切手を購入した時の話
どうも。
東野京(ひがしのみやこ)です。
昨今ではDXやコロナ禍によってペーパーレス化が進み、書類等を郵送する機会が減りつつあるように思います。
そんな時代になっても仕事やプライベートで時折、書類送付の必要に駆られる事がありますよね。
今回の記事では書類送付の為に切手を購入した時の話を記していきたいと思います。
送付物が発生してしまった
今年の春頃の出来事でした。
郵送にて書類を送付しなければならない事象が発生してしまいました。
何の書面だったかは記憶が曖昧になってしまったのですが、A4の用紙をクリアファイルに入れて返信用封筒と共に定形外で郵送したような感じだったと思います。
出来ることならメールで送付したいなと思うのですが、それが出来ないケースだったのでしょう。
億劫な気持ちで重い身体を引きずりながらローソンに行ったことを覚えています。
職場の最寄りだったか自宅の最寄りだったかも曖昧なのですが、ローソンだったことだけは確かです。
餅は餅屋
餅は餅屋という言葉の通り、郵便物は郵便局に持ち込むべきです。
意図を伝えれば返信用封筒と送付物のそれぞれの重さを考慮して料金を算出してくれます。
自身で料金を計算する必要もなく、(重量超過による料金不足を心配して)念の為に少し高めの切手を貼る必要もありません。
郵便局ならば概ね何日頃に到着しそうかも訊けば答えてくれるので、ポストの回収時間や送付先からざっくりとした到着予測を立てる必要もなくなります。
(回収後の後方作業やリードタイム等も把握していない素人の目算などそもそもあてにならない)
しかし日中に中々動けないタイミングや突発的な事象だと郵便局が営業していない時間に対応せざるをえないという事もあるでしょう。
仕事の繁忙期でお昼休憩も取れるか取れないかというような時期でしたし、そんな慌ただしい中で休憩中に郵便局に行くような気力体力がなかったような気がします。
もしくは後回しにしちゃうと中々進まないことを恐れてさっさと終わらせにかかったのかもしれません。
たった数ヶ月前の事なのに記憶が曖昧というのも恐ろしい話です。
そのうち直近の食事内容も思い出せなくなってしまうのではと思うと怖くて仕方がないです。
そんな感じで今年の4月某日の業務後にローソンに行くことになりました。
切手の購入時
かくして私はローソンにて数百円分の切手を購入することにしました。
からあげクンの誘惑に抗いつつ何とかレジの店員さんに声を掛けます。
喉元まで「か」が迫ってきています。
口内には涎が溢れ、このままでは街が水没しかけない状況です。
一刻も早く終わらせてこの地を離れないと沢山の人々が犠牲になってしまうという謎の焦燥を胸に店員さんへ要望を伝えます。
「どうぞ」
「切手の取扱いはありますか?」
「切手、有りますよ」
「では〇〇円分の切手をいただきたいのですが」
対応してくれた店員さんはとても真面目そうな方で、物腰の柔らかい外国人の男性でした。
彼が揚げたからあげクンはさぞ美味しいことでしょう。
店員さんは切手が入ったファイルを取り出し、こちらの要望に応えようとしてくれています。
ファイルを捲り、全ての切手を見回して困ったような表情を浮かべています。
「〇〇円の切手はなさそうです」
「有るもので、合計〇〇円になれば、どの組み合わせでも大丈夫です。少し超えても大丈夫なので〇〇円以上で〇〇円に出来るだけ近くなるようにお願いできますか?」
「それなら大丈夫です!」
少し複雑な物言いになってしまいましたが、彼はすぐに意図を解してくれました。
きっととても優秀な店員さんなのだと思います。
しかし、店員さんに予期せぬ苦難が待ち構えていました。
彼が真っ先に取り出したものは収入印紙でした。
「すみません、これは切手ではないんです。同じ形をしているから分かりにくいですよね」
「失礼しました。間違えるといけないので見てもらってよいですか?」
彼はそう言って切手の入ったファイルを見せてくれました。
「ありがとうございます。ではこの✕✕円を□枚と△△円を▲枚でお願いします」
こうして無事に切手を購入でき、その場で貼り付けてローソン内のポストへ投函しました。
最初からそうしたら良かったような気もします。
店員さんに手間を取らせてしまって申し訳ない気持ちになりましたが、店内が混んでいなかったのは不幸中の幸いです。
接客対応がなくても他にやる仕事は無数にあると思うので、最短で終われるようにもっと気を回してあげるべきだった事は否めませんが。
店員さんは悪くない
私の対応にも改善の余地があったことは先程も触れた通りですが、そもそも諸悪の根源は収入印紙と切手の紛らわしさです。
全く別の性質の物なのに同質の姿形をしているというのは初見殺しにも程がある。
「収入印紙 切手」で検索したら違いを問う質問や間違えて貼ってしまったという事例が無数に出てきます。
お会計までの間はどうにかならないのかなと思っていましたが、お会計を済ませた頃にはすっかり頭から抜け落ちてしまいました。
送付物を投函するという目的を達成できたので些末なことは気になりません。
後に残るものは空腹感とからあげクンへの欲求のみでした。
おわりに
ちなみにこの日はからあげクンを購入せずに帰りました。
どうして耐えられたのか、今の私には理解できません。
凄い、凄すぎる。
今の私だったら絶対に我慢ができない。
今すでにからあげクンの口になってしまっています。
電車を降りた後にローソンをスルー出来ない気がしてなりません。
最後までお目通しくださった方、ありがとうございます。
また何処かでお目にかかれたら幸いです。
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