Hideo Saito

時々日記:北海道に行ってきた。ほんとうは一人で行きたい。 20170717
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      杉浦明平編『立原道造詩集』(岩波文庫)から朗読します。

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マイ本棚でまとめるマイ人生

――今日は「マイ本棚で振り返る半生」という企画でお話をお伺いしようと思っていたのですが、あなたの提案で「マイ本棚でまとめるマイ人生」というタイトルに変更されまし…

謙虚であることを美徳と信じて「謙虚する」ナルシシズムは、やがて他者に謙虚であれと要請しはじめ、最終的に謙虚さの目利き・謙虚制度の宗匠先生になる。彼らが知りながら知らないふりをしている真実とは、謙虚であるなら謙虚であるか否かを判断しない、ということである。

ジムのトイレに「靴のままお履きください」と書いてある大きなスリッパがある。靴を履いたままこれを履いてください、というほどの意味だろう。だが主語は何か。履くのは私のはずだが、「靴のまま」であるのも私なのか。すると私は靴であることになる。

補助動詞「みる」は「聞いてみる」「嗅いでみる」のように他の知覚動詞にも隠喩として働き、「知る・確認する」意味を加える(「見てみる」も)。言葉における視覚メタファーは普遍的で、英語でもseeは「分かる」の意味で使う。

プラトンは哲学者を「真実を観ることを愛する人たち」(『国家』)と定義したが(この定義がいまでも有効なのかどうかは知らないが)、社会学者を定義するなら、「ある観察とある観察の差異を観察することを愛する人たち」、となるだろうか。

(承前)言うまでもないが、これは難しい。大変疲弊するため、二三回やってやめてしまった。ただ、題詠課題に対しては、題についてひとつの「反発する言葉」を見つければよいわけだから、マトリクス形式でやる必要もないかもしれない。