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【児童文学評論】 No.143 2010/01/30

            1998/01/30創刊 今号の発行部数3109部 〔児童文学書評〕 <http://www.hico.jp> 【宣伝】 日本ペンクラブ「子どもの本」委員会発足記念シンポジウム「混迷する世界に、"子どもの本"の可能性とは?」 開催日:2010年2月5日(金曜日) 時 間:18時00分開場、18時30分開演、20時30分終了(予定) 会 場: 東京ウイメンズプラザホール(150人収容・先着順) http://www.tokyo-womens-plaza

    • 【児童文学評論】 No.144 2010/01/31

      【絵本】 絵本篇1 ほそえ ○子どもってやつは・・・・ 『オルガ ストロングボーイTシャツのはなし』『ソフィー ちいさなレタスのはなし』イリヤ・グリーン作 ときありえ訳(2008/2009.3/5講談社) 『コンスタンスとミニ』『コンスタンス、きしゅくがっこうへいく』ピエール・ル・ガル文 エリック・エリオ絵 ふしみみさを訳(講談社2007/2009.4/6) 「すごいぞプンナちゃん」シリーズ『へそをまげてもピクニックのまき』『あっちこっちでへびさがしのまき』『ぼうけんダ・ダ

      • 【児童文学評論】 No.145 2010/02/28

                    1998/01/30創刊 今号の発行部数3202部 〔児童文学書評〕 <http://www.hico.jp> 【絵本】 『ワンガリの平和の木』(ジャネット・ウィンター:作 福本友美子:訳 BL出版 2010)  副題に「アフリカでほんとうにあったおはなし」とあるように、ノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイの伝記絵本です。  伝記物ですから、自由に創造するわけもいかずフラットになってしまう危険があるのですが、砂漠化したアフリカの大地に住民たちと

        • 【児童文学評論】 No.146 2010/03/31

                     1998/01/30創刊 今号の発行部数3202部 〔児童文学書評〕 <http://www.hico.jp> 【絵本】 『ともだち くろくま』(たかいよしかず くもん出版 2010)  シリーズ四冊目。これで四季がそろいました。  今作では黄色のきいくまくんが登場。  黄色と黒がベースの画面の中で、黄色いチョウチョを追ったり、黄色い花畑にもぐりこんだり、お互い見え隠れしながら遊びます。この辺りの無理のない展開はさすが。  今作でも、「アート」や「アイ

        【児童文学評論】 No.143 2010/01/30

          【児童文学評論】 No.146 2010/04/30

                      1998/01/30創刊 今号の発行部数3202部 〔児童文学書評〕 <http://www.hico.jp> つぶやきませんが、メールマガジン用の評を一冊ごとと、子どもの物語関係のお知らせを携帯などでも読めるように、 Twitter(http://twitter.com/hicotanaka)を開いておきます。(ひこ) 【絵本】 『ぶたにく』(大西暢夫:写真・文 幻冬舎エデュケーション 2010)  表紙に柵から顔を覗かせる可愛い黒豚の子ども。裏

          【児童文学評論】 No.146 2010/04/30

          【児童文学評論】 No.147 2010/05/31 

                     1998/01/30創刊 今号の発行部数3215部 〔児童文学書評〕 <http://www.hico.jp> Twitter(http://twitter.com/hicotanaka)を開きました。(ひこ) 【お知らせ】 ☆日本ペンクラブ「子どもの本委員会」と国際子ども図書館との共催によるシリーズ企画 「いま世界の子どもの本は?」 第一回 シリーズスタート記念講演と「いま台湾の子どもの本は?」 日取:2010年6月26日(土曜日) 午後2時から4

          【児童文学評論】 No.147 2010/05/31 

          【児童文学評論】 No.148 2010/06/30

             1998/01/30創刊 http://www.hico.jp Twitter:http://twitter.com/hicotanaka ---------------------------------------------------------------------------------- 【プレゼント】 『レッツとネコさん』(ひこ・田中:文 ヨシタケシンスケ:絵 そうえん社 七月八日発刊)を十名様にプレゼントいたします。 ヨシタケシンスケがサインと共に一

          【児童文学評論】 No.148 2010/06/30

          【児童文学評論】 No.149 2010/07/31

             1998/01/30創刊 http://www.hico.jp Twitter:http://twitter.com/hicotanaka ---------------------------------------------------------------------------------- ☆『レッツとネコさん』携帯待ち受け用画像。 http://letsgo.msc.ms2.jp/ 【お知らせ】 ★「考える絵本」パネル展示・フェア開催中!  場所:ジュ

          【児童文学評論】 No.149 2010/07/31

          【児童文学評論】 No.150 2010/08/31

             1998/01/30創刊 http://www.hico.jp Twitter:http://twitter.com/hicotanaka 【お知らせ】 ■「国際ペン東京大会2010」──各プログラムの事前登録、始まる 9月23日の文学フォーラムからスタートする「国際ペン東京大会2010」まで、あと1か月と少し。各プログラムごとのオンラインでの事前登録も始まりました。人気のプログラムには、すでに多数の人が登録しています。 (事前登録はこちら) https://www

          【児童文学評論】 No.150 2010/08/31

          【児童文学評論】 No.151 2010/09/30

             1998/01/30創刊 http://www.hico.jp Twitter:http://twitter.com/hicotanaka 【お知らせ】 国際ペン東京大会 「子ども・環境・文学-そして未来へ」 9月23日(木)18:00~20:00 場所:早稲田大学大隈記念講堂 小講堂 上橋菜穂子、ジャクリーン・ウィルソン、イ・オクベ、ひこ・田中 事前申し込み締め切りました。お席には若干余裕がありますが、当日満席になり次第受付を終了いたします。 「マンガとアニメは環

          【児童文学評論】 No.151 2010/09/30

          【児童文学評論】 No.152 2010/10/31

             1998/01/30創刊 http://www.hico.jp Twitter:http://twitter.com/hicotanaka 【お知らせ】 酒寄進一 和光大学図書・情報館主催講演会 「翻訳で世界にプラグイン」 ドイツ文学を翻訳していますが、ドイツの作家だからといってドイツのことばかり書いているわけではありません。翻訳歴25年。物語世界の中で架空世界はもちろんのこと、スフィンクスの地下にも潜りましたし、火星に飛んだこともあります。人身売買にあった煙突掃除の子

          【児童文学評論】 No.152 2010/10/31

          【児童文学評論】 No.153 2010/11/30

             1998/01/30創刊 http://www.hico.jp Twitter:http://twitter.com/hicotanaka 【講演】 「子どもの本と戦争 児童書における戦争プロパガンダ」山中恒・石坂啓  12月4日15:00~17:30  場所:カタログハウス本社地下二階セミナーホール  参加費:一般1500円、学生1000円 (先着150名) http://magazine9.jp/gakko/004/ 【お知らせ】 赤木かん子 ビッグイシュー(路

          【児童文学評論】 No.153 2010/11/30

          【児童文学評論】 No.154 2010/12/31

             1998/01/30創刊 http://www.hico.jp 【研究書】 『伝説の編集者 ノードストロムの手紙 アメリカ児童書の舞台裏』(レナード・S・マーカス:編 児島なおみ:訳 偕成社)ローラ・インガルス・ワイルダーから、マーガレット・ワイズ・ブラウンや、モーリス・センダックや、エズラ・ジャック・キーツ…たちへの編集者からの手紙。すごい資料です。と同時に、おもしろい。 出してくれた偕成社に感謝! 【創作】 『反撃』(草野たき ポプラ社 2010)  五人の中学

          【児童文学評論】 No.154 2010/12/31

          【児童文学評論】 No.317 2024/07/31

           http://www.hico.jp オランダの子どもの本こぼれ話(7) 皆様、いかがお過ごしですか? 私は暑さと忙しさにやられて、塩をかけられたナメクジになりかけています……。そんな猛暑の7月なので、来日中のハリエットさんについて、ホットでクールな報告をしましょう。 といっても、「ハリエットさんって誰?」と思われる方も多いかもしれません。ハリエット・ヴァン・レーク(1)はオランダを代表する絵本作家のひとりで、『レナレナ』(2)で金の石筆賞を、『アルファベットスー

          【児童文学評論】 No.317 2024/07/31

          【児童文学評論】 No.155 2011.01.25

             1998/01/30創刊 http://www.hico.jp 【児童書】 『パークフェアリーのパーリー』(ウェンディ・ハーマー:作 マイク・ザーブ:絵 あんどう ゆう:訳 講談社 2010)  キラキラ楽しい、一巻、1エピソード幼年童話シリーズ。  パーリーは公園に住む妖精の女の子です。みんなに公園を気持ちよく使ってもらおうと、紙に計画を書いて、管理人さんのように世話をしているのですが、なんだか大混乱。 原因は、計画表を破ってバラバラにつなぎ直したネズミのいたずらで

          【児童文学評論】 No.155 2011.01.25

          【児童文学評論】 No.156 2011.02.25

             1998/01/30創刊 http://www.hico.jp 【絵本】 『ほんなんてだいきらい!』(バーバラ・ボットナー:ぶん マイケル・エンバリー:え さんべりつこ:やく 主婦の友社 2011)  まず、「としょしつのせんせい」が学校にいるのがうらやましい。  そのせんせいのブルックスさんは、本の虫。本を読むのにコスプレまでしちゃうくらいにね。  あたしは、本は嫌いだし、そんなせんせいもちょっとうざい。  なのに、読書週間ってことで、本を読むことに。  最悪だあ!

          【児童文学評論】 No.156 2011.02.25