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2024年8月23日の政治・時事ニュース 日本が成長できなくなったのには明確な理由がある

毎日政治・経済ニュースを見ていると「日本が成長できなくなったのには明確な理由がある」と思います。今朝はセブンアイホールディングスの買収提案と熊本県知事の不見識な発言を取り上げました。

実は両者には共通点があります。日本型企業が強かったのは終身雇用制のもとで従業員が経営者予備軍として存在したからでした。そしてそれが成り立つための条件として分厚い大学教育がありました。つまり人材供給のエコシステムができていたわけです。

安倍政権下では学歴にコンプレックスがあった安倍総理主導でアカデミズムいじめがはじまります。これがエリートたちの「自分たち一部のエリートがいればあとは手足になって働いてくれる人がいればよい」と言う歪んだ現状認識と重なり、大学教育がわかりやすく劣化してゆきます。

例えて言えば、大谷翔平が出てくれば少年野球も高校野球もいらないと言っているようなものです。野球は身近なので「選手と選手志望者がいなければ大谷翔平も生まれないのでは?」とわかるのですが、学校改革や経営になるとこれがわからなくなってしまうんですよね。

雇用統計の内容が下方修正されましたが今のところ株価と為替には大きな変化は起きていません。待ちの状態なので「日米の金融所得格差」についてちょっとしたコラムを書きました。このまま何もなくソフトランディング基調で通過してくれれば良いなあと感じています。


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