Unity1Week参戦記
お久しぶりです。hidev_です。
Unity1週間ゲームジャムというイベントに初参加しましたので、興奮冷めやまぬうちにnoteを書いてしまおうと思います。
Unity1週間ゲームジャムとは、当日発表のお題に沿って、Unityを使って1週間でゲームを作り、1週間で参加者のゲームをプレイ・評価し、結果発表するイベントです。現在は年3回くらいで開催しているようです。
今回のお題は「逆」で、現時点で330件以上もゲームが投稿されています。
今回はこのイベントへの参戦記ということで、初日から投稿し、評価されるまでを振り返りながらnoteに残したいと思います。
今回作ったゲームについて
「ムーンウォーカーをさがせ」というゲームを作りました。
逆歩き(ムーンウォークをしている)人を探すというゲームです。逆要素はムーンウォークだけ・・・。前回のお題が「さがす」だったので、前回と丸かぶりだったわけですが、投稿するまですっかり忘れていました・・・。
はじめに
以前からUnity1週間ゲームジャムには参加してみたいと思っていましたが、ツイッターで見かける方々の完成度の高さ故、ハードルが高いと思って参加できずにいました。
しかし今回の私は直前までUdemyでUnityの学習をしていたこともあり、何かアウトプットしてみようと意気込んでいました。そんな中、ちょうどUnity1週間ゲームジャムの開催があるということで参加することにしました。
1日目(2月24日):準備
まずはunityroomに投稿されているゲームを遊んでみたり、お題の「逆」について調べたり、AssetStoreを漁ったりました。
1日考えても良いアイデアが全然浮かばない為、直近で学んだことの復習とアセット周りの学習を兼ねて、とりあえず作ってみる方針で進めることにしました。
適当にアセット並べて歩かせて遊んでいたら、逆向きに歩かせることを閃きました。他に何も浮かばない為、このアイデアで強行することにしました。
この時はアイデアが全然浮かばないまま初日を終えていたため、相当焦っていたと思います。
2日目(2月25日):開発開始
どうにかしてアイデアを絞り出したので、ここからはメインとなるゲーム部分を作っていきました。ここから余裕が出たのか、参戦ツイートをしました。これで後には戻れなくなりましたが、モチベーションは上がりました。
テストプレイをしてみると、常にアセットが動いている為、誤クリックしてしまうストレスがありました。DOTweenを使って赤い▼のカーソル表示させ、初回クリックは「選択」とし、2回目のクリックで「決定」とすることで改善しようとしました。
3日目(2月26日):UI実装、タイトル画面作成
ある程度ゲームとしての機能は充実してきた為、UIをメインに取り組みました。カメラを固定し、アイソメトリックな構図にしたので、残数や制限時間等のUIもその構図に合わせようと思いました。
※上記ツイートの「進捗なし」とは、25日が飲み会だったので、25日夜の進捗なしという意味です。
UIを実装し、メインとなるゲーム画面が完成したところで、タイトル画面も作りました。
4日目(2月27日):リザルト画面、ランキング機能作成
この日はツイートはしてなかったのですが、リザルト画面をつくり、ランキング機能を実装しました。
Firebaseとの連携も学んでおきたいと思い、ランキング機能は自作しようと決めていました。しかし、FirebaseSDKがUnityWebGLに対応していないため、結果としてはSimpleFirebaseUnityを利用したシンプルなHTTPリクエストでの連携になってしまいました。大人しくunityroom作者のnaichiさんが用意しているランキング機能に頼って他に時間を使えば良かったです。
調子に乗ってこんなこと言ってますが、このランキング機能は後にバグることに・・・。
5日目(2月28日):飲み会
送別会でした。朝帰り。進捗なし!
6日目(2月29日):逆要素の追加、仕上げ
タイトル、ゲーム、リザルトのそれぞれの画面を用意し、一通りゲームとして形になったところで、奥さんにテストプレイをしてもらいました。ゲーム内容はツボだったらしく、面白いと言ってくれましたが、内容が単調で難易度も低いという課題が見えてきました。
そこで、オブジェクトをおいて物陰を作ることで難易度を調整することにしました。ランダムに移動させていた為、長い時間物陰から出てこないアセットが現れてしまい、ストレスになりました。そこで、視点変更することで物陰を無くす機能を作ろうと思い、逆要素も持たせた【逆視点機能】を実装しました。
【逆視点機能】はスペースキーを押すことで、対極に配置してあるカメラに切り替えるだけの機能です。逆に難易度が跳ね上がりましたが、逆にアリかなと思ってそのまま残しました。(ちょっとヤケになっていたかもしれません。)
もう一つ、逆要素を追加しました。
それはクリア方法についてです。本ゲームは30人の中から3人のムーンウォークしている人を探すゲームです。対象をクリックすることで、ムーンウォークの逆向き(つまり普通に歩く人)に切り替えて、全員を普通に歩かせればクリアとなりますが、逆に全員ムーンウォークさせることでクリアできても面白いんじゃないかと思い、【逆クリア】を実装しました。
【逆クリア】は30人全員をムーンウォークさせることでクリアとなります。通常のリザルトでは探し終わったタイムを”クリアタイム”としてランキングに登録できますが、逆クリア時は”逆クリアタイム”として登録できるようにしました。ランキングではタイム横に★が付きますが、純粋なタイムでは負けているはずの人が逆にランキング上位にくるという逆要素を取り入れてみました。
逆クリアについては簡単に見つかっても面白くないと思い、説明文にそれっぽいヒントを記載しておくことにしました。誰か気付いてくれるだろうと期待していましたが、評価終了の1時間前にやっと見つけてもらえたという結果になり、失敗したなと思いました・・・。
「全ての人を逆転させてクリアです!」じゃ分かるわけ無いですよね・・・。
全然見つけてもらえないので、焦っている様子です。だったら最初から書いておけよって話ですよね・・・。
7日目(3月1日):投稿
一通り作り終わり、調整や逆要素も無理やり追加して満足した所で投稿することにしました。サムネや説明文を用意し、指示に従うままアップロードするだけです。unityroom最高です。
この日は結婚記念日だった為、進捗無しが確定していました。投稿が終わり、前回のお題が「さがす」だったことを思い出して、「うわーやっちまったー」なんて思いつつ、Unity1週間ゲームジャムへの初参加(開発)を終えました。
この時は遅刻して投稿すると評価対象外になると思い込んでいましたが、きっちり期限内に完成出来たので満足していました。
延長戦の8日目(3月2日):調整、サムネやり直し
評価期間の始まりです。他の方のゲームを遊んでみると、自分のゲームとの違いでいくつか気になった点がありました。
・BGM、SEの音量が大きい
音量調整してテストプレイはしていませんでした。自分の環境ではちょうど良かったのですが、他のゲームを遊んでみると音量がバラバラで調整することが多くありました。その状態で自分のゲームのランキングを見に行ってみると、大音量でした・・・。すぐに調整しようと思い、とりあえず小さくしておきました。(どうするのが正解なんでしょう・・・。推奨設定とかあるんですかね?)
・サムネイルが面白くない
当初はタイトル画面のスクリーンショットをサムネイルに使っていましたが、他のゲームではgifのサムネイルが多く、静止画サムネの自分のゲームが面白くなさそうだと自分でも思ってしまったので、こちらも音量調整と合わせてすぐにgifサムネに変更しました。
バグの12日目(3月6日):ランキング表示バグ改修
指摘してもらうまで気付きませんでした。血の気が引くとはこのこと。クエリミスにより51件目から表示出来ないというバグでした。しょぼい・・・。勿論すぐに対応しました。
結果発表の14日目(3月8日):評価期間の終わり
評価結果はこのような感じになりました。平均点な感じだと思います。操作性はちょっと考えて作ったつもりでしたが、クリックしか使わないゲームだしそんなもんかなと納得することにしました。悔しい。
終了時点で91人に評価して頂きました。ランキングを見ると何回も遊んでくれた方も居ました。これは本当に嬉しかったです。遊んで頂きありがとうございました。
延長戦の15日目(3月9日):ゲーム制覇
初参加ということで、どうせなら遊びつくそうと思い、毎日ゲームしてました。評価期間を少し過ぎてしまいましたが、当時の投稿されていた全ゲームを遊ぶことができました。
どれも面白く、皆さんのアイデアに驚かされるばかりでした。
終わり
Unity1週間ゲームジャムがこんなにも楽しいなんて思いませんでした。次回も参加したいと思います!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
【自分用】未来の私へ・・・
明日の自分は他人ということで、自分用に次回参加時に気をつけたいことを残しておきたいと思います。
・ランキング・ツイート機能は必須だと思え!
ゲームを遊ぶ目的の一つになるし、これらの機能がついているゲームはどれも繰り返し遊べて面白い。次はツイート機能もつける!
・音量調整機能があれば悩まなくて済む!
音量大丈夫かな?と悩まなくて済むし、親切機能なのでつけておきたいね。他のゲームでは音量調整が嬉しいというコメントも多かった。
・サムネはgifで決まり!
ゲーム数が多いので、遊んでもらうにはある程度インパクトが必要である。面倒くさがって静止画にしたけど、知名度もないんだからこういう所ちゃんと頑張るんだぞ!
・隠し要素は隠すな!
気付いてもらえなかったら意味がない。そこまでやりたくなるゲームが作れるならいいかもしれない。なるべく遊び尽くしてもらいたいならカッコつけずにちゃんと書いておけ!
・ゲーム操作説明はゲーム内に要らない
自分が説明書読まない人だからって、ゲーム内に表示させなくても良さそう。Youtuberの動画を見るとしっかり読んでるし、多分みんなもそうだろう。今後作るゲーム次第だが、操作説明ボタンやチュートリアルで対応しよう。
終わり。
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