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2024年8月10日の政治・時事ニュース 想定通り非合理的な日本人の危機対応

猪瀬直樹さんが「南海トラフ地震は予算獲得のためのフィクションが8割」と主張しています。作家の仕事は真実の追求であると断言していて「かっこいいなあ」と思います。


ですがこの「真実」というものが本当に存在するのかどうしても考えてしまうんですよね。最近の円高・株安騒動を見ていても思うのですが、人間の行動は極めて非合理的です。特に危機になると情報が冷静に読めない分だけ極端で非科学的な神話に走る傾向があります。日本人は不安耐性が極めて低いわけです。

これを自覚しつつ冷静にメディアを読めるようにならないと自己責任時代においては財産をなくしかねない。例えば円安においてはハイパーインフレ論を掲げる藤巻さんを攻撃して安心を得ようとする人もいるみたいですが、それよりも分散投資に心がけて信用取引などの行き過ぎた投資行為を控えるべきだと感じます。

いずれにせよ、地震に関してはかなり極端な意見や矛盾する情報発信が続いており感情的なやり取りなども見られます。テレビを付けるとL字に「南海トラフ「巨大地震注意」」などと掲げられていますから不安になるなと言われてもそれは無理だなあと感じます。ここで大したことがないと言う人を見るとついつい攻撃したくなる気持ちもわかるんです。わかるんですが、そこで誰かを攻撃しても全くなにの役にもたちません。


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