阪元裕吾監督:ベイビーわるきゅーれと最強殺し屋伝説国岡みたよー!!
みんなー!!
U-NEXTの見放題作品に!!
阪元裕吾監督の!!
ベイビーわるきゅーれが来たよー!!
ってな訳で本noteは、
・ベイビーわるきゅーれ
・最強殺し屋伝説国岡
の映画感想です。
U-NEXTユーザーは、両作品ともに見放題にあるのでオヌヌメ。
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もし殺し屋を生業とする人が身近にいるとしたら
ベイビーわるきゅーれ、最強殺し屋伝説国岡、二つの作品はともに「もし殺し屋が身近にいたら…」という”もしも話”をポップに描いた作品だ。
ベイビーわるきゅーれでは、うら若い二人の女性殺し屋にスポットを当てて、最強殺し屋伝説国岡では”孤独な凄腕殺し屋・国岡”の密着取材という体で描かれる。
面白いポイントは、どちらの作品も同じだ。
・絶妙なチープさ
・オフビートな笑い
・アクションシーン
阪元裕吾という監督の作品を、他には観ていないが恐らく監督の持ち味はこの3点。他作品においても共通して表現されているんだろう。
絶妙なチープさ
題材が”もしも話”で殺し屋と現実のギャップや、価値観のズレが面白さになっているから余計に目立つのだろうが、随所で「やすっぽいな~」と笑ってしまう。
わざとチープさを残して、「実際に殺し屋がいたとしても、ゴルゴ13みたいなガチガチの奴じゃなくてこんなモンっしょ」っといいたいのはわかるが、流石に殺し屋集団ホワイトベアー(国岡より)は安っぽすぎる。
渋谷のハロウィンにいけばもっと気合の入った仮装が見れることだろう。ただその余りにもな安っぽさがクセになる。
駄菓子屋で30円ほどで売られている、着色料と香料のみの飲料が、あんがい飲める…みたいな、そんな感じがする。
オフビートな笑い
ベイビーわるきゅーれではわかりやすく描かれていた。主人公”ちさと”と”まひろ”のいまどきの若者っぽさと、それでいて人殺しが日常となっている肌感覚を感じさせる微妙なズレた会話。
コンビニ店長の面接、メイド喫茶の店員との会話、死体処理業者にされる説教と、会話劇においてズレた笑いを表現するのがうまい。
最強殺し屋伝説国岡は、ベイビーわるきゅーれよりもより淡々と、よりリアルっぽく描かれていた。私はこっちのほうが好みだった(冒頭の殺しにいくまでの時間がボチボチあるのでちょっと寝る、とか最高)。
・アクションシーン
その身一つで表現するアクションシーンが面白い。
面白いアクションシーンのある邦画でいうならば、”るろうに剣心”で使われたゴリッゴリのワイヤーアクションや”クローズ ゼロ”であったストップモーションとかだろうか(知識浅くてスマンな!)。
映像技術によって産み出されたそれらとは異なり、鍛えられた肉体のみで描かれる原始的なアクションシーンが面白いのだ。
プロの殺し屋です、という前フリに対して「これはマジでプロの殺し屋だわー」と納得できる。”ちさと”役の伊澤彩織さんはゴリッゴリのアクションスタント俳優さんとのこと。なっとくぅー!!
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ただし!!
上から下まで私の主観、感想でしかない本noteではあるが
ここから先は更に私見であることを強調したい。
3点あげた阪元裕吾監督の持ち味であるが、”絶妙なチープさ”
”オフビートな笑い”のこの2点は人を選ぶ。
ハマる人はハマれるだろうが、なんかノリがあわないなぁという人はとことん合わないだろう。私は7割ぐらいはノレたのだが、残りの3割で「ちょっと寒いなー」と思ってしまう部分があった。
好みがわかれるということを主張したい。
そして、アクションシーンについては邦画という括りではハイレベルではあるが、世界規模でみればまだまだだ。私の中の最高峰は”ザ・レイド”かなぁ。似たような殺し屋という設定のある作品では、”ジョン・ウィッグ”もあるしね。
という訳でブー垂れましたが
”邦画が好き”ならぜひ観てね!!
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