うではないか。そしてレンズは専用設計とは言え、あのSummilux f1.7ときた。だから写りが半端なく良い!影の暗い部分まで階調豊かな表現をしてくれる。なんだこれは〜と唸る絵が出てくる。これがLeicaの特徴だろう。

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LeaicaQにはSummilux 28mm f1.7という高級レンズは使ってみると判るが独特の色表現と空気感まで映し出すのには参った。

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Leica M はマニアルフォーカスで子供を撮る老眼の私には、仕事では使えないと判断した。でもどうしてもLeicaを使ってみたかったので散歩用にと軽いこの単焦点Qを割り切って手に入れた。正直、どうしてもライカを使ってみたかったからだ。このカメラレンズ固定式で28mmと少々広角気味だが散歩スナップには最適な画角かも知れない。必要なら35mm、50mmと画質は落ちるがクロップして撮ることも可能だ。

再度言うがこの画質が全てある。今まで私が買ってよかったカメラの一番にいる。

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今まで使ってきた単焦点カメラはフルサイズではなかったが、GRDⅡしてもX100sにしても満足のいく写りだった。その流れから行くと単焦点に違和感はなくスナップ用と割り切れば鞄に常駐するアイテムの一つとして常に持ち歩いている。

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湘南界隈の海で撮影した写真を今回は載せたが、次回は是非都会で撮ってみたいとおもっている。

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今はLeicaQもセカンドジェネレーションのQ2になり、画素数も4000万画素を超えてきた。そしてMONOCHROME専用のQ2も登場している。今のところはそれにアップデートの予定はない。今の画素数と写りで十分Qシリーズは満足している。

それでも、それでもデジタル Leica Mはいつかは手に入れたい!爺よ、時間がないぞ!!

Photographer higehiro
instagram https://www.instagram.com/higehiro/
Twitter https://twitter.com/higehiro134


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