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ポイント失効で日々の積み重ねが水の泡に

長引く景気低迷の影響もあって #ポイント還元 が注目されています。
少しでもお得に買い物をしようと私のようにコツコツと溜めている人も多くいらっしゃるかと思います。
そんな消費者の最大の敵が『ポイント失効の罠』です。
案外知られていませんが日本では毎年500億円ものポイントが失効していると言われています。
中でも私自身が失効してしまったイオンカードは同様の被害者が多く、
Q&Aサイトでも問い合わせが多く寄せられています。

イオンカードはポイント期間が短い

イオングループで様々なポイントが貯まるイオンカード。
一般のクレジットカード利用200円ごとに1pt(0.5%還元)、イオングループ
の場合は2倍になるケースがあるので1%還元というカードです。
毎月20日・30日は5%オフのキャンペーンや、ポイント増額のキャンペーンを
実施していてお得そうに見えますが思わぬ落とし穴があります。

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イオンカードは誕生月の月末にポイントが失効するという特殊ルールのため
見落としがちな上に有効期限が1年間と一般的なクレジットカードと比較して比較的短めです。
しかも1000ポイント未満では還元が受けられないので、980ポイントしか
残高がない場合は失効するしかないという不条理なシステムがあります。

顧客不在のUX

① 事前に案内がない
ポイント有効期限が1年のクレジットカードは他にもあります。
しかし一番大きいのは「事前にポイント失効の案内をしてくれるか」という
点がありますがイオンカードは一切案内がありませんでした。
これは消費者目線からすれば著しく不親切としか言えません。

② レシートなどにポイント残高が表示されなくなった
以前は購入時のレシートの下部にポイント残高の表示がありましたが、
2020年4月のサービス改悪から表示がされなくなりました
これでは店頭に表示されているボーナスポイントが正しく付与されたか
分からないだけでなく、ポイント残高が確認できなかったり有効期限も
確認できないので不親切極まりないと言わざる得ません。
(顧客要望として意見箱に入れましたが改善予定なしとの回答でした)

なぜこうなってしまったのか。

それはイオンクレジットサービスの社員が自社のサービスを利用していない事に他ならないと思います。
自身が利用していれば不便だと誰でも分かる内容なのに放置し続けるという
あたりに企業姿勢が透けて見えます。
イオンといえばマスク強要問題が話題になりましたが、ありたいお客様像を
勝手に描いて「ありたい様にサービスを提供している」様に感じます。
今はデフレの追い風もあり業績も良い様ですが、この様なやり方がいつまで続くのか注視したいと思います。

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