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フロランタン

フロランタン
“フィレンツェの”という意味があるらしく、フィレンツェ由来という説もあるし、全くフィレンツェとは関係ないという説もある、そんなお菓子。
まーそんなのはどうでもいいのである。
私はこのお菓子が好きなのだ。
どうしようもなく。
狂おしいくらいに。
このお菓子には少しのこだわりがある。
それは食感が強くあること。
雷おこしとかりんとうが合わさったような食感にしたいのだ。
そう思い、初めて焼く。
想いは強いが作るのは初めて。
でも、いろいろな本を見ていて思いながら、いろいろなフロランタンを食べて感じたのは
下のクッキー生地と上のナッツのキャラメリゼの部分、これが5:5もしくは4:6(クッキー4:ナッツ6)がいい。
こんなに食べてから作るのは初めて。
そして作るのはグラノーラのフロランタン。
一番美味しかったフロランタンは、いろいろなナッツが乗っていて食感に凹凸があるフロランタンだった。
だとすれば、いろいろな穀物が入ったグラノーラのフロランタンはどうかと思い、成城石井で、穀物だけのグラノーラ(黒豆、大豆、麦などいろいろ入っているもの)とアーモンドスライスをたっぷり入れてそれをフロランタンにしてはどうかと思った。
バートシュクレを作り伸ばし、バットに入れて1日休ませ、ピケをして、下焼きをし、グラノーラと、アーモンドスライス、砂糖、蜂蜜、バターなどを加え、アパレイユを流し込み、焼き上げる。
焼く前は凸凹だった表面が焼き上がった時には不思議と平らになる。
粗熱が取れる前くらいにひっくり返して、カットしていく。
そして食べてみる。
これはいつものクッキーと違い、できた時から食べごろな気がする。
予想通り、力強いフロランタンに仕上がり理想のフロランタン。

人でいうと西島秀俊。
甘い顔だけど、力強い感じ。
そんなフロランタン
ただ、紆余曲折なく、いいものができるともっと何かをやりたくなる。
まだまだチャレンジをしたい。

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