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運動会 その②

前回、運動会の話を書いたのですが書き足りず。追加レポートです。
運動会の目玉といえば「応援合戦」「騎馬戦」などがあげられるところです。どちらも「戦」の文字が使われていることからもわかるように運動会は赤対白などの対抗戦の形を取っています。生徒の健康や体力の向上が目的の行事であるならば「戦」しなくてよくね?と思うのですが・・・・。近年さすがに先生方もそれに気づき特に「騎馬戦」は姿を消しつつあります。
確かに騎馬戦は危険ですね。自分の過去体験でも下の馬になる人は「骨折」した人がいました。足で相手を蹴る元気のいい人もいたのを覚えています。
「騎馬戦」の怖いところは学年を飛び越えた競技だったということ。先輩の馬に手出しできずブルブル震えていた上の人いたな~。と思い出されます。
騎馬戦以外にも「棒倒し」「組み体操」なども近年危険だということで姿を消しつつあります。過去の運動会はどれだけ肉弾戦な競技が多かったのかと考えるだけでもぞっとしますがさみしくもありますね。

次に「応援合戦」。まさにジャパンオリジナルな文化です。三三七拍子や多くの応援が運動会を盛り上げます。「応援団」=目立ちたがりな男の子。というイメージから近年。女の子が団長をしたりと変化もあるようです。ともかく今も、旗をふり、大きな声と鳴り物(太鼓や笛)、手拍子とあらゆる手段で自分たちを応援します。声がかれるまで応援する姿は感動的ですね。応援団になるとその後燃え尽きたようになる姿も印象的です。

運動会と言えば「お弁当」。
この流れは今は小学校までになりましたが「お祭り好きな日本人」を象徴するかのような時間ではないでしょうか?親だけならず親族集まってのお弁当は運動会の定番でした。お重に沢山のおかず、おにぎり、稲荷すしと子どもの喜ぶおかずの祭典。かつてはお酒も飲んで地域の宴会の姿のようでした。自分の小さい頃には炭をおこしてバーベキューしてたり、出店がでたりしていたような記憶があります。近年ではさすがに飲酒禁止。お弁当を食べない運動会もあるそうです。確かにお母さんにしては実母、義母の前で自分のお弁当を披露する場であるわけですから準備も大変ですし、SDGsが叫ばれる今日、運動会のお弁当は無駄でしょう。今では運動会は飲食禁止にして、お昼は生徒は教室でお弁当を食べて、親は昼の開始時間までに戻ってくる学校もあるそうです。いろいろありますが、運動会のお弁当は食べ過ぎて動けなくなる事が多々ありました。昼後の徒競走が食べ過ぎておなか痛くなって大変だったと覚えています。

このように「運動会」といえば日本人なら大抵、何かしらの思い出があるイベントなのですが海外には無いということが驚きでした。
また運動会があると必ず振り替え休日がついてきます。これは先生方への配慮です。先生方も運動会になると何かと残業が増えがちですし、大変ですよね。近年では肉弾戦のような競技が減ってダンス披露が増えがちです。当然教えるのは先生方なのですから覚えないといけません。曲が流れると自然と身体が動く先生もいるとかいないとか・・。
このように「子どもの運動会」なのに、多くの人を巻き込んでおこなわれるイベント。海外ではおこなわれないのも納得です。非効率ですし休日に強制的におこなうなんて納得しない親の方が多そうです。ただ日本でも少子化は続きそうですしこのまま行けば「運動会」は過去の行事になっていくのかもしれません。
「お爺ちゃんたちの時代には「運動会」って行事があったんだよ。」としゃべる時代が来るのですかね。
ながながと書きましたが 「運動会」についてでした。


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