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非常に残酷な「広告付き」のウクライナの戦争

ゼレンスキー大統領が反転攻勢に出るということで、いろいろ記事を調べました。

まず時期なのですが

  • 訓練に時間がかかり

  • 春の泥濘期明けを待っていた

ということのようです。ただ、反転攻勢の目的を調べても

  • 東部と南部を分断し兵站網を混乱させる

  • それができなければ一部領土を奪還する

というようなもののようで、ロシアを止めるのは難しそうでした。つまり紛争はしばらく続きそうだということになります。

ロシア側は明らかに怯えから軍事作戦を展開しているため優先順位がつけられなくなっており極めて広い兵站を維持する必要に迫られています。また死傷者の数も(アメリカ発表ではありますが)かなり膨大な数になっているようです。プーチン大統領が兵士を犠牲にして権力に立てこもっているような印象です。

一方で気になったのがウクライナ側です。西側先進国はさまざまな国内問題を抱えています。特にアメリカ、フランス、イギリスでは深刻な問題が起きています。このため「民主主義はこんなにいいものなんですよ」と宣伝しなければならないわけです。この「宣伝」にウクライナが利用されていると考えると、構図が明快に説明できます。つまり民主主義のCMとしての戦争ということです。

これは非常に残酷なアイディアですし、ネットで名前が売れている人がこんなことを言えばおそらく炎上しそうです。

ただスポンサー付きの戦争であることは間違いがなく、したがってゼレンスキー大統領は定期的に「キャンペーン」をやって成果を出し続けなればなりません。

なぜウクライナがこんな状況に陥ったのか?という視点はあるんですが、そもそもなぜ今の西側の民主主義に「宣伝」が必要なのかという全く別の疑問も湧きます。

一方でテレビの地上波ではあまりこの話題を扱わなくなりました。代わりに盛んに取り上げられているのが「WBCで活躍した選手大リーグで大活躍」というコンテンツです。勝っているものを応援したいという人が多いのでしょう。「戦い」にコンテンツとしての需要が大きいという非常に残酷な現実があります。厳密に言えば「他人を戦わせること」に需要があるわけですよね。ぎりぎりスポーツであれば許容できると思うのですが「戦争」がそんなことのために利用されていいはずはありません。

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