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アプリ市場に変革の波!大手寡占に挑む開発者たち

皆さんさ、アプリと聞くと何をイメージしますか?

アプリの世界に大きな変化が訪れつつあります。
米アップルと米グーグルがシェアの9割を握るアプリ市場に、新たな競争の息吹が吹き込まれています。
日本政府も、アプリの配信を自社ストア以外からも可能にする動きを検討中です。
これにより、アプリ開発者や企業、個人が新たなビジネスチャンスを模索する一方で、新たなジレンマに直面しています。

大手の強力な配信基盤

グーグルのアプリ配信サービス「グーグルプレイ」のAPAC事業責任者、キラン・マニ氏は、グーグルプレイのセキュリティと開発者支援への投資に自信を示し、「アプリの安全性と開発者の支援に多くの投資をしてきた」と強調しています。

寡占を打破せんとする動き

アプリ市場での寡占状態に対抗する動きは世界中で広がっています。
欧州連合(EU)はデジタル市場法(DMA)の対象企業として、アップルや米メタなど6つのプラットフォーマー企業を指定しました。
日本でも他社の参入や公平な競争を促す規制について検討中です。

セキュリティの課題

アップルはセキュリティ上の懸念から、サイドローディングを原則認めていません。
一方、グーグルは対応していますが、実際には自社のストアを通じての配信が主流です。
サイドローディングにはセキュリティの課題があり、グーグルはマルウェアなどへの対策を強化しています。

DXの加速

アプリの簡単な開発が可能になり、医療機関などがDXの一環として独自のアプリを開発しています。
しかし、アプリ数の急増によりセキュリティの課題が浮き彫りになっています。

アプリ開発者のジレンマ

アプリ開発者の常川友樹最高経営責任者(CEO)は、「ますます厳しくなっている」と競争環境を語ります。
アプリ開発者からすれば、大規模なビッグテック企業への期待は大きい一方で、将来のストア選択肢については不透明です。

未来への展望

サイドローディングの義務化により、アプリ開発者には選択肢が増え、手数料の低下が期待できるかもしれません。
しかし、競争は激化し、安全性と利用者数を両立させる難しさがあります。
グーグルやアップルのような大手プラットフォーマーを選ぶ状況は、今後も変わらないかもしれません。

アップルはアプリの品質とセキュリティを重視しており、審査プロセスは厳格です。
しかし、アプリがApp Storeに収載されることで、数多くのiOSおよびmacOSユーザーにアクセスできるため、多くの開発者にとって魅力的なプラットフォームとなっています。


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