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元・家電専門誌編集者が人におすすめした家電2019
はじめに
年の瀬に、2019年を振り返るnoteを書こうと思います。
自分は去年の今頃まで、モノ雑誌『家電批評』の編集者として約6年、ひたすらずっと商品テストをしていました。
現在はWebメディア「NewsPicks」の記者をしています。
主に生活家電系、炊飯器や掃除機、洗濯機、冷蔵庫、テレビ……ジャンルを挙げればきりがありませんが、おそらく6年の間で、500種類以上の家電をテストしてきたと思います。
家電批評は晋遊舎という出版社から出ている月刊誌ですが、この出版社は他にも『MONOQLO』『LDK』などといった商品テストをする雑誌を刊行しています。
現代版『暮らしの手帖』のような、無骨な雑誌です。
辞めた今でも、尊敬しています。
おすすめの家電を人によく聞かれます
そんな出版社に新卒で入社して、今年初めて転職した結果、自分がいかに、特殊な経歴を歩んできたかを周りの反応で知ることになりました。会う人がみんな、オススメの家電について質問してくるからです。
それをテーマに、社内イベントで登壇したり。
もちろん、これまでもオススメ家電を聞かれることは多かったですが、今年特に多かったのは、友人知人の多くがライフステージの変化のタイミングだったことも大きいのかなと思っています。
28-29歳の同級生の中には、結婚はもちろん、子供が生まれたり、マイホームを建てたり。すると、新しい家電が「本当に必要に」なるのです。
その結果、今までのような会話のつかみネタではない、ガチの相談がたくさんくるようになりました。
これ、めちゃ責任重大なのです。
そんなこんなで、今年は100件くらい家電の相談を受けたと思います。カテゴリで分けていくと被っていたりするので、ここで一度、備忘録としてnoteにまとめておこうと思います。
(記事中のリンクにはアフィリエイトなどは仕込まれておりませんので、気軽に踏んでもらって大丈夫です!)
炊飯器は断然象印
とにかく、迷ったら象印を選びましょう。各社、しのぎを削っているジャンルですが、日本人が好きな「土鍋で炊いたご飯」に一番近いのは象印だと思います。
ちなみに、象印はもっちり柔らか目に炊けますが、固めのご飯が好きな人は非圧力型を貫く三菱電機がオススメだったりします。
また、象印の最大の特徴は「安い製品でもちゃんと美味しい」ことです。毎回、お米マイスターの方とテストをしていて、関心しきりでした。
迷ったら、例えばこのあたりなどを買えば良いのではないでしょうか。
掃除機はダイソン型落ちで
今年、最もエポックだなと感じたのは、シャークの「EVOPOWER」です。ハンディタイプの掃除機で、スタイリッシュな製品って今まで意外とありませんでした。
アタッチメントをつけるとスティッククリーナーのようにもなるので、一人暮らしならこれ一台でまかなうことができるぐらいです。
ただ、僕が生涯ベストの掃除機だと推すのはダイソンの「V10 Fluffy」です。
2年前に出た製品なので、値段も底値に近いのではないでしょうか。この製品への愛を語ると長くなりすぎてしまうので割愛しますが、吸引力、ゴミ捨ての方法、壁に立てかけられる仕様など、すべてが生活者に寄り添っていると感じます。
ダイソンが欲しい人は「V10 Fluffy」とだけ検索してみてください。
僕が買った時は7,8万円していたので、この価格は格安に感じてしまいます...
ロボット掃除機
今年一番、質問されたのはロボット掃除機かもしれません。誰に質問されても、まず最初にオススメするのはやはり「ルンバ」です。
中でも「e5」という機種は価格とのバランスが非常に優れています。やや、障害物などにガンガンぶつかりながら掃除をしていくきらいがありますが、ひと昔前なら7,8万円していた性能をこの価格で出すアイロボットはさすがだなあという感じです。
ただ、これでも高い!と言われることも多かったです。
「もっとお試しで使えるレベル」というリクエストが入った時、必ずオススメしていたのがAnkerのロボット掃除機でした。
Ankerといえばモバイルバッテリーなどが有名ですが、けっこう家電も頑張っています。中でもロボット掃除機は、必要最低限のかしこさ、吸引力を備えながらも、Wi-Fiに対応しており、外出先からロボットを制御したりできます。
ロボット掃除機ってどんなもんなん?という人が使ってみやすい製品だと思います。
洗濯機は日立とシャープ
これも予算によってオススメするものがだいぶ変わってくるのですが、まず「ドラム式が欲しい」という人には、真っ先に日立の洗濯機をオススメしていました。
ドラム式を使う最大のメリットは「乾燥」です。日立の「風アイロン」はどれだけ検証をしても勝てるメーカーはいませんでした。
洗濯干すのは外で、という人にとっては、ドラム式を使うメリットはそこまでないのではというのが僕の見解です。それでも欲しい人は、アイリスオーヤマの新商品が「乾燥機能ナシ」で、コスパも良くてオススメです。
10万円以下でドラム式はアツい。
一人暮らしや、引越しでとりあえず洗濯機が必要になったという人には、シャープの安い洗濯機をオススメしています。
シャープは長年、専売特許の「穴なし洗濯槽」を採用しています。これによって、洗濯槽にカビができにくくなり、清潔性が格段に保たれます。とりあえずズボラに使いたい人にはベストなのです。
格安4Kテレビ
4Kテレビは、プレゼンをして一番驚かれた銘柄でもあります。オススメは「ハイセンス」というメーカーです。
もともとOEMで伸びてきた中華系のメーカーで、アマゾンでも検索に出てきやすいところでしたが、このほど、東芝と画像エンジンを共同で開発。格段に画質が上がり、同価格帯のテレビでは突出して良くなりました。
メジャーブランドでなくても良いという方なら、6万円台で4Kチューナー内蔵の50インチクラスのテレビが手に入ります。これはめちゃめちゃおすすめです。
バルミューダの隠れた名品
「バルミューダってどうなの?」という指名検索質問もよくされます。さすがバルミューダ。個人的に一番おすすめなのは、空気清浄機です。
バルミューダってトースターのイメージがあるかもしれませんが、もともと高級扇風機「GreenFan」で一旗あげたメーカーなんですよね。なので作りはしっかりしています。
空気清浄機は最近トレンドのタワー型、加湿性能などはついてない単機能、フルパワータイプです。消臭・脱臭能力が高く、見た目も良い。かなりハイレベルにまとまった製品だと思っています。
自宅でも使っていますが、上から覗いた時の佇まいがめちゃかっこいいです。家に置いておいて気分が上がるというのも大事なポイントではないかと。
うつくしい。
電子レンジorオーブンレンジ
ひとえに電子レンジといっても、「弁当や冷凍食品の温めにしか使わない」か、「いろんな料理をしてみたい」かでジャッジが分かれます。
後者は「オーブンレンジ」なので、選択肢が一気に広がります。中でも一番おすすめなのはやはりシャープの「ヘルシオ」ではないでしょうか。
とにかく、なんでもお任せで、適切に温めや焼き調理を実行してくれる。庫内を満遍なく温めるセンサー力が一番優秀なのはヘルシオだと思います。
温めるだけの電子レンジならば、正直どれを買っても大差ありません。アイリスオーヤマや山善、パナソニックのシンプルモデルを買えば良いと思います。
こんな感じで、いろいろ質問に答えてます。個人の思想もたぶんに混じっておりますが、人より多少は家電に詳しいと思いますので、何かありましたら気軽にご相談ください!
noteにも、おすすめ家電や、製品の魅力を伝えられるような投稿をしていきたいと思っています。
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