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スクリーンの奥にみえる (-9月-)

7,8月から始めた鑑賞アウトプット、改めて思うのはみて思うこと少ないな…と。もっと絞り出したい。悔しさが残る。
下旬にみたストーリーオブマイライフの世界観はかなり好きだ。
個人的に今月のベスト映画は楽園。
感覚が狂ってるストーリーと現実味ある気持ち悪さが良かった。

ニワトリ★スター

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タトゥー、髪色、ピアスで拒否される感じ。
足を洗っていく姿、染まってしまう姿、おっかねぇ世界だ。
物語の時間軸の切り取り方にあまり理解ができなかったが、それがよかった。時折カット入りされるボヤ〜とした映像がまたいい。
芋に芋にさくらんぼはゴメンだ。

PAPARAZZI

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フランス語よくわからんけど、白黒映画は久しぶり。
俯瞰したなんでもない画が綺麗だった。

Albertine ou Les souvenirs parfumés de Marie-Rose 

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リアルだった。フランス語がわかればもう少し観点違うかも。
音の使い方やばい。そこで爆発音?そこで笑い声?みたいな。
眉毛が繋がりそうなのは気になったけど、そこはノーコメントでも
マリーローズの香りは感じれなかった…。

マリーローズの香りのする思い出
Les souvenirs = 思い出

Mor'vran La mer des corbeaux

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1930年代のドキュメンタリー映画。白黒。サイレント映画。
船体からのカットが妙にぬるぬる動いていて、あれだけカメラが違うのかと疑問に思う。
当時の漁師の船、そして人の表情が良かった。
エンジンでは動かない船の航海はとても危険がつきまとう。
波強すぎて転覆しそうなシーンがすごくリアル。
ハンチングの髭おじいさんがめちゃくちゃかっこよかった。
フィルムの汚れが味を引き出していて良い。

7호실(7号室)

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隠し事は良くないw
笑えるポイントが韓国ぽい感じがあった。
ゴリ押しする性格の主人公なのか、作り手の国民性なのか、他の国にはない感じのあるストーリーの運びだった。

God Help the Girl

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若者たちって、思うようになってしまった。
若い。
何かに向かってまっすぐに進む姿は眩しい。

主役の3人が今30代なのがすごい。
エミリーハンナオリー

緑が多く、カラフルな服装に主役たちが際立つ。
スコットランドのグラスゴー行ってみたい。
イギリスが舞台なだけに、サポートメンバーの雰囲気が完全にビートルズのポール似。ビートルズは永遠に僕らの象徴だ。

家に帰ろう

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寂しさ、哀愁を漂わすような色づかいや
おっかない恐怖を表す世界観がよかった。
最後の沈黙の覚悟がなんともいえない良さを表している。
戦果の巻き込まれた人々を助ける気持ちがあった人もいたこと、誰しもが攻撃ばかりしていたわけではないということ。その後から学べることはたくさんあると思った。

楽園

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村八分
ここまで酷いモノはなかなかないが、もっとグレーなモノは今もあらゆるところであると思う。
一つの事件から何でもない日常が戻るが、本当は戻っていない恨みや妬み憎しみが村には残る。
残った村人の情が見えもしない犯人をつくりだす。嫌がらせの日々がエグい。

1人の犯人では無く、残された村人へと移っていたような気がした。

トルソーに着飾られた服が風に揺られる。
緑に覆われた大自然に、人の残滓が表れる。
ドローン撮影の景色がドロドロに溶ける全てを浄化するような表しだった。村の人々の断片的に映される点の世界が、線で結ばれる。

事情聴取する刑事役に、田中要次さん出てるのがいいな〜と思った。

プール

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日常。
もたいまさこさんと小林聡美さんの良さが際立つ映画。
なんでもない、ただ美しいねぇ。ってかなり難しいことな気がする。
主題歌をハンバートハンバートの遊穂さんが歌っているのもまたいい。

出てくる食事がとても気になった。
舞台となった、タイ チェンマイの料理を探ってみたい。
揚げバナナのレシピ
フードスタイリストは飯島さん→本はこちら

ストーリー・オブ・マイライフ

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海辺のロケーションが素敵だった。
衣装、美術の真新しさが少し気になった。映像の色調との相性なのだろうか。
大衆的な感じに思えてしまい、壮大ですごくしっかり作っている感じがあったが、好きな感じの色味ではなかった。気分的な問題だろうか。
ただ、時代背景は大好きなポイント。若い彼らの心情が動く感じや、自分たちの世界がしっかりある年頃の表現がとても素敵だった。
女子同士がはしゃぐ感じ、役者はさすがだ。
女性のヘアスタイルが最高に良かった。
大人の視点というより、若者たちの視点に寄ったものを描いた映画に見えた。

パンとスープとネコ日和 (ドラマ)

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相手に何かを伝えるときは自分の意思を持って伝える。そうしないと何も始まらない。伝えないとそのままスーっと進んでしまう。そのまま進むより、伝えた方がたのしいでしょ?

正に。
いい冒頭だ。

小鉢がたくさん並ぶ晩酌を一人で過ごす独身の彼女はすごいなと思う。
タマゴサンドうまそー!温かいな。
早速調べた。→ レシピ 

好きでさえあれば、最初は何をするかわからなくても始めたらいい。

彼女の担当の作家さんのセリフがかっこいい。

世田谷の知っている場所が多く出てきて親しみが湧いた。

一見しっかりした人柄にも、一見ツンツンした人でもおセンチな部分があったり、人生の中で気付かされることがたくさんある。
やさしい振る舞いにはやさしい人が集まってくる。
言葉は難しい、伝わる人には気持ちは伝わる。

良さに気づけないのは、後悔もない。

うまく言えないが、痺れた。
こうした愛ある言葉が多いドラマだった。
物語は日常のように進むけれど、そう進むからこそ、たくさんの気づきがあり、想いが伝わる映像だった。

ありがとうございました〜の店を出るとき、見ている自分も会釈をしてしまったのはここだけの話。


OOD TAXI (アニメ)

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全ての登場人物が動物。
会話や地名、起きている事柄などは僕らの現実世界とはなんの変わりないストーリーで進む。
小戸川のTAXIと関係を持つ、登場人物がそれぞれの時間を過ごすのがどんな伏線なのかと疑問を持ちながら進めていく。
もはやサウナシーンを使えば流行りでウケる。みたいなサブカルチャーの殿堂入りしたような感じが少し気持ち悪く感じたが、全ては動物のキャラクターに救われる、おもしろいストーリーだった。
TAXI系は基本カーチェイスシーンがある。

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