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【2024年3月5日-3月14日】たくさん知れる皮膚関連ニュース《アトピー患者の顔の紅斑の重症度、デュピルマブ治療後3つのパターンに分類/ゾレアが複数の食物アレルギーに対する耐性を高める効果/投与間隔の延長と導入時の曝露レベルの向上が可能?!など貴重な情報・ニュースが多数!!》


普段見過ごしがちな皮膚関連ニュースを見逃さないようにまとめました。
新薬情報から肌改善・肌トラブルにまつわるニュース、科学が発見している新情報など貴重な情報・ニュースが多数!

気になる記事をピックアップしてアトピーの改善に役立てていきましょう!

💊注目皮膚関連ニュース

①【新薬】アトピー患者の顔の紅斑の重症度が、デュピルマブ治療後3つのパターンに分類されることが明らかに

【アトピー患者の顔の紅斑の重症度が、デュピルマブ治療後3つのパターンに分類されることが明らかに】

さらに早期寛解群と残存傾向群を識別する場合
👉9割近い精度で識別

この研究によって得られた知見は、アトピー患者の顔の紅斑に対するデュピルマブの治療効果を事前に予測することが可能になるか

https://research-er.jp/articles/view/131448

②【アレルギー】ゾレアが複数の食物アレルギーに対する耐性を高める効果が確認

最新の研究でゾレアが複数の食物アレルギーに対する耐性を高める効果が確認されたようです!

600mgのピーナッツタンパク質を摂取できた割合
プラセボ群👉7%
ゾレア群👉67%

複数の食物アレルギーに対しても効果が

長期的な安全性と有効性を研究していただきたいですね

③【新薬】投与間隔の延長と導入時の曝露レベルの向上が可能?!

【投与間隔の延長と導入時の曝露レベルの向上が可能?!】

現在試験中のAPG777は、IL-13を標的とする新規の皮下投与モノクローナル抗体

約75日間の半減期で深く持続する抑制効果
👉注射頻度を減らすことができる可能性が

今後の第2相試験は2024年上半期に開始される予定

④【科学】犬のアトピー性皮膚炎に対するファインバブル洗浄の有用性を確認

【犬のアトピー性皮膚炎に対するファインバブル洗浄の有用性を確認】

『Veterinary Dermatology』にエビデンスが掲載

ファインバブル洗浄は、従来のシャンプーや抗菌薬入り洗浄剤に比べて、皮膚のバリア機能を維持しながらアトピー性皮膚炎の症状を改善することが可能

⑤【その他】六価クロムには絶対に触らないこと

もちろん猫ちゃんのことも心配なのですが、たとえ猫ちゃんを発見したとしても「絶対に触らない」こと。

>濡れたネコに人が触ると、皮膚や粘膜を炎症させるといった症状が生じます。また、乾いていたとしても、触った手で目をこすれば失明してしまう有害性を持っている

⑥【その他】わんちゃんも花粉症になる?

Q:わんちゃんも花粉症になる?
→A:わんちゃんも花粉症になります。ただし、人の症状とは違い、皮膚に症状が出ることが多い

皮膚炎の症状が多くみられ、体をなめたりかんだりするしぐさが。特にブタクサに反応しやすいとのこと

治療方法や予防方法を見たい方はこちら👇👇

⑦【新薬】ミチーガ(ネモリズマブ)の有効性を実証する新しいデータ

【ミチーガ(ネモリズマブ)の有効性を実証する新しいデータを発表】

アトピー性皮膚炎を対象とした第III相ARCADIA臨床試験の結果。

16週間で反応があった患者
👉投与量を4週間ごとから8週間ごとに減らした場合でも、48週目まで皮膚とかゆみの反応が維持✨

⑧【科学】黄色ブドウ球菌、かゆみの信号を脳に送ることを発見

黄色ブドウ球菌が皮膚の神経繊維上のタンパク質PAR1を活性化させる化学物質を放出すること、かゆみの信号を脳に送ることを発見

FDA承認の抗凝固薬で治療
👉このプロセスを遮断し、かゆみを緩和できることを示す

PAR1ブロッカーはかゆみ止め薬として再利用できる可能性が

⑨【科学】顔の画像から実施できるAI(人工知能)技術も開発

直接顔から皮脂を採取しなければ行えなかった肌タイプの分類技術「肌遺伝子モード判定」を、顔の画像から実施できるAI(人工知能)技術も開発

ものすごく興味深い技術開発です。
今後はもっと多くの肌タイプの解析が進むようになるのでしょうか。個別化医療が進みそうです

いかがでしたか?何か気になるニュースはありましたでしょうか。
また、新しいニュースや情報があれば、まとめてご紹介しますね。

次回更新をお楽しみに!

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