コント:干からびたドラえもん

この間の学生芸人の大会で、ツルッツルに滑ったコントをここに供養しておきます。



のび太、漫画を読みながら爆笑している。

ドラえもん、いつもの青い見た目ではなく、渋い服を着て虚空を見つめて座っている

ドラえもん「おいクソガキ」

のび太「…ド、ドラえもん?」

ドラえもん「クソガキ!!!クソガキ!!!クソガキ!!!クソガキ!!!」

のび太「ちょわかったわかったって。どうしたのさ。言動も見た目もいつもと違うよ??」

ドラえもん「怒りがMAXになると青が消えてちょっと干からびた感じの見た目になっちまうんだほよ。お前、昨日の晩なにしてた?」

のび太「昨日は、足の小指の皮を剥いて、その皮で出汁を取って味噌汁作ってた」

ドラえもん「そうじゃねぇよその後だよ!お前しずかちゃんとチョメチョメしてただろ!!」

のび太「あ、そうだった(笑)」

ドラえもん「そうだった(笑)だと?馬鹿にしやがって。これを見ろ。」

ドラえもん、一枚の写真を差し出す

のび太「これは、しずかちゃんじゃないか。」

ドラえもん、奪い取って床に置く

ドラえもん「踏め」

のび太「踏め?何言ってるんだよ!できるわけないじゃないか」

ドラえもん、のび太の足を掴んで踏ませようとするがのび太は抵抗し揉み合いになる

ドラえもん「良いから踏んでくれよ。おっ、お前足の小指の皮すんげぇ剥けてんじゃねーか。さそがしいい出汁が取れたんだろうな。俺に毎日お前の足の皮で出汁をとった味噌汁食べさしてくれよ。お前の家庭の味を味わわせてくれよ!」

のび太「やめてよ!良い加減にして!」

足をドラえもんの手から引き抜く

ドラえもん「なんだこの野郎!!!(血を吐くような咆哮)」

のび太「ドラえもん、僕は君のことが好きだよ。いつも秘密道具で僕を楽しませてくれるし、辛い時は寄り添ってくれる。でもね、君はあくまで友達。僕にはしずかちゃんという恋人がいるんだ。ずっと前から好きだった恋人がいるんだよ!!」

のび太「それにねドラえもん、僕もう48歳だよ。ブルガリアなら独身税取られてるよ!!もう周りはみんな結婚してるんだし、チョメチョメの一つくらいさせてくれよ!」

ドラえもん「…そうかい。けっこうけっこう。結構毛だらけ猫灰だらけ。ケツのまわりはクソだらけってか。」

のび太「ドラえもん江戸っ子みたいになってるよ」

ドラえもん「そんなにあの女が好きなら結婚でもなんでもすりゃ良いじゃねぇか。のび太、俺は出ていくよ。」

M.男はつらいよ

のび太「ちょっと、ドラえもん待ってよ。」

ドラえもん「止めねぇでくれよ。俺の気持ち、分かってくれよ。」

ドラえもん「あ、そうだのび太、最後にこれだけは言わしてくれ。毎日。いや2日に一回でいいから、味噌汁をクール便で送ってくんねぇか?」

のび太「ごめん、もう足の皮全部剥けちゃったからもう味噌汁は作れないよ」

ドラえもん「ふっ、そうかい。どうせ俺は味噌汁も食わしてもらぇねぇ汚ねぇドブたぬきだよ。」

のび太「そんなこと言ってないじゃないか」

ドラえもん「じゃあな。もう会うこともねぇだろうな!」

のび太「ドラえもん!!!」

ドラえもん、下手に去る

のび太「よっしゃぁ!!!自由の身だ!!!フゥゥゥゥゥ!!!しずかちゅわぁぁぁん!!!!」

のび太、上手に去る


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