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5歳の娘、パパのお弁当を作る

「わたしもやりたい!」
「お手伝いしてくれるの? ありがとう!!」

5歳の娘のパパのお弁当作りが始まった。

なんでもやりたがる5歳

早起きする娘に合わせて起きている僕は、
出社までの時間を有効活用するため、自分の弁当を作るようにした。
弁当といっても、ほとんど冷凍食品の詰め合わせ。レンジで解凍して、弁当箱に詰めるだけのもの。
昼食代も浮くし、ちょうどいいと、思いつきで始めた。
その様子を側でみていた5歳になったばかりの娘が、「私もやりたい!」と言い出した。
とはいうものの、娘に任せると、やっぱり時間がかかる。
ひとつ一つ作業を教えていくのも、時間をかけてできるものか? 
弁当箱をひっくり返して大惨事、服を汚して、お着がえして……とそんな不安の頭をよぎる。

あれ?! こんなに器用にできるの!? 

とにかく一緒にやってみた。
まずご飯、しゃもじで弁当箱に入れる作業。炊飯器が、熱いので、ひやひやしながら側で見る。「ここ触ったらら熱いから気をつけてな」注意はそれぐらいで、思いのほか、丁寧に詰めるだけことができている。
思っていたより、しっかりと、やれる。

次に、ソーセージ、たまご焼き、ほうれんそうのお浸し(小分けの紙皿入り)。これらが、ちょっと難関……。大人用のお箸を使って入れようとするから。普段、ごはんを食べるときは、補助のお箸。でも、それはリュックの中、いつものお箸使う?と言っても「わたし、できるもん!」と言ってきかない。大人用の箸で、ソーセージをお箸ではさもうとするが、なかなかつかまらない。つかみかけては、すべり落ちを繰り返し、ようやく1つをお弁当箱に入れることができた。でも一生懸命やりきった。おかずをお弁当箱にいれる度、「すごい! もうお姉ちゃんやね。大人用のお箸を上手に使えるようになったね!」とほめまくる。
彼女は見た目もこだわる。きれいにおかずを並べるのが楽しいらしい。
おままごとの延長でやっている。

きれいにおかずが弁当箱におさまったら、
「きれいに入れてくれたね! パパがするよりおいしそう!」
喜ぶ娘。

そんなこんなで、ようやく詰め込みが完了した。
娘は粘り強く、最後までやりってくれた。

はじめこそ、少し時間がかかったが、二日目以降、おかずをお皿にのせ、弁当箱を置いておくと、自分でどんどん勝手にやってくれる。
驚いたのは、1週間ほど経ったころ、お箸の使い方が抜群にうまくなっていることだ。
また、手際よく作業をてきぱきと進めていく姿に、成長したなあとしみじみ感じる。
今では、娘が勝手にやってくれる。
娘がお弁当を作ってくれている間に、僕は、朝風呂。
ゆっくりとできる。ほんとに助かっている。

おはしの使い方もマスター!

娘が、一気にいろんなことを器用に、丁寧に、しっかりとできるようになっていることに驚く。教えたことの飲み込みと、自分のものにするスピードがとても速い。

達成感・喜び・有用感

お弁当作りは、完成したときの達成感がある。また、自分のためでなく、パパのためにやってあげているとう気持ち、自分が一生懸命、人のためにやったことを、喜んでくれる、感謝してくれる、そんなことを体験させるいいタイミングになっている。

ピカチュウのお弁当箱を持って行かされる……。

最近は、弁当箱も選んでくれる。「こっちのほうがかわいいでしょ? 私の、貸してあげる💛」と。娘が遠足で使うために買ったピカチュウのお弁当箱。いいおじさんが、ピカチュウのお弁当箱。娘は、親が思っているよりきっといろんなことができるのだ。5歳の娘に、いつまでも、3歳児のイメージを引きずっていた。娘の成長の速度に、親がついていけていなかったと反省。きっと娘は、パパが思っているよりいろんなことができるはず。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!!

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