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退職までの家族会議

みなさま、こんにちは!

「ほどほど」な労力で
「そこそこ」なパフォーマンス

を出すことにこだわってきた

「ほどそこ」営業マン(自称)
ひでろうです。

自己紹介はこちら↓



そんな僕、ひでろうが転職を心に決め、
妻に退職を切り出したときのことを紹介します。
初めての転職への第一歩を踏み出した瞬間。
昨日のことのように鮮明に覚えています。

1.心落ち着かない一日の始まり

僕は転職先の内定を勝ち取った。

翌々日にはエージェント経由で受諾の意向を伝える必要があった。

内定は平日夜間に通知があったため、
翌日の夜に妻に話すことにした。

翌日、運命の日。
その日は朝から快晴でとても爽やかな初夏の陽気に包まれていた。

リビングに行くと、
0歳の娘がベビーチェアに座り、
はしゃいでいた。

その笑顔を見て心癒されてはいたが、
これまでの仕事でのシーンの数々が
脳内を駆け巡っていた。

この子は俺しか頼れないんだ。
俺がしっかりしないといけない…

そう自分に言い聞かせて、家を出た。

そうだ、こんな日こそ、
仕事に打ち込んで気を紛らわせないと…
と、頭では思っていたものの、
その日は全く仕事が手に付かなかった。

なかなかない機会だから、
これまでの仕事のことを振り返ってみよう。

眼を閉じて、
心を空っぽにして、
思いを巡らせた。

いつのことだか〜
思い出してご〜らん〜
あんなこと〜
こんなこと〜
あったでしょう〜♪

…あれ?

どうしたんだろう?

思い出せない???

いや、違う。

やるのかできるのかどっちだ!
今やるのかすぐやるのかどっちだ!

なんて毎日騒いでいた奴ら。

できやります!
すぐ今やります!

なんて慌てていた日々。

もう過去のことになっていくんだな…

そう考えると、
もはや過去のことは
どうでもよくなってしまったw


ということで、
会社や上司などに対する気持ちは
完全に冷め切っていた僕は、
清々しい気持ちでいっぱいだった。

ただ…

妻を口説かないとイケナイ…

ある程度理解は得ているつもりだが、
実際に話すとなるとちょっと身構えてしまう。

どうやって切り出そうか。

反対処理は…
営業的な論破はせずに…

いや、顧客相手じゃないのだから、
ある程度は論理で攻めていかないと…



ひでろうは きぜつした!

…とまではならないものの、
脳内でかなりの精神的なダメージを受けていたw

それからは上の空で、
その日の仕事のことは何も覚えていない。

情けないことに、
僕は家にまっすぐ帰れなかった。

自宅の最寄駅を通り過ぎ、
隣の駅で改札を出て、カフェに入った。

一旦頭を整理すべく、
妻に手紙を書いてみることにした。


2.妻への手紙

妻へ

いつも娘の世話をしてくれてありがとう。
夫婦からパパとママとなって3ヶ月。
あっという間だったね。

まだまだ、至らないところだらけの僕だけど、
一人前のパパになれるよう頑張るよ。

そんな僕が一つ、
決断しようと思っている事があります。

それは…
転職します。

娘が生まれたばかりの
このタイミングで
精神的な負担をかけることになるのは
本当に申し訳ないと思います。

この会社での自分の未来が見えないことは
以前に話した通りです。
その未来を変えようとトライはしました。
自分の体を壊さない範囲で、
できることはやったつもりです。
でも、残念ながら俺は悟ってしまいました。
未来を変えることは
「叶わない」
ということを。

このまま僕のメンタルを引き換えに
今の生活を続けることは可能です。

ただ、一度しかない人生だから、
次の環境で家族3人が幸せになれるよう
トライさせてください。

もちろん、貴女の意向も
大事にしたいと思います。

いつもありがとう。

ひでろう

よしっ、とりあえず書けた!

後は、アタックするのみ!

僕は家に帰った。


3.出さない手紙

家に帰り、娘を寝かしつけた後、
僕は妻に切り出した。

ひ「ちょっと話があるんだけどいいかな?」

妻「いいよ。転職するの?」

ひ「ちょっw …あっあぁ」

妻「ちゃんと考えて出した結論なんでしょ?」

ひ「もちろん」

妻「それなら大丈夫。私たちはあなたについていくだけよ」

ひ「ありがとう」

妻「頑張ってね!」

ひ「来週から今まで築いた会社の居場所がなくなるから帰ってきたら優しくしてね!」

妻「はいよー」

会議は秒で終わった。

…こいつには敵わないなw
全部見透かされている(°_°)
そう思った瞬間だった。

出さない手紙はカバンの奥にしまいこんだ。
何もかもお見通しか…
ポーカーフェイスには自信があったんだけどな…
まだまだ修行が足りないんだなw

…といったやりとりを終え、
翌日の出社に備えた。

明日からどんな毎日が待っているのだろうか…

続きは↓

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ひでろう
「ほどほど」に「そこそこ」なパフォーマンスを出すことに生きがいを感じる営業マン。 「営業はRPG」「No.1だけが営業ではない」がモットー。 家族のため、社会のためと、搾り取られすぎた雑巾にはなるまいと、日々自分自身と格闘中。 ピアノと野球と暴飲暴食をこよなく愛しています♪

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