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私のヘビメタ遍歴(バンド結成編)

大学に入学し私は軽音楽部に入った。髪の毛は肩まで伸びて、ジージャンを着て入学式に出た。サークルは新入生は皆しつこく勧誘を受けているのに、私はどこの部、サークルにも無視された。挙げ句の果て新入生に先輩はどこのサークルですかと聞かれる始末。
それはさておき、1年生組はたしか私を含め13人ほどサークルに入部していた。ヘビメタ組はほとんどいなかった。ドラムの高松は高校時代もバンド活動をやっていてvowwowやディープパープルがすきだった。私はバンドをやってない初心者だというと苦笑された。無茶苦茶腹立たしかった。そいつは佐賀の田舎出身で、内心馬鹿にしていた。まさかこいつとバンドを組むとは思っていなかった。そしてまさか同じマンションの同じフロアの部屋だった。ドラムとベースは夫婦と言われるがこいつが後のバンドの骨格となっていく。
いろんなコピーバンドやったが長続きしなかった。

その冬、同じサークルの小島より発案があった。オリジナル曲をやる本格的バンドの結成だ。ボーカルに同じく川原。川原も高松と同じ外国語学部、英語に堪能だった。皆バイトがあるので練習は深夜にした。だからバンド名は【BAN】。

いろいろなコピーから初めてオリジナル曲をする事になった。私は詩がすきで曲と言うより作詞に名乗りを上げた。面倒なのでそれにメロディーをつけ、提案した。小島、川原が手を加える。高松がリズムをつくり皆が創意工夫して何曲かできあがった。ライブを何回かして御披露目した。今聴くと初々しい演奏だ。
二十歳になりオリジナル曲をレコーディングしカセットテープをつくりライブ会場で販売しようと計画した。ちょうど先輩に音響設備に長けた方々がいらっしゃり助けてもらった。

初々しいオリジナル曲を紹介する。どれも作詞作曲はわたしですが先程も述べたが編曲は皆で行ったという感じ。

すいません。画像は関係ありません。

  1. SPELLBOUND PEOPLE

なんかの映画でみて、夜な夜な呪いにかけられ集会に出かける人たちを歌にしました。

2 PHANTOM SNIPER
これは確かケネディ暗殺。結局真犯人がわからず、犯人をPHANTOMとした。

3 THE GREAT BEAR
これは神話のカリストの物語を曲にした。悲しい物語で詳細は下記。

【月と狩の女神アルテミスの従者で、森に住むニンフ(妖精)のカリストという美しい娘がいました。
アルテミスとともに森を駆け回って狩をしていたカリストを、空から見ていた大神ゼウスが見初め、自分のものにしようとアルテミスの姿に化けて近づきました。だまされたカリストはゼウスの子を身ごもってしまいます。純潔の女神でもあったアルテミスに追放され、カリストはひとりぼっちで息子アルカスを生みました。
すると、そのことがゼウスの妃・女神ヘラの耳に届きました。夫ゼウスの浮気相手が子供を産んだことを知ったヘラは大変怒り、呪いをかけてカリストを熊に変えてしまいました。カリストは泣く泣く息子と別れ、熊として森の奥で生きていくしかありませんでした。

息子のアルカスは他のニンフに育てられ、十数年後には立派な狩人に成長しました。あるときアルカスが森の中で狩をしていると、偶然にも熊の姿のカリストと出会いました。我を忘れてカリストは愛しい息子に駆け寄ろうとしますが、アルカスには恐ろしい熊が襲ってくるとしか見えません。目の前の大熊がまさか生き別れた母親とは気づかないアルカスは、弓をつがえてカリストを仕留めようとします。

それを見たゼウスが急いで2人を空に舞い上げ、アルカスも熊の姿に変えて星にしました。
カリストはおおぐま座、息子のアルカスはこぐま座になったということです(熊に変えたのはアルテミスであるとか、アルカスは弓矢でなく槍で突こうとしたなど、言い伝えは様々なバリエーションがあります)】。下記より抜粋。

4 KILLER IN THE MIDNIGHT
これはなんかの映画観て作ったが何か忘れた。

5  CHILDREN EYES
女性もそうですが 一番戦争なんかで犠牲になる 子供達って 非常にかわいそうだと思う で作った曲 。 そして 大人たちの都合で 虐げられる子供たち。 案外その子供たちの目って 希望を持って 輝いてる 目が多いなあと 思って 作った曲。 私はゴダイゴ も好きなので その中のビューティフルネーム という曲 これに 少しインスパイアさた。

6 BECAUSE OF ROCK
先ほども 書いたが バンドは 深夜 練習していた。 同じ年頃の 若者は バーに飲みに行ったり女の子とデートしたり 青春を謳歌してるのに 我々は一体何をやってるんだ としばしば 思うことがあった。 どうして私たちはこの道を選んだのか なぜバンドをやってるのか なぜ生きてるのか。 落ち込んで 書いた曲である。 ロックのために ロックのせいで まるで 歌謡曲 みたいな タイトルに 少し恥ずかしい 思いもあった。

今思うと 懐かしく 二十歳の頃って いろんな夢があったなあと 思う今日のこの頃。 私は演奏することより 曲を作ることが 本当に楽しくなってきた と このレコーディングを 終わった時 思った。 さらにいいものを作ろう さらにいい曲を作ろう と 思うようになってきた。 これが私の20歳の 集大成となった。 すごく 思い出となった。

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