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「花をもらう」絵画と記憶

8年前に描いた日本画をご売約いただきました🖼 100号という大きなサイズで、売れるとも売ろうとも思わず描いた作品でして、望外の喜び…!

近ごろデザインで個性的過ぎるという修正を受けて個性を削る作業をしたので(逆にヒフミさんらしくという指摘を受けることもあるけれど)、
アートはたった1人に気に入られれば買っていただけるっていいもんだな…としみじみ。

タイトルは「花をもらう」。
花を、思いやりを、もらった時の感動を描きました🌼

ここに、作品の素となった具体的な記憶を2つ書きます。

まずは、19歳大学の春休みに初めてスペインへ、半ば死に場所を探して、ほぼ宿泊先の予約なしで2ヶ月一人旅をした時。
サンホセの火祭りで宿がいっぱいで駅に野宿した際、ポーランドから来た3人と打ち解けて「一緒に来ないか?」と誘われたけど、パスポートの有効期限が近いからと断った後のこと。
早朝の列車で、自分の堅実さにがっかりしたような(ほっとしたような)気持ちで呆然とうずくまっていたら、大きなカメラを持ったお兄さんが列車が少し停まった隙に花をつんで差し出してくれた。言葉はほとんど無くても、励まそうとしてくれるのが伝わってきた。

次に、社会人になって出張先(大好きなスペインだったので頑張り過ぎた)で過労で倒れて入院して、成田空港に帰ってきた時、当時同棲していた彼(現、夫。)が花束を持って迎えに来てくれた。(ちなみにその時私の両親とは初対面…。)絶望的な状況の中での、嬉しかった思い出。

いずれの花をもらった記憶も、暗がりの中に光が差すようでした。なので、花を金色で光らせました。
(保存を考えると日光には当てない方が退色しづらいようなのですが、主に鉱石を砕いた岩絵具は日光にあてるときらめいて美しいです。)

等身大以上のパパ・ママの絵に息子

パソコンでは毎日デザインやマンガを描いて制作の仕事をしているものの、絵筆ではあまり描いて創作しておりませんね…

買っていただけると、また創ろうと思えます。

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