見出し画像

◯△□の経営・経営曼陀羅の詩2021

■◯△□の経営・経営曼陀羅の詩2021

これは、
以前に作成した感性経営曼荼羅図之詩を
2021年5月に改訂したものである。

「みんなの経営物語」や
「経営積み木」等の世界との整合を図るべく
改訂に着手した。

曼荼羅図は手を加える必要が無かったため
訂正はしていない。


◯△□の経営・経営曼荼羅図の詩2021
             作:山本 英夫


それ、天地自然、宇宙を司る三つの働きあり。
調和、合理、統一、即ちこれなり。
この三つをば、感性の三作用と称す。

感性ありて、いのちあり。
いのちありて、人あり。
人ありて、社会あり、あまたの組織あり。
家族あり、行政あり、営利・非営利団体あり。

人ありて、「おもい」あり。
「おもい」ありて、業を為さんとする者、
これ、起業者・創業者なり。

その「おもい」に、夢あり、希望あり。
されど、その「おもい」、混沌たり。
「おもい」を現実にせんとするに当たり
遠き企てと、近き企てあり。

「おもい」あるとも、
哲学ある者少なし。
「おもい」ありて、哲学あらば、
さらに強し、さらに優し、
さらに広し、さらに深し。

哲学あらば、理念生まる。
世に役立たんとする想い溢れ出(い)で、
自ずと身体動く。

動く先にお客様あり。
お客様集まりて、市場を成す。
お客様に、困り事あり、求むる事あり。
それに応うる業持つ者あり。

お客様・市場を巡りて、仕事行き交う。
価値の流通、経済の流通、ここに生ず。

ある者は、お客様に向かい、
ある者は、新しきものを生まんとし、
ある者は、人と人とをつながんと欲す。

行動が先にして、数字はこれにしたがう。
為すべき目安に向けて、時を修め、
行ないを律すべし。

為すべき事に向けて、心整え、情報整え、
人を整え、物を整うべし。

部下を持つ者、「不完全性の自覚」に基づき、
さらに謙虚さを増し、
自らを修むるとともに、部下にも心致すべし。
真心をもって、接すべし、育むべし。
至らざるを当然として、支援すべし。
部下の成功をもって、自らの成功とすべし。

自らも、部下も、
定められたる基準に準ずべし。

組織の法に従いて、
相寄りて、定めて会議を致し、
為すべき目安と為すべき事とを照らし合わせつつ
行いし事、成したる数字を味わうべし。

目安に至らざる時は、
その至らざるゆえんを明らかにし、
為すべきを為して、至るべく努むべし。
目安に至るまで、為して為して、ひたすら為すべし。
KAIZENにKAIZENを重ね、
小なるKAIZENを為して、大なるKAIZENと成し、
改革・進化と至らしむべし。

日々、為すべし。
週々、為すべし。
月々、為すべし。

経営とは、
基本を徹底し、
目標を明らかにして、
行動するものなり。

形に表すならば、
基本は□、目標は◯、行動は△なり。
その3つの形を用いて経営の全体を表すならば
□を下に、◯を上に、△を中ほどに置いた
◯△□のピラミッドとするなり。
これを「◯△□の経営ピラミッド」と言うなり。

また、経営を働き・営みとして表すならば、
「売る」、「つくる」、「管理する」の三つなり。
「つくる」は、
「創る」と「作る」の二つの意味を含むものなり。

「売る」、「つくる」、「管理する」を、
よりよき状況づくりに向け、
変え続けることこそ経営なり。

全体を鳥瞰し、「全体最適」を期して
整えつつ変化せしむることこそ経営なり。

半期に至りて、心落ち着かずんば、
さらに感性に聴くべし、
現場に問うべし、人に問うべし。

半期に至りて、数字満たずんば、
さらに理性に聴くべし、経理・財務に問うべし、
市場情報に問うべし。

感性も、理性も、得心するまで、自問自答すべし。
現実への異和感の中に答あり。
感性はすでに知れり。
すでに知れる感性の曇りを除くべし、磨くべし。

遠きと、近きとを分くべし。
すべきと、止むべきとを分くべし。
判じ難きは、分らぬものとして明らかにすべし。
分らぬことは、恥ずべきことにあらず。
分らぬことを分らぬこそ恥ずべし。

組織として、人に仕事を分けたる上は、
文書にて情報を知らしめ、共有すること肝要なり。
部下より思いを吸い上げ、部下の思いを反映せしめ、
事を企て、文書に明らかにすべし。
もって、総意を確定せしめ、皆に知らしむるなり。

ついては、哲学・理念を明らかにし、
戦略を定め、戦術を案ずべし。
この順、違うべからず。

戦略の過ち、戦術にては補えず。
戦略は二者択一の決心なり。
戦術はあの手・この手の千の術なり。

知恵は、ひたすらそれを求むる中に授かるものなり。
求むるに重宝なる見方・考え方・進め方あり。
それ、「電球エンピツ発想法」と言う。

「123の視点」に立ち、
「PSOの発想と思考」に依りて進むべし。

一二三は老子の道なり。
「1」は一元、全一、一如なり。
「2」は陰陽、プラスマイナス、対存在・両犠牲なり。
「3」は結界、宇宙、存在界なり。

Pはプラス発想プラス思考なり。
Sはシステム発想システム思考なり。
Oはお役立ち発想お役立ち思考なり。

しからば、
気づき、ひらめき、思いつき、加速す。
もって、忘れぬうちに、書き留むべし。
書き留めたるもの、白黒をつけ、整理整頓し、
「ABC-LM」の五つの法を用いてさらに進むべし。

Aはアナロジー発想・思考法なり。
Bはブレインストーミング発想・思考法なり。
Cはチェックリスト発想・思考法なり。
Lはラベル発想・思考法なり。
Mはマトリックス発想・思考法なり。

これによりて、知恵を尽くしたる後は、
要に応じて、文書にまとめ、
意志統一、情報共有を行うべし。

ともかくは、行動なり。
手・口・足を使いたる具体的行動なり。
行動は形で表すならば、△(サンカク)なり。
「人」という文字ほどよく収まり、
行動の方向も示している故なり。

6W3Hを満たしたる行動の中に確かなる道あり。
良き道具を用いて、行動を磨くべし。

また、経営とは三つのSなり。
すなわち、「整理・整頓・清掃」、これなり。

要ると要らざると、分らぬを区別し、
要らざるを捨つべし。
分らぬものは、改めて整理すべし。
なお分らぬときは、上司に相談すべし。
分らぬこと上司の問題となりて、ともに図らば可なり。

「要る」は◯にて表すなり。
「要らざる」は×、すなわち□にて表すなり。
「分からぬ」は△にて表すなり。

これまた◯△□にて表せるものなり。

さらに、
要るものは、
誰でも、いつにても、
すぐに取り出(いだ)せるよう配置すべし。
これを整頓という。

環境を整えし後は、磨き上げ、
光り輝くよう配慮すべし。
これ、清掃の要諦なり。

年々歳々、
行動をもってこの曼陀羅図を巡るなり。
行動、巡り巡りて、生成発展す。
巡らざれば、すなわち廃る。

巡る中で、人育つ。
人育ちて、業を営々と続く。
人育つ限り、企業は不滅なり、永遠なり。
人育つるを怠り、数字に走り、財に走るは、
衰退の道なり。
心すべし。人を育て、しかる後に数字を支うと。
数字を先にして、人を後にすべからず。

因果律を超えて
自由律にて物事を進むるべし

曼陀羅回せば、生成発展し、
回さずんば、衰退消滅す。

これ、曼陀羅は独楽に似たり。
速く回るほどに止まりて見ゆ。
動なる安定と言えり。
止まりたる安定はあり得べからず。

これ、曼陀羅はプロペラにも似たり。
羽根に傾きあるが故に、空気の抵抗あり。
それを以て飛ぶ力に転ず。
禍い転じて福と成すがごとし。
抵抗無くして、飛ぶことあたわず。
人の世における問題事もこれに同じ。
問題あるが故に、自己実現あり、組織実現あり。

天を仰ぎて、北極の星に向けて飛ぶべし。
志を持ちて、おのが星に向けて、
さらに飛翔すべし。


よろしければ、サポートをお願いします。そのサポートで事業活動を続けていくことができます。 「おもい」もしっかりと受け止めて、生かしていきます。あなたの人生と運が開けてきますように^_^