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ゲームが好きだ

物心ついたときにはすでにどっぷりゲームにハマりこんでいた。家族で買い物に出かける時も、真っ先にデパートのゲームコーナーに走っていったし、友達と連れ立ってゲーセンに行くことも多かった。

そのことを心配した親が、家庭用ゲーム機「カセットビジョン」を買ってくれた。不良のたまり場であるゲーセンに行かれるより、家の中で遊んでくれたほうが安心だったんだろう。目論見は半分成功、半分失敗に終わる。
家ではもちろん買ってもらったゲームを思う存分遊んではいたが、初期の家庭用ゲーム機では性能に限界があったし、カセット2つ分のゲームだけでは満足できるはずもなかった。その後も、親の目を盗んではゲーセンに通って少ない小遣いをゲームマシンに放り込んでいた。

四十路を迎え、人生も折り返し地点になった今もゲーム好きは変わらない。

好きなゲームを好きだと言う

ゲームは好きだ。それでもプレイしていると、好きなところとは別に「気にくわない」「ここがダメ」などの欠点がどうしても目に付く事がある。わたしも時に「ダメなところ」を愚痴ってしまったりする。
ゲームレビューでも、プラス面と同時にマイナス面を挙げてバランスを取る傾向がある。完璧なゲームなんて無い。わかる。でもマイナス面を突きつけられたり、そのレビューを読んだりするとモヤモヤする。中には扇情的なタイトルで欠点をあげつらうゲームサイトなんてものまである。

好きなゲームがそんな風に言われるなんて悲しいじゃないか。

欠点なんてわかってる。わかっていてそれでもプレイしている。楽しさが欠点を上回るならそれでいいじゃないか。そんなゲームレビューを書こう。

点数は付けず、欠点にはあえて目をつぶり、愚痴は自分の中に収めておく。
そして好きなゲームの好きなところをとことん好きだと言う。そんなゲームレビューを書いていきたいと思う。
たぶんゲームをプレイする時の参考にはならない。それでもいいじゃないか。
好きなんだもの。

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