2024年9月18日の政治・時事ニュース 統一教会問題と高市潰し
自民党の総裁選はややこしい局面を迎えています。今の有権者はなんだかイケていない政治に傷ついているんだと思います。大人たちは政治にケチを付けてばかりでなんかアガらないということに苛立ちをつのらせているのではないでしょうか。自民党総裁選は「未来志向」で各候補者たちのプランを聞いているとなんだか気持ちが軽くなってくる……
ところがここで2つ問題が起きました。1つは統一教会問題です。このタイミングで写真が出た理由は誰にもわからないんでしょうが「私達のことは忘れないでね」と統一教会がしがみついてついているように思えました。そこで自民党の議員たちは「私も昔写真を撮られたなあ」と考えるでしょう。ここで統一教会問題に火がついてしまうと、今度の総理は解散までの総理と言うことになりかねません。誰もこの問題をさわれないのは明らかです。
もう一つ、高市潰しと呼ばれる問題が起きました。岸田さんと森山さんが「ルールを遵守している」と思いたいのは山々ですが、これまでも政治とカネの問題で散々見て見ぬふりをしてきているわけです。なんか思惑があるに決まっていると考えるのが普通です。
未来志向で夢を語れば語るほど「ところで統一教会のあの写真なんですけど」と記者たちに問われれば夢はしぼんでしまいます。また憲法改正というお金のかからない安上がりな手法で保守の人たちを引きつけようとしているが「高市さんみたいに本気で安倍路線を継承しようとするとツブされるんだ」ということも明らかになりつつあります。
世の中って本当に残酷ですよねえ。ますます政治離れが進まないことを祈るばかりです。
国際関係でいくつか重要な動きが起きています。ガザ問題は解決の兆しがなくドイツはシェンゲン協定の形骸化につながりかねない政策協定を行っています。アメリカでも関税が復活しそうな勢いで「自由な人の移動と通商」という理想は風前の灯火です。あるいは民主主義のある種の終わりに立ち会っているのかもしれないですね。
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