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想いが、めぐる。世界が、ひろがる。

先日、おすすめ本交換会を行なった。

(やってみたいと思った際の詳しいことは以下に書いてあるので、もし良かったらこちらも合わせて読んでみてください↓)

ありがたいことに、2人が一緒にやりたいと声をあげてくれて、やってみたいことが形にできた。(内1人は当日体調不良で参加できずで、結局2人でやった。次回はぜひ!!)

そこでは、想像していたよりもとても素敵な時間を過ごせた。

今回、登場した本たち

新しい世界への扉

この会を通じて、自分の中の世界が広がった。

普段の自分なら絶対に手に取らないであろう本、ジャンルとの出会いがそこにはある。

世の中にはこんな本があるのかと改めて思い知らされた。

絵本

『はかれないものをはかる』

絵本は子供が読むもの。

そう思っていた。
が、その考えが壊され、絵本の世界への扉が開いた。

そこで出会った絵本は、自分の知っている「絵本」ではなかった。

アート、芸術、そんな言葉で表現できうるものだと感じた。

絵、言葉、余白、、

そこに広がる世界はとても味わいの深いものであったし

美術館で絵画を鑑賞した後の、
コンサートホールで演奏を聴いた後の、
映画館で映画を観た後の、

あの余韻が広がっていた。

「これはこういう風に自分は解釈した」
「あそこが良かった」
「そこが自分には刺さった」

そんな楽しみが、味わい方ができる作品が、そこにはあった。

ヨーロッパでは学問として絵本があるらしい
数学、哲学、建築、、
さまざまな学問の結晶として絵本があるらしい。
そんなこと今まで知らなかった。

自分の中で絵本というものを再発見できたし、絵本という新しい世界が広がった。

ジブリ

『元気になれそう』
宮崎駿が『魔女の宅急便』をつくる初期段階で描いた絵と詩がまとめられてる

そして、ジブリ。

スタジオジブリについて、自分は単に映画を多少観ているくらいで、特段何を知っているかというと何も知らない。

今回、ジブリに関する愛を語ってくれた。
そこにはジブリの世界が、造詣が広がっていた。

その世界の扉を少し開けてくれた。
その世界の中に入るきっかけをくれた。

これが新しい世界との出会いだ。

ジブリのそれぞれの作品に関して(ストーリーやその解釈ではなく)美術的な観点から解説しているみたい。ジブリへの愛を熱弁してくれた。そんな想いをこれから読むのが、とても楽しみ。


ジブリ公認スタジオのスタジオポノックの第二作『屋根裏のラジャー』。の、パンフレット。これも広義の本だよね(笑)と、、持って来てくれた。

ジブリ作品に長く関わり続けてきた人が独立して立ち上げたスタジオポノック。ジブリとの関係性など、たくさん教えてもらった。

関東ではもう横浜でしかやってなくて、滑り込みで観に行けた。

すごく良い作品だった、めちゃくちゃ泣けた。
絵も、構成も、歌も、全部素敵だった。
何回も観たいと想うものだった。でももう上映終わってしまう、、本当に滑り込みで行けてよかった。

悲しみも、喜びも、全部全部忘れないよ。
だから、大丈夫。

作中には、図書館が登場する。
本の数だけ世界がある。本により世界が創造される。
だからこそ、図書館は、本は、無限の世界だ。
このシーンからも、よりたくさんの世界につながっていきたいと感じた。


絵本、ジブリ。

今まで自分の中にはなかった広い世界が、目の前に広がった。

新たな世界との出会い。この扉を開けると、自分の中の世界が広がる。

そんなきっかけをもらえたことがすごくありがたい。

深まり、つながる

この会を通じて、参加者に対する理解が深まった。自分に対する理解が深まった。

その人の蔵書を知ることが、その人の人となりを理解する一助になると思う。
その蔵書がその人を作り上げている一部分であるし、形作られている哲学の一部分でもあるからだ。

だからこそ、

その人の心に残っている本、
その人の中のおすすめの本は、

その人の人間を理解する上でとても重要なものの一つだ。
そして、それを知れることがその人の人間を知ることに繋がる。

この本に対してどう感じているのか
どういうきっかけでその本に出会ったのか
何を感じてその本を手にすることにしたのか
その本から何を受け取ったのか
その本を紹介するときにどんな風に紹介するのか

そこにその人の色が出る
その場を共にすることでその人のことがよりよく知れる

そして、翻って、それは自分にもそう言える

自分のことを改めて知ることができる

そして、お互いにお互いのことをよりよく知れるきっかけとなる

「あなたにはこんな面があったんだ」
「だからあなたはこういうものの考え方をするのか」
「だからあなたはそういう風に世界を見るのか」

理解できるとなんだか面白いし、嬉しくなるよね

そして、みんなそれぞれ色があることに対して、それがとても素敵だと改めて感じられる。

その人のことを知れることで、つながりが増した、そんな感覚がある。

そして、それをいろんな人とすることで、いろんな人とのつながりがより増えていくし、増やすことができる。

想いが、めぐる。世界が、ひろがる。

この会を通じて、めぐらせたい。

良い本を。
社会における資産と言える本を。
著者の魂を。
本により動かされた心を。

自分の中だけにしまっておくのはもったいない。
自分の棚にだけ置いとくのではもったいない。

その本が世の中にめぐることで、世界には何か新しいことが生まれるかもしれない。
めぐる流れを作ることで、世界が良い方向にめぐっていくかもしれない。

そんなことを考えている。

本が人の手から人の手にめぐり
その人たち同士のつながりが強化され
その人が自分なりの色を世界に表現し
その色が他の人の色と重なることによって、この世界に新たな色が生み出されていく

そんな素敵な輪をつくっていけそうだ
そんなことを感じた。

自分の世界をひろげ
この世界にその色をもって何かを還元していくことができたらそれはとても幸せなことだ。

「この本おすすめだよ」

そんな本が目の前の人に伝えられ
その人がその本を読み、
もしその人にもささったものであれば
その人も他の人に

「この本おすすめだよ」

そうやって人の手から人の手に渡っていく。

そこで渡っていくものは、

著者の魂。強い想い。世の中に対する表現。その人の生き様。

それに心を動かされた人の想いも乗っかって。

そんな、人のさまざまな想いを載せた媒体としての本が、さまざまな時代、環境をこえて旅をしていく。
とても素敵なことではないか。

そんな流れが世の中にできたら、とても素敵だよね
そんなことを思いながら。
またこの会を開きたいし、輪を広げていきたい。

また、やるよ

近いうちに、このおすすめ本交換会をまたやりたいと思っています。

色んな人と、色んな世界をひろげていきたい。新しい世界に出会っていきたい。

興味がある人はぜひお声がけください〜!
みんなでぼちぼちやっていきましょう!


2024.02.02

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