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【ロトルアMTBの旅 2023】 ライド編1日目 - ファカレワレワ・フォレストのなりたちとか

前回記事はこちら。


追記:ロトルア旅はこちらにまとめました↓


1月3日の11時ish、New Zealand Mountain BikingのHERO DIRT ROTORUAツアーの集合場所に着きました。

やはり民家の前。どうやらここに滞在するらしい。
家の前に男のひとが1人いる。挨拶する。
彼はガイドのモーガンだと名乗り、ヒャッホーイ的なことを口走りながら建物の裏手に走っていった。
なんか陽気。

そうこうしてると他の参加者を連れてジェイミーがやってきた。メールでやり取りしてたのはこの方だったのね。どちらかと言うと冷静沈着な印象。社長だもんな。
みんなで挨拶をかわす。
私たち以外の参加者はイギリスから男性1人、オーストラリアから女性1人。

ツアー参加者全4人とガイド2人が集合したとこでお昼。
今日のライド場所のレッドウッド・フォレスト(ファカレワレワ・フォレスト)について説明をうけたり、自己紹介をしたり。



ファカレワレワ・フォレスト

レッドウッド・フォレストとも呼ばれてました。違うものを指すのかもしれないけど細かくはよくわからない。
文字通り赤い幹の杉みたいなのがたくさん生えている、ロトルアの端の小高い丘のようなエリア。静岡県民にしか通じない例えをすると、日本平くらいのサイズ感。標高はもうちょっとありそう。

こここそが、私がトレイルフォークスで見たトレイルの密集地。聞くと約100本、総延長200kmのトレイルがあるらしい。全てパブリック。お金がかかるのはシャトルのみ。

成り立ち

レッドウッド・フォレストは、研究林のようなもので、カリフォルニアから持ってきたredwoodがニュージーランドでどんくらい育つか調べたりしてると。
どおりで、めちゃでかく育ってます。なんかゼンマイもお化けみたいにでかい。全てがでかい。ほのかに伊豆っぽいけどやっぱりでかい。

レッドウッドフォレスト自体にはさまざまな遍歴があり
MTBトレイルはそのうちの一側面にすぎないことがわかる


定期的に皆伐があり、それとともにトレイルも一部無くなったり、再建したり、らしい。

そしてトレイル群を管理してるのがロトルアトレイルトラストというところ。トレイルのメンテは全てボランティアの手によるそうです。信じられないです。

アドプト

あと、聞くに、トレイルを「アドプトする」という仕組みがあるらしく、しきりにアドプトアドプトと言っている。たぶんトレイルの管理主体がトラストから個人(個人団体)に移ることなんだと思います。
あの人が〜をアドプトした人だ、あのトレイルは熱心な人にアドプトされた、などという表現を耳(目)にしました。倒木なんかはまずアドプトした人に連絡がいき処理したらその人のインスタのストーリーズで共有される。みたいな。
あと、逆アドプト(個人→トラスト)もあるらしいです。確かにそういうこともあるよね。

すばらしいなと思ったのが、そうやってトレイルをアドプトするのがなんとなく名誉なことだという空気があることです。トラストから適切なメンテが施せる人だとみなされ、世界に名だたるロトルアのトレイルの管理を任される。
賞賛とモチベーションのサイクルが出来上がってて、だからボランティアで成り立つのかなあ、と。

ジェイミーも最近トレイルをアドプトしたとのことでした。彼のビジネスがローカルからの信頼を得てることの証左でもあるのかなあと思いました。(New Zealand Mountain Biking自体は5年目くらいみたい)

各国のトレイル

その後、なんとなく流れで各国のトレイルの話に。
イギリスではクローズドなトレイルが多くてみんなトレイルフォークスを使わないとか(ヒートマップでバレるらしい)、ロトルアみたいなパブリックトレイルが多いとこでもイリーガルなトレイルやグレーなエリアはあるとか、オーストラリアでは少ないトレイルに人が集中してオーバーユースが問題だとか。
比率は違えど、発生する問題はどこも同じなのね。

さあランチも終わってライド。
初日は3時間、自走とパブリックシャトルでファカレワレワを走りました。

肝心のトレイルがどんな感じだったかは次で!