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2024年7月25日 兵庫県の悲劇 住民による直接公選は難しい

今朝のテーマは直接公選の難しさでした。兵庫県では「さわかやかさ」で知られた維新系知事が兵庫県のガバナンスを破壊してしまいました。自人事課を巻き込んだ口封じなども行われており県庁に入った傷は今後もなかなか癒えないでしょう。外見とイメージだけで知事を選ぶことの難しさがわかります。

一方アメリカの大統領選挙では懲罰感情と被害者感情に基づいて選挙戦がリブートされようとしています。都知事選でも見られた構図ですが都知事選の場合は懲罰感情は不発で被害者感情はあとになって沸いてきたため選挙戦には影響がありませんでした。ただハリス候補は行政府の管理能力に不安があり「本当に懲罰感情と被害者感情だけで大統領を選んでもいいの?」という疑問があります。行政府を率いた経験があまりない蓮舫さんと安芸高田市という小さな自治体で再選を目指さなかった石丸さんが都知事になっていたと仮定すると話はわかりやすいと思います。

日本の総理大臣は国会議員の互選ですから最も無難な人が選ばれる可能性が高く従ってそんなに大きな間違いが起きません。大統領や都知事・県知事の場合にはいい人を選べば改革が実現するがその分間違える可能性も大きくなるということがわかります。

もう一つの問題はドル・円です。円キャリートレードのポジションが解消されつつあるそうですが日銀の7月利上げの可能性はあまり高くないと言われておりその後の動きはなかなか読みづらいようです。またトランプ氏が大統領になった場合には米ドルが崩れるのではないかという観測もあります。さらにテック株も年初来高値が続いておりちょっとやそっとの好業績では株高になりにくいという構造ができつつあるようです。結果的に今ドルや米株に手を出すのはちょっと待ったほうが良いのかもしれないですね。


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