見出し画像

表参道にての小一時間の事を書いただけのもの

知人の紹介で、表参道ヒルズのイベント『本と社交場』に行ってみた。
様々なジャンルのブースが出展され、普段本屋では手に取れない本があるのと同時に、出展者と色々な会話ができる、との触れ込みだった。

都内には、なんとかヒルズが幾つかあるが、個人的にはまず行かない場所。
表参道ヒルズも、最後に入ったのはいつだろうか、全く覚えていなかった。

入り口を入ると、香水と化粧品の匂いがどっと押し寄せ、強めの冷気だけが救いになるほど、私にはかなりキツめのご挨拶だった。
入ったはいいが、イベントの情報がどこにもない。
あるのは、大々的にポスターが掲示された『日本を旅する大人のかき氷』ばかり。
まぁ、せっかく来たんだし、どんなかき氷があるのかと、ポスターを眺めてみた。

しかし、これは食べんだろ、というのばかり。
とはいえ、美味しそう食べてみたーい、という方もいるかもしれない。
こんなのだった。


食べんだろと思いつつ、どんなものかと、一番上の3階に行ってみて、かき氷を見ながら順に降りてこようと、とりあえず3階に行った。
けれど、各店、すでにかき氷の雰囲気が全くない。
一日限定◯食とのことから、すでに食べ尽くされたのだろう。
いやはや、さすがヒルズと感心した。

順に降りていくが、肝心のイベントが見当たらない。
キラキラしたショップばかりを横目に、ついに地下まで降りてきた。

そこでようやく、これがそうなのか、と一瞬疑うほど、こじんまりとしたスペースに、わずかな本を並べた小さなブースが固まっている場所を見つけた。

ほとんどお客さんはおらず、一人斬り込むのもなかなか勇気がいる雰囲気。
でも、紹介されたからには斬り込まざるを得ず、申し訳ないが、手にするほどの本もない中、サラリと回って終わりにした。
ちょうどお昼時、行った時間も悪かったのか、もうちょっと工夫しても良さそうなのに、もったいないイベントだと思った。

(すでに情報が削除されているので、出展者のページから)


外に出ると、表参道の通りは全面車両通行止め。
「よさこい」の熱気で溢れていた。
人が多く、嫌気がさす。
一本裏に入り、「グラニフ東京」でTシャツを物色し、近くの屋外カフェで休んで帰った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?