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2024年6月6日の政治・時事ニュース 違う違うそうじゃそうじゃない!だった政治資金規正法の議論

岸田総理の答弁にたち政治資金規正法の改正案が衆院を通過しました。今回は割と議論を細かく見たのですが、議論に埋没すれば埋没するほど「そんな細かいことを追いかけてどうするの?」と見られることになってしまいました。

結果的に鈴木雅之さんの「違う違うそうじゃそうじゃない!」になっているわけですね。

ブログにも書いたのですが実は日本人は先進国では例外的に政治に関わりたがらない国民です。さらにおそらくは派閥内で支援者の取り合いが起きています。支援者はムラに住んでいるため「他の人たちに別の人を支援しているとバレたくない」と考えているようです。こうした限られたパイを奪うために使われているのが党勢拡大のための政治資金なんですよね。

関心がない人たちからは「どうせ自民党は抜け穴をたくさん作っているのだろう」と見られていると思いますし、そもそも詳細が全く決まっていません。さらに、最初から「政治資金とは何か」という合意さえ実はできていないのです。

おそらくこれでは国民生活をよくするためにどんな政策を取ればいいかという合意はできないでしょうし、憲法改正のように緻密な議論は期待できそうにありません。中にいる人たちはおそらく個別の議論に埋没し満足しているかもしれないですが、外から見ていると恐ろしさを感じます。

国際関係ではバイデン大統領がトランプ氏と論争に備えて状況整備を行なっています。これも非常に中途半端なメッセージングになっていて返ってネタニヤフ首相らが暴走しかねない要因を作っています。


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