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心の声聴いていますか

皆さんは、心の声聴いていますか?

要約は4つ

  1. 心の声を聴く:自分自身の感情や思考に耳を傾けることは、自己理解と自己受容の第一歩です。

  2. 受け取り方が重要:古代ギリシャの哲学者エピクテトスは、「人はものごとによって混乱させられるでなく、その受け取り方によって混乱させられる」と述べています。つまり、私たちの反応は、事象そのものではなく、それをどのように解釈するかによって決まるということです。

  3. 論理療法の視点:論理療法は、自己優先主義、主体性、耐性、科学的思考、柔軟性、自己受容、コミットメント、心理的悩みに対する自己責任、人間関係志向、冒険心、あいまいさと不確実さの甘受、長期的視野に立つ快楽主義など、心の健康が良好な人が持つとされる要素を提唱しています。

  4. 「生き抜くこと」と「楽しむこと」:論理療法の理念は、できるだけ悩みを減らし、できるだけ長生きをし、生活の中でたくさんの喜びを感じられるようにすることです。

それでは細かく説明いたします。

「人はものごとによって混乱させられるでなく、その受け取り方 によって混乱させられるである」

 これは古代ギリシャの哲学者、エピクテトスが残した言葉です。苦難中にあって平静を保っことや、人類の平等を説いた教えは、後世にに受け継がれ、論理療法という心理療法の基本理念としても知らされています。この倫理療法の捉え方をもとに"私たちのこころの健康"について考えてみました。

論理療法の視点でみる「心の健康が良好な人の要素」とは

自己優先主義
基本的には自分の本心に忠実な人/人のためだからといって自分を不当に犠牲にしない人

主体性
自分の課題を自分で解決するのを楽しみ、自分の人生の責任者は自分であると思っている人

耐性
人のおかしいた行動を嫌悪するが、その人を一人の人間として軽蔑しない、人間の間違う権利を認められる人

科学的思考
自分の行動について仮説を立て、この仮説を検証するために、論理や科学的方法を自分の人生や対人関係に当てはめて考えることができる人

柔軟性
変化に応じていけ、決めつけた態度をとらない、多様な人間・多様な考え・多様な事柄に対して頑固な見方をとらず、知的柔軟性を有している人

自己受容
自分が生きてることを喜んでおり、自分の生命と幸福を受取って自分のものにする資格があると思っている人

コミットメント
外界の出来事に、それが人間あろうと事柄であろうと思想であろうと関わっていこうとする人

心理的悩みに対する自己責任
自分の悩みは自分の責任であると受け取り、自分の敗北的思考、敗北的感情、敗北的行動の原因を他者のせい、環境のせいにもしない人

人間関係志向
どちらかというと群居性があり、グループの中で、仲間と上手に共存し、楽しくやっていこうとする人

冒険心
人生で自分が本当にしたいことは何であるかを自問自答できる人/危険をおかすことができる人

あいまいさと不確実さの甘受
「われわれは確率や偶然の世界に生きている」と、人生を受け止めており、「絶対必要」とか「絶対確実」を追求しない人

長期的視野に立つ快楽主義
今ここですぐに欲求を満たされなければならないといった強迫性はもたず、今日と明日と両方のことを考えた方が得だとする。幸福を追求し、苦痛を回避する、快楽主義者

 倫理療法は理念は「生き抜くこと」と「楽しむこと」できるだけ悩みを減らし、できるだけ長生きをし、生活のなかでもたくさんの喜びを感じられるようにすることとしています。この理念をふまえると、上記の内容は、自分自身、職場、家庭の中でもおおいに活用できる内容ではないでしょうか。

アルバート・エリスの「完璧こそが我が理想」というユーモアソングを検索して見てください。その通り!と思われるか、ブッと笑うか、痛い、と思うか、皆さんはいかがでしょうか?

論理療法は、現在では理性感情行動療法(REBT、人生哲学感情心理学)と呼ばれ、最も有名な認知行動療法の基礎ともなっている。

私は今後も「しあわせのチカラになりたい」をテーマに幸せを探求したい。

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