サッカー指導2021/07/02

サッカースクールの練習の意図を共有したいと思います。

今回の練習では、最初に子ども達から強かったチームの特徴を挙げてもらいました。
その時に出た、ディフェンスとシュートの練習を重点的に行いました。

・大会を通して出た感想

質問
子ども達に強いチームは何がすごかった?

・シュートが上手かった
・ドリブルがうまかった
・ディフェンスの寄せる事と取り方が上手い

この3つが答えとして返ってきた。

サッカーが強くなるには、この3つの要素を高めていく必要がある。

・ボールを蹴る(シュート)
・ボールを扱う(ドリブル)
・ボールを奪う(ディフェンス)

小学生年代では、個人の質を高めて行くことが強いチームになるための近道である。

以前に比べて、子ども達がその3つの要素を感じられるようになったので成長している証であると感じた。

それの要素を踏まえて、考えて練習を組み立てていった。

・ドリブル練習

マーカーを四角に置いてその外側回る練習をした。

狙い
ボールを動かす感覚を身につける

ドリブルで相手を抜くときは、左右のどちらかにかわす必要がある。

その感覚を身につけるために、四角を回る練習をした。

角は90度なので、方向転換をしないと次のところへいくことができない。

簡単な子に対しては、角から離れないようにドリブルすることを要求した。

角から離れると簡単にすることができて、離れないようにすると難しくなる。

レベルの設定ができるので、段階的にレベルアップすることができる。

この練習を通して、斜めにドリブルする感覚や向きを変える技術を身につけて欲しい。

・ボールの奪い合い

次にディフェンスの練習として、ボールの奪い合いをした。

狙い
体をぶつけるだけでなく、自分が扱えるところに持ってくる

今までは、体をぶつけて取るだけの練習をしていた。

そのレベルが1つ上がった練習としてぶつけて自分のボールにする。

ボールを奪うには2つしないといけない。

・体をぶつけて相手のバランスを崩す
・崩れたところに相手とボールの間に体を入れる

この2つでボールが奪える。

今までは、1つ目のバランスを崩すところまではしていた。

できるようになってきたので、次のステップに移った。

体をぶつけてバランスが崩れたところに、体を入れてボールを取る。

この、ボールを奪うまでの一連の動きを練習に取り入れてみたところ、、、

結果は、試合で発揮されていた。

他のチームに比べてボールをディフェンスで奪える回数が多かった。

小学生年代では、体を入れて取る事ができると
これから非常に役に立つ武器になる。

個人で、取れるの技術があるとどこのポジションでも重宝される。

攻撃ができても守備ができないと監督やコーチは使いずらい。

極端な話、点数を取られなければ負けることはない。

なので、ディフェンスを早い年代で身につける事が成長した時にチームにとって重要な選手になるための必要なことです。

・シュート練習

強いシュートを打つために、足にしっかり当てる練習をした。

狙い
足にしっかり当てる感覚を身につけさせる

強いシュートを打つには、力が必要ではない。

足にしっかり当てることで小学生でも強いシュートが打てる。

実際にどこに当てるのかというと、靴紐の部分である。

靴紐の部分にしっかり当たると感覚的に、ボールの重さを感じないキックになる。

この、感覚が重要でしっかり蹴れた証拠になる。

練習の中でいいシュートを打った時は、「いまボールを蹴った感じなかったよね?」というようにしている。

まずは、感覚的なところから入り次第にどのようにしたらいいシュートができるのかをに覚えていってほしい。

感覚的→理論的

といったように、言語化できるようになってくると上達も早いうえに他の人に教えることができる。

・さいごに

継続して練習することで確実に成長できている。

1年前と比べて自分がどれほどうまくなったのかを感じてほしいと思う。

他の人と比較するのではなく、過去の自分と比較する癖を小学生のうちから身につけてほしい。

その、考え方があるからこそ頑張れると思う。

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