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はじめまして!ヒデです!
人口88000人。
店舗から見える景色はキャベツ畑と無人駅。
そんな立地でも1ヶ月予約が埋まる美容室を経営しているヒデです。
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はじめまして。
と、その前にお前誰よ?
そして美容師じゃなくて酒屋かよ!
って突っ込まれそうなので、簡単に自己紹介させてください。
自己紹介
私、本名:鈴木日出寿(スズキヒデトシ)44歳の美容師です。
写真は酒屋の前掛けをかけながら掃除してた時の写真です。
経歴はというと、20代は都内の大手美容室に入社した後、美容業界ではちょっと有名な方のお店で働かせていただいたり、フリーランスという働き方がまだ少なかった時に原宿のとある美容室でそんな働き方をしたり、はたまた1000円カットで1日70人カットしたこともある美容師です。
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当時の私は、仕事して終わったら飲みに行って、また仕事して飲みに行っての繰り返しで、毎日どうしようもない生活を送っていました。
そんな生活をしていた時、自分の身に起こったことがあります。
それがパニック障害。
ある時、お客様から
「顔色悪いよ。何か悪いものでも取り憑かれてるみたい」
そんな言葉をかけられるようになりました。
それからしばらくして、私は電車に乗るのも過呼吸になったり、人と話すと白目を向いて倒れてしまうようになりました。
そして、考えれば考えるほど闇の中を彷徨うようになり、住んでいたマンションから飛び降りようと何度もするようになりました。
そして美容師を辞めました。
それが27歳。
記憶のない1年
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東京に一人ではいられなくなった私は、実家のある千葉県茂原市(ゆうこりんと一緒)に戻りました。
というか病院にいた私を父親が車で連れ帰ってくれたのです。
この当時の記憶は今でもうろ覚えです。
どれくらい時間が経ったのだろう。
病院と家の往復。
何錠も出される薬を1シート2シートいっき飲みしたこともある。
そしてまた運ばれる。
そんな繰り返し。
ただ美容師をやりたいという気持ちだけがまだ少しあった。
そんな時見つけたのが実家に置いてあった、大好きだった先輩が残した絵と歌。
一緒にギター弾いて、朝まで飲んで、髪の毛を切り合ったりするほど仲良かった先輩が、天国に行く前に残した言葉。
「美容師やりたいよ。お前は最後までやれよ」
このままくたばってたまるかと空を見たら、もう1年が経っていました。
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美容師復帰
28歳になった私は地元の美容室に就職しました。
そのお店はスーパーに併設しているお店でした。
賑やかな店内。
ここから再起を図るにはどうしたらいい?
新しくリスタートするためには目標が必要だった。
掲げた目標は3ヶ月で指名100人。売上100万。
休み返上で働いて達成した時は、死んだ気になればできるなということだった。
3月に入社して12月の売上は200万まで上げられるようになっていた私は、副店長という肩書きまでいただけるようになっていた。
そして1年過ぎた頃、当時一緒に働いていた現在の妻と独立できるんじゃないか?ということを考え始めました。
それから9ヶ月後の12月16日に開業しました。
独立
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2008年12月16日に、hair space G.O.D(ヘアースペースゴッド)をオープン。
独立と言っても妻もスタイリストなので、二人で立ち上げたお店です。
家族のサポート、友人のサポート、たくさんの方に支えられて出来上がった店を何よりも大切な神様という名前をつけました。
ゴッドにはそんな意味が込められています。
そこから美容師と経営者としての道が始まりました。
ただ当時の私は経営の勉強をすることもなく開業してしまったので、とりあえず売上たててバンバン店出そうとバカなことを考えていました。
そして、利益も悪くないし、スタッフもいるし、と何も考えず、ノリと勢いだけで、わずか1年半後に2店舗目を出店しました。
悪夢の2店舗目
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2店舗目はカットとヘッドスパのみの店RICHを作りました。
私自身が1000円カットで働いていたのと、ヘッドスパの専門店がなかったからという単純な理由で作りました。
マーケティングも何もしていない状態、ノリと勢いで出店したはいいがスタッフが見つからない。
オープンまでに何とかスタッフが見つかったが、オープンしてもお客様が全くこない。
来る日も来る日もお客様は足を運んでくれませんでした。
そうなると当然のことですが、本店である売上のみで2店舗なんて運営できるわけもありません。
運転資金はズルズルと無くなっていきました。
3ヶ月経った時、追加融資をして何とか資金繰りを立て直し、そこからスタッフと一緒に近隣に折り込みしたり、手配りしたりして何とか集客できるようになってきました。
スタッフの協力もあり、10ヶ月経った時にようやく黒字化。
その時の私のスケジュールは仕事が終わってからポスティング、休みの日は2店舗目に出勤、休みはゼロでした。
9年目の出来事
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2店舗目も少しづつ売上が上がり利益もぼちぼち、1店舗目も何とかやってきて、このままいくのかななんて勝手に勘違いしていた私に、またまた大どんでん返しの出来事が。
2店舗目のスタッフから営業中にLINEが。
「今月で辞める」
えっ、しかもみんなで?
何それ?
そこからLINEじゃなく、大人としてちゃんと話がしたいと伝えて話をした結果、1ヶ月延長で退社という結果になり、2店舗目は閉めることになりました。
2019年3月。
9年経った時に残ったのは妻と二人で作ったG.O.Dだけでした。
高単価&高リピートのブランド店に
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2店舗目もなくなり、1店舗になった時にふと気がつけば新規集客ができていない現実、そして失客数が増えている現実でした。
バタバタしていて、何もやれていなかった自分の経営。
ここからまた始めようと心機一転、高単価&高リピートののブランド店にしようと考えました。
どんな店にしようかと考えていたとき、以前読んでいたブログで2ヶ月予約が取れない店があったなと思い出し、ゴッドも1ヶ月予約がとれない店になろうと決めました。
目標もきまったので、その店をリサーチすると次回予約をとって予約を埋めていることを知りました。
そこで、自店でも次回予約に取り組もうと思い、お客様に告知し、次回予約をしてくれた方に割引サービスを追加しました。
そして自作でホームページを作りました。
メニューは高単価のメニューで、このメニューを店頭でもお伝えしていこうとしました。
結果どうなったかというと…
何も起こらない。
というのは大袈裟で、新しいメニューのとり組みや口コミで少し新規のお客様が入るようになりました。
しかし次回予約率は満足いく結果ではありませんでした。
2019年の12月の時点でなんと5%足らずでしたから満足しようにもできません。
それでもめげずに、自分の信じた道をいこうと講習に行ったり、単価の上げ方の本を読んだり、ネットで調べたりしていました。
試行錯誤、いろんなことを試したりして、少しづつ次回予約も浸透してきて2020年の11月の時点で次回予約率は19%になりました。
3度目の悪夢
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数字的には全然ダメ。
ほとんど成果なしと言ってもいいくらいの数字ですよね。
センスないのかなぁと考えていた11年目の店舗契約の更新の時でした。
大家さんから突然
「店を閉めようかと思う」と言われパニック状態に陥りました。
えっ、嘘でしょ?
なんで?
何か悪いことした?
私たちは夫婦で美容室をしているので、 40歳を超えて失業宣言されたのです。
不動産屋を交えて交渉したい結果、あと4年の猶予期間をいただきました。
撤退しなきゃいけないのは2024年の10月。
やるなら今しかねえ
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そんな断崖絶壁に立たされ死刑宣告された私は、何とか失業しないために、そして自分たちの居場所を守るために、自分の店を最初から建てることを考えましたが、4年前に家を買ったばかりだし、事業の借金もある。
店をおっ立てようにも建てられる訳がない。
そしてこんな数字じゃ誰も振り向いてくれない…
絶望の淵に立たされた私が考えたのが、
「予約で溢れる店にしちゃえば大家さんも出て行けと言えなくなるんじゃね?」
という淡い期待ともうひとつ。
自分の店をモデルにしてコンテンツを作ってやる!
という思いがフツフツと湧き上がりました。
それから、事業設計を構築するオンラインサロン、SNS特化型のオンラインサロン、個人経営コンサル、TikTokコンサル、マーケティングコンサルで1年間みっちり学びました。
すると今まで伸びなかった数字は少しづつというか、劇的に伸びていきました。
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そして1年後。
人口88000人。
店舗から見える景色はキャベツ畑と無人駅。
そんな場所でも、1ヶ月予約が埋まる美容室を作ることができました。
そして、これを書いている今
次回予約を確立したリピート戦略というコンサルティングを始めるまでに至りました。
ノートでは私が学んできた内容を少しづつお伝えしていきますので、良かったら読んでいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
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次回予約のことや集客のこと、美容室にまつわることなら何でも大丈夫ですのでお声がけください。
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